天気 「今日は晴れ 空に満月 教えられ」
夜の8時頃、パパの携帯へ私の弟からメッセージが届きました。母からお歳暮にとハムを送って来たそうです。受け取ってくれるかと。ずーっと断ってきたのにここで受け取るとまた弟を介して色々と物を送ってくる様になるかと思うと、弟一家に迷惑をかけてしまうので困ったなあとパパがぼやいていたので、私が直接弟と話をすると言って電話をかけてもらいました。
弟には正直に「私用にと預金があったのに兄が使ってしまったので現金でダメなら不動産で返してもらうから実印を作れ」とか、「田舎じゃ仕事が無いだろうから自分ちの近所に引っ越してこないか」とか言ってきて困っていると言いました。そう言う自分の声が震えていてまるで涙声の様でした。「主治医とも相談している」と言いました。するとパパが電話を持って行って、長々と私の話を訂正しながら受け取れないときっぱり断っていました。弟もそうだろうとわかっていたけれど、一応お伺いはたてたよと母に返事をする為にメッセージを送って来たそうです。
電話中、パパに「このまま会えないまま亡くなったらどうする？」と聞かれたので大きな声で「お参りする」と答えました。そして「生きている間に会いたくないか？」と聞かれたので「会いたくない」と弟に聞こえる様に答えました。
電話を切ってからパパに注意をされました。「主治医の話はしない方が良い。巻き込んではいけないから」と。そして、何で私に会いたくなったかと言うと、弟の話では4年前大きな発作で倒れて心臓の手術をしたそうです。その時弟が呼ばれて母の所まで行ったそうです。手術をする為にサインが必要だったからです。大きな手術で弟は4日ほどそばに付き添っていたそうです。それで20年間全く音沙汰無しだった母が急に私の事を思い出したというわけです。思い出さなくても良いのにぃ。
それにしてもハムは惜しかったなあ、と私と息子。2人とも食い意地が張ってるからねｗ
夜遅くまた弟からメッセージが届きました。あれからすぐに母の所へ電話をしたそうです。「受け取ってくれなかった」と。そして「そっとしておいて欲しい」とも。ありがたい弟。発病したきっかけは弟の心ない一言だったのにね。20年という月日が弟を大人にしてくれたのかな。