天気「午前中 曇っていたが 今は晴れ」
今日、ようやく世界フィギュアスケート選手権の女子フリーを見る気になりました。まずは真央ちゃんが出ている第三グループの直前6分間練習を見ました、真央ちゃんがトリプルアクセルを跳ぼうとしてカザフスタンの女の子とぶつかりそうになって、よけて壁にぶつかりそうになりました。かつての羽生結弦選手みたいにケガしなくてホッとしました。
まずは第三グループから。ショート10位のアメリカ、ミライ・ナガス選手(日系アメリカ人)。さすがスケート大国ですね。ジャンプをする度に歓声が沸くは、リズムに合わせて手拍子するは、演技が終ったら総立ちで拍手喝采。ナガス選手は大会10日前急きょ出場が決まったそうで、でも大きなミスが無くて良かったです。フリーの得点は120.91で合計186.65、本人も納得した点数みたいでした。それより、インタビューで日本語が流暢になっていてビックリしました。
次、ショート9位の浅田真央選手。代名詞トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)が両足着氷になってそれが痛かったかな。後はとにかく演技が美しくて見とれているうちに終わり、ホッとした顔で「うんうん」と頷いていました。フリーの得点が134.43でショートとの合計が200.30でも本人は喜んで「疲れたあ」と言っていました。その後のインタビューの雰囲気では何か引退しそうな印象を受けました。
次、一人飛ばしてショート7位の本郷理華選手。やっぱ振付師が違うとこうも出来上がりが変わるのですね。ショートでは鈴木明子が振り付けをしたのですが、バラバラでグチャグチャなイメージでしたが、このフリーは国際大会のどこへ出しても恥ずかしくない演技でした。その証拠に、本郷選手も自信を持って演技していたし、アメリカの観客も「リバーダンス」のステップに最高の声援を送っていたからです。これこそが、華のある演技と言えるでしょう。得点は129.26で合計199.15でした。プログラム通りの演技が100点満点だとしたら、今回のフリーは99点だったと思います。来シーズンが楽しみです。
では最終グループです。まずショート5位のエレーナ・ラジオノワ選手。何か聞いた事があるなあと思ったら、映画「タイタニック」の曲でした。三つめのジャンプで壁にぶつかるかと思いました。キス&クライで得点を待っている間、上位3人の控室で真央ちゃんが靴を脱いでソファの上で正座していました。で、ラジオノワ選手の得点はフリーが138.11で合計209.81でした。それを見てラジオノワ選手は満足そうにうなずいていました。
次、ショート3位のエフゲニア・メドベージェワ選手。衣装の色といい、靴にタイツを後ろ半分にしかかぶせない所といい、美的センスが抜群ではないかとひそかに思っています。しかも、ジャンプのほとんどが片手を上げて跳んでいて、それもとても美しい上げ方でした。片手を上げると加点されるのですが、あんなに色々なジャンプで片手を上げられるのはこの選手だけでしょう。勿論、観客は総立ち。本人も終わったとたん「やったー」と叫び、フリーの得点は150.10。何と、この点数はキム・ヨナが出したフリーの世界記録を越えたものでした。勿論、ショートと合計したら223.86になりました。この選手、セーラームーンが大好きで、インタビューの時に日本語で主題歌?を歌っていました。
次、ショート6位の宮原知子選手。最初の3連続ジャンプの後に両手を上げて加点。完璧な演技で見ていて眠たくなって来ました。得点を待っている間、トップ3の控室ではメドベージェワ選手が浅田真央選手と嬉しそうに話をしていました。今、竹の子の様に出て来るロシアの選手達の中には真央ちゃんのファンがとても多いのです。どうやら彼女もその一人みたいですね。宮原選手のフリーは139.89で合計210.61でした。
次、ショート2位のアンナ・ポゴリラヤ選手。終わったとたん「やったあ」と泣き嬉し顔でした。演技は落ち着いていてとても丁寧で、大きなミスはありませんでした。得点は139.71でショートとの合計は213.69でした。もっと高いと思っていたのでしょうか、不満そうでした。
次、ショート1位のグレイシー・ゴールド選手。最初のコンビネーションジャンプで尻もちついて、後半に入って2番目のジャンプでトリプルをダブルに替えて来ました。拍手をいっぱいもらって終えました。フリーの得点は134.86で合計211.29。ここで宮原選手はトップ3の控室から脱落しました。
最後、ショート4位のアシュリー・ワグナー選手。初っ端から手拍子で、ジャンプの度に「ワー」と歓声が沸き、最後は何をしても歓声が止まらず、終わったとたんワグナー選手は「ワー」と叫んで目に涙を浮かべていました。こんなにも人を感動させる演技って凄いなあと思いました。フリーの得点は何と142.23でショートとの合計は215.39と2位になりました。アメリカでは10年ぶりのメダルだそうです。
というわけで、1位がロシアのメドベージェワ選手。2位がアメリカのワグナー選手。3位がロシアのポゴリラヤ選手。4位がアメリカのゴールド選手。5位が日本の宮原選手。6位がロシアのラジオノワ選手でした。ちなみに真央ちゃんは9位から浮上して7位に。本郷選手は一つ落ちて8位になりました。皆さん、お疲れ様でした。 ^^) _旦~~