天気 「今日曇り 氷点下でも ゴミ出しに」
今日はパパを送り出して、ゴミを出して来て、洗濯が終ったら平昌オリンピックフィギュアスケートの男子フリーのレビューを書こうと思っていたのに、例のお隣さんが朝からピンポンダッシュをしてくるので段々腹が立って来ました。なので2回も頓服のアリピプラゾールを飲みました。ホント110番通報しようかと思ったのですが、息子が不安がる私の側に居て一緒に録画したフィギュアを見てくれていたので段々落ち着いて来ました。
さあ、今から書こうとしたらまたまたピンポンが…。はあ、何とかならんもんかねえ。外へ出たらずーっと後をついて来るし、これも一種のストーカーではないかと思う様になりました。私が包丁でも持って刺しに行かないと警察は何もしてくれないのかな。昨夜なんか本当に110番通報して欲しかったです。だって、深夜の11時20分に隣が大きな音を立てているなと思ったら家の玄関ドアを開けようとする音が「ドン」と聞こえました。そしてその40分後の0時7分にピンポンが。もう怖くなって来ました。パパは寝てるし、息子は電話はしたくないと言うし。
さて、気を取り直してレビューを書きます。前回と同じ様に私の注目している選手だけ書こうと思います。まずはショートプログラムで惜しくも17位にまで落ちたアメリカのネイサン・チェン選手18歳。第2グループで滑りました。前半3本、後半5本のうちの3本、全部で6本の4回転ジャンプを跳んで3本目の4(クワド)フリップジャンプだけお手付きをして回転不足の為GOE(出来栄え点)が減点になりました。そして8本のうち基礎点が10点以下なのは3(トリプル)アクセル(3回転半のジャンプ)だけで、後は全て基礎点だけで10点越えしているのです。それをほぼ跳んだのですから技術点が高くなるのは当然です。それに、オリンピックで4回転ジャンプを5回も成功させたのは史上初ですし…。というわけで、フリーの得点は215.08点(技術点127.64演技構成点87.44)で、ショートプログラムとの合計は297.35点でした。ショートプログラムで失敗さえしなければ余裕で金メダルだったでしょう。誰もがソチ五輪の時の浅田真央さんを思い出したと思います。まだ若いんだし、また4年後を目指せばいいやん。
次はショートプログラム4位、中国のボーヤン・ジン(金博洋)選手20歳。冒頭は4ルッツジャンプ、飛距離がすごいです。壁ギリギリまで跳んで行きました。続く4サルコウジャンプ、そして私の好きな彼のコミカルなコレオシークエンス。後半に入ってすぐの4トゥループジャンプは転倒したので、次の4トゥループに2トゥループを付けてコンビネーションジャンプにしました。フリーの得点は194.45点(技術点109.69演技構成点85.76減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は297.77点でした。キス&クライでは、得点が出るまで待ち遠し気にしていたのに出たとたんあまり嬉しそうではありませんでした。でも、やっぱオリンピックだからか涙が…。
次はショートプログラム1位、日本の羽生結弦選手23歳。名前がコールされる前からもう声援がキャー。冒頭から4サルコウジャンプ、4トゥループジャンプ、3フリップジャンプ、余裕ですね。ステップシークエンスでは手拍子が。後半4サルコウ3トゥループのコンビネーションジャンプも決めて、ところがここで4トゥループのコンビネーションジャンプの予定がファーストジャンプで左足を着いてしまいコンビネーションに出来ませんでした。で、次の3アクセルジャンプに1(シングル)ループ3サルコウを付けてコンビネーションジャンプにしたのです。最後のジャンプ、3ルッツもこらえて何とか転倒せずに済みました。いやあ、良かった良かった。その後は何をしても観客席からキャーキャー。で、終わったら羽生選手が吠えました。よっぽど気合が入っていたのでしょう。フリーの得点は206.17点(技術点109.55演技構成点96.62)で、ショートプログラムとの合計は317.85点でした。ガッツポーズが出ました。観客席は日本の旗や羽生選手の名前が書かれた旗でいっぱいでした。
次はショートプログラム2位、スペインのハビエル・フェルナンデス選手26歳。冒頭の4トゥループジャンプは良かったのですが、次の4サルコウと2トゥループの間に間が空いた様に見えたのですが、セカンドジャンプが3の予定から2になってそう感じたみたいです。フー。この選手のコミカルなコレオシークエンスが私は大好きです。ところが後半に入ってすぐの4サルコウジャンプの予定が2に。このミスだけで基礎点10点は減ったそうです。フリーの得点は197.66点(技術点101.52演技構成点96.14)で、ショートプログラムとの合計は305.24点でした。ちょっとガッカリしたかな。ここで別部屋に居る上位3選手から去る事になったネイサン・チェン選手に羽生選手が握手してハグしたからちょっと迷惑そうに見えました。気のせいかなあ。
最後はショートプログラム3位、日本の宇野昌磨選手20歳。曲は「トゥランドット」。あの荒川静香さんがトリノ五輪で金メダルを取った曲です。今シーズンの最高得点319.84点だったら金メダル取れるのにぃ。冒頭の4ループジャンプで転倒。回転はしっかりと4回転回っていたので基礎点は変わらず、ただGOE(出来栄え点)が減点になっただけ。後は何とか頑張って演技を終えました。とにかくジャンプをする度に観客席からワーキャー、この選手の大好きなクリムキンイーグルでもキャー。終ったら樋口コーチと「あぶねえ」と言いながら抱き合っていました。フリーの得点は202.73(技術点111.01演技構成点92.72減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は306.90点でした。この瞬間2位とわかり、宇野選手は鳩が豆鉄砲食らったような顔をして、樋口コーチの方は信じられないという顔をして宇野選手に抱き着いていました。
結果、別部屋に居る羽生選手の優勝と決まって彼の目にも涙が…。そこへオーサーコーチが来て、ハビとユヅと3人で抱き合っていました。ユヅはもう涙が止まらず。結局、表彰台に上がったのは合計300点を越えた選手だけでした。フェルナンデス選手は今までヨーロッパ選手権も世界選手権もメダルを持っているが、オリンピックのメダルは取った事が無かったので、銅メダルになって喜んでいました。今まで見た中で一番頑張った様な気がします。良かったね、ハビちゃん。残念なのはネイサン・チェン選手。フリーでだけなら1位は215.08点を取ったチェン選手だから。羽生選手の得点とは8.91点差。でも、ショートプログラムも試合だから仕方が無いよね。お、帰り支度をしている観客の中にくまのプーさんのマントを着ている人を発見。そう言えば、いつもの羽生選手のティッシュカバーがショートケーキに変わっていたけれど、これはスポンサーに配慮したからだそうです。でも、羽生選手の滑った後のリンクはくまのプーさんだらけでリンク中黄色になってしまいましたね。宇野選手はインタビューで「他の選手達のを見ていて、もし僕が完璧な演技をしたら点数的に1位になれる点数だったのですけれど、1個目のループジャンプが失敗した地点でもう笑えて来ました」との事。結局最後までオリンピックだからという特別な思い入れは無かった模様。以上で平昌オリンピックのフィギュアスケート男子シングルのレビューを終ります。お疲れ様でした。まだ女子シングルが残っています。日本勢がどこまでロシアから来たオリンピック選手勢(OAR)に食い込んでいくかが楽しみですね。では、お休みなさい。Zzzzz…