天気 「初雪で アッと言う間に 雪景色」
今年も残すところ後3日ですね。パパの仕事も今日までです。パパが居るとうるさくてじっくり録画したフィギュアスケートを見られないので、今日中に全日本フィギュアスケート選手権の男子ショートプログラムとフリーを見たいと思います。と言っても、私が興味のある選手は宇野昌磨選手のみ。よって、今日は早く書き終わるでしょう。女子の方は誰が優勝してもおかしくないほど混戦していたので面白かったですが、男子はどんなミスをしようとも棄権さえしなければトップは誰だかわかりますからね。それがつまらないと言ったらそうですね。では、たった今見たホヤホヤのレビューを書きます。
テレビ局は4年前に現役引退したのにまた復帰してきた高橋大輔選手ばかり注目して「これはドキュメンタリー番組か」と一瞬思いましたが、第4グループの6分間練習の時間になったらサッと切り替えてくれたのでホッとしました。いつもなら宇野選手の紹介に大歓声が沸き起こるはずが、宇野選手より高橋選手の時の方が会場がひときわ高く「キャー!!」でした。高橋選手はこの全日本に来るまで近畿選手権から始まって西日本選手権で優勝して全日本まで駆け上がってきたのです。4年間のブランクを考えるとなかなか出来るもんじゃありません。というわけで、宇野選手しか興味が無かったのですが、ついでに高橋選手も見ようという気になりました。なので、今日はこの2人だけ追っかけをしたいと思いますw
まずは第4グループの1人目で18番滑走、宇野昌磨選手21歳。平昌オリンピックの銀メダリストです。朝の練習の時に足を痛めたとか。ジャンプ、跳べるのかなぁ。冒頭は得意の4(クワド)フリップジャンプ。これ1つ跳んだだけで基礎点11.00にGOE(出来栄え点)3.12加算されました。次の4トゥループ2(ダブル)トゥループのコンビネーションジャンプでは基礎点10.80にGOE2.38加算。ここまでで技術点の合計は27.30です。本当はセカンドジャンプに3(トリプル)トゥループを予定していたのですが、やはり足を痛めているのか2トゥループのコンビネーションジャンプになってしまいました。それにしたって、他の選手とはレベルが違いますね。3アクセルジャンプ(3回転半のジャンプ)でもGOEが加算されていたし、多分ジャンプの質が良いのだと思います。普通はこんなに加算されませんから。後はスピンもステップシークエンスもおそらく最高難度のレベル4でしょう。珍しくノーミスだったので片手でガッツポーズをしていました。キス&クライでは得点を見てウンウンとうなずきながら、真面目な顔で山田満知子コーチと話しをしていました。今日は樋口美穂子コーチは大人しく座っていましたw ショートプログラムの得点は102.06点(技術点56.81演技構成点45.25)でした。今日の結果は暫定1位でした。100点越えだもんねぇ。
さて次は3人飛ばして22番滑走、高橋大輔選手32歳。バンクーバー五輪の銅メダリストです。目標は「フリーの最終グループに入ること」だそうです。もう、リンク内に出て来ただけで「キャー!!」の嵐。4年間も引退していたのに、まだまだファンはいっぱいいるのですね。冒頭は3アクセルジャンプ、何とか両足着氷になりつつも堪えました。後は3フリップ3トゥループのコンビネーションジャンプも最後の3ルッツジャンプもノーミスでした。スピンとステップシークエンスは1つだけ最高難度のレベル4になりましたが、後の3つはレベル3でした。それを見ると4回転も跳べないし、レベルもとれないし。でも、正式に引退した時の浅田真央ちゃんと同じで、スケートが楽しくて楽しくて仕方が無いっていう状態でした。終わった途端、会場全体がスタンディングオベーションで、お花がリンクいっぱいに投げ込まれていました。ショートプログラムの得点は88.52点(技術点43.38演技構成点45.14)でした。それを見て、口をすぼめて「ホー」という顔をして喜んでいました。宇野昌磨選手とは13.54点も離れているのに暫定2位になりました。目標かなったよ。次の目標は何?
さて、お昼にインスタントラーメンを食ってからシャワーを浴びて来ました。体重は62.1キロでした。ここのところずっと64キロ前後をウロウロしていたのでホッとしました。でもお正月でまた増えそうw ではこれから男子フリーを見たいと思います。
何気に30秒ずつ早送りしていたら、気になる子がいました。名前は前から聞いた事があります。友野一希選手20歳。ショートプログラムでは7位でした。曲は「リバーダンス」 冒頭は4サルコウ2トゥループのコンビネーションジャンプ、これだけで基礎点11.00+2.08です。でも次の単独の4サルコウジャンプでは転倒してしまいました。基礎点が9.70なのにそこから4.85も引かれてしまいました(T_T) 後半のジャンプ、何とかこらえた3アクセルや3フリップ3トゥループのコンビネーションもGOEがマイナスに。ステップシークエンスでは私の好きだった本郷理華選手とよく似た足技をしていました。レベル2は本当に残念です。でも、全体的には成長したなあと思いました。終わったらリンク内に花束がいっぱい。直接もらっていたら、何やらトナカイの頭だけの着ぐるみまでもらっていました。キス&クライで早速かぶっていました。課題はいっぱいあるけれど、田中刑事選手よりはこの人の方が世界でやっていけそうな気がします。フリーの得点は154.37点(技術点78.23演技構成点77.14減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は227.46点でした。
で、その田中刑事選手ですが、ショートプログラムでは4位でした。冒頭の4サルコウ2トゥループのコンビネーションジャンプはGOEが2.77も加点されたのですが、それっきり守りに入ったのか3回転か2回転のジャンプしか跳びません。2トゥループを3回も跳んでしまって、3つ目は0点になるくらい。私にはそういう所があまり進歩ないなあと思うけど、スピンは全てレベル4なので、やっぱ世界の試合に出続けると何か得るものがあるのかなあ。。。終わっても花束はほとんど無しでした。フリーの得点は157.13点(技術点76.47演技構成点80.66)で、ショートプログラムとの合計は236.45点でした。
さて、2人飛ばして宇野昌磨選手。ショートプログラムでは1位でした。リンク中央へ行こうとすると、怖い顔をした山田満知子コーチに引き止められて肩をペチッと叩かれていました。曲はベートーベンの「月光」 冒頭の4フリップジャンプ、次の3サルコウジャンプ、次の4トゥループジャンプはお手付きでどれもこれもこらえて着氷していましたが、後半になってGOEの加点が3を越えるジャンプが3本もありました。スピンもステップシークエンスも全て最高難度のレベル4でした。終わった途端、観客が皆宇野選手のファンではないかと思うくらい全員がスタンディングオベーションでした。本人もようやくガッツポーズしてにこやかになりました。樋口美穂子コーチに抱きしめられて、山田満知子コーチも喜んでいました。キス&クライでもニコニコが止まりません。フリーの得点は187.04点(技術点97.12演技構成点89.92)で、ショートプログラムとの合計は289.10点でした。右足のケガは本人曰く全治2週間程度の捻挫らしいです。羽生結弦選手みたいに大きなケガでなくて本当に良かったです。また演技が見たいので。
次はショートプログラム2位の高橋大輔選手。カメラマンが皆身構えている中、滑り出しました。冒頭から4回転の予定が3トゥループジャンプになって、お手付きありーの転倒ありーので、3アクセルジャンプだけGOEでは加点がもらえましたが、後のジャンプはどれもマイナスだらけ。さすがに得意のステップシークエンスではレベル4を取りましたが。最後はふらついて、もうヨレヨレ状態でした。でも、お顔はにこにこしていました。リンクに投げ入れられた花束は宇野選手より多いかも。フリーの得点は151.10点(技術点63.60演技構成点88.50減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は239.62点でした。自分の得点を見て本人もびっくり。めっちゃ喜んでいました。息子の話だと、世界選手権に出場の打診があったそうですが、辞退したそうです。これで引退するわけではないが、今の自分には世界と互角に戦う力量は無いので後輩に枠を譲り経験を積ませたいというのが本音らしいです。だとしたら、羽生結弦、宇野昌磨、と来たら私ならより技術点の高い友野一希を押したい。田中刑事はこれ以上伸びない気がして。
結果、優勝は宇野昌磨選手。2位は高橋大輔選手。3位は田中刑事選手。友野一希選手は4位となりました。残念。後9点あれば表彰台に乗れたのにぃ。以上、全日本フィギュアスケート選手権のレビューを終わります。では、お休みなさーい。(-_-)゚zzz…