天気 「雨風が とっても強く 気持ち寒ッ」
今日は四大陸フィギュアスケート選手権の男子ショートプログラムです。久しぶりに見る羽生君が元気そうで良かったです。まずは15番滑走の中国、ハン・ヤン選手20歳。片耳にピアスをしていて、私が思い浮かべる中国人のイメージが変わりました。すっごくおしゃれになりましたね。4回転ジャンプは一番簡単なトゥループだけでした。3種類のスピンのうち2つ目のスピンが0点になりました。理由は回転不足で、得点は84.08でした。
次、16番滑走の田中刑事選手22歳。羽生選手の同期です。全日本で2位になってようやく同じリンクで滑れる様になりました。とは言っても、冒頭の4サルコウジャンプが回転が遅く3サルコウになっちゃって、その結果得点は77.55でした。17番滑走、カナダのナム・ニューエン(ナム・グエン)選手18歳。4トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプも4サルコウジャンプも回転不足かな?出来栄え点がマイナスになっていました。でもステップシークエンスは曲に合わせて笑顔だったのが良かったです。終わったとたんペロッと舌を出していました。得点は72.99でした。18番滑走はフィリピンのマイケル・クリスチャン・マルティネス選手20歳。振付けはあのニコライ・モロゾフコーチだそうです。でもコーチではない様です。男子では珍しくビールマンスピンが得意で、とてもきれいでした。得点は72.47でした。
さて、19番滑走の全米期待の星ネイサン・チェン選手17歳。最初っから4ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプを見せつけてくれました。基礎点17.90のジャンプです。すごいです。そしてお次は4フリップジャンプで軽々と余裕で跳んでいました。このジャンプも基礎点12.30の高得点です。反対に半回転多く回る3アクセルジャンプの方が苦手らしいです。4回転はアクセル以外は全部跳べるのにね。幼い頃からバレエも習っていたとかで、ステップシークエンスも軽々と演技していました。とにかく素晴らしいとしか言いようがありません。気になる得点は何と103.12でした。羽生選手の歴代最高得点を越えるのではないかと心配してしまいました。20番滑走は同じくアメリカのグラント・ホクスタイン選手26歳。聞いた事の無い選手です。冒頭の4トゥループ2トゥループのコンビネーションジャンプでお手つきをしてしまいました。他に4回転ジャンプは無いので得点は81.94でした。
次は最終グループです。21番滑走は全米3位のジェイソン・ブラウン選手22歳。3アクセルジャンプで転倒してしまいました。4回転ジャンプは無いですが、ステップシークエンスでは表情豊かで、それが認められたのでしょう。演技構成点が43.00と高く、得点は80.77でした。22番滑走でようやく我らが羽生結弦選手22歳の出番となりました。冒頭は基礎点12.00の4ループジャンプ、出来栄え点は加算されていました。なのに、なのに、次の4サルコウのコンビネーションジャンプの予定が2サルコウ3トゥループのコンビネーションジャンプになってしまいました。基礎点は一気に5.60に落ちてしまいました。後半の3アクセルジャンプは音に合わせて余裕で跳びました。終った後で悔しそうな顏をして胸をトントン叩いて挨拶していました。コーチとも苦笑いで会話して得点を見て初めてホッとした表情になりました。その気になる得点は97.04でした。惜しかったですぅ。23番滑走は全日本で優勝した宇野昌磨選手19歳。冒頭は4フリップジャンプでちょっと着地で乱れたのか、基礎点12.30から出来栄え点が少し引かれていました。次の4トゥループ2トゥループのコンビネーションジャンプは基礎点14.60に出来栄え点が加点された、難しい入り方でのジャンプだったそうです。3アクセルジャンプの後に得意のイーグルからステップシークエンスへ、最後はスピンで終わりました。満足そうな笑顔で喜んでコーチとハグしていました。何と技術点がネイサン・チェン選手に次ぐ56.07で得点もネイサン・チェン選手に次いで100.28でした。
24番滑走はカナダのパトリック・チャン選手26歳。冒頭の4トゥループジャンプで転倒。基礎点10.30から一気に出来栄え点が引かれました。この人のステップシークエンスは、ステップシークエンスに見えないくらいとてもスムーズできれいなステップシークエンスでした。でも、ジャンプで転倒したので終わった後に頭をかいて残念そうでした。得点も出来栄え点で引かれた上にまた減点1.00になって88.46とボロボロでした。次、25番滑走はウズベキスタンのミーシャ・ジー選手25歳。曲はリスト作曲「愛の夢」です。懐かしいです。初めてこのサイトを作った時の掲示板でいつもこの曲を流していました。当時は煙草をふかしながらレス書いてましたっけ。(-。-)y-゜゜゜レビューに戻ります。この選手は4回転ジャンプ無しの構成でした。なのに得点は81.85と思ったよりは高い点数でした。しかも、珍しくタイムオーバーで減点1.00取られたのに、です。さあ、最後の選手です。26番滑走、中国のボーヤン・ジン選手19歳。曲は映画「スパイダーマン2」より。冒頭のコンビネーションジャンプの4ルッツで両手お手つきの3トゥループでおっとっとがビデオ判定になりました。基礎点17.90からかなり引かれたかも。演技の間中あちこちに糸を出しては4トゥループジャンプやスピンして、でもステップシークエンスでは糸を出してはいるのですが、表情は全く余裕無しで終わりました。頑張って目には見えない糸出していたのにね。得点は91.33でした。
全ての演技が終った段階での順位は、1位アメリカのネイサン・チェン選手。2位は日本の宇野昌磨選手。3位は日本の羽生結弦選手。4位は中国のボーヤン・ジン選手。5位はカナダのパトリック・チャン選手、6位は中国のハン・ヤン選手でした。日本の田中刑事選手は11位でした。皆さんお疲れ様でした。以上で男子ショートプログラムのレビューは終わります。明後日のフリーでどこまで羽生選手が食い込めるかが楽しみです。遅くなりました。では、お休みなさい。