2月13日(火曜日)

Guppy   2018年2月13日   2月13日(火曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「昨夜から ずっと吹雪いて 止まらない」

今日はパパ6時頃車で出勤したので7時前には到着したそうです。今は近くのコンビニで時間つぶししているそうです。ま、チェーンが売りきれご免だったので、無事に帰ってこられると良いのだけれど…。

さて、今日は平昌オリンピックのフィギュアスケート団体戦、決勝フリーのレビューを書きます。まずはペアフリーから。日本の須崎海羽(みう)/木原龍一組。曲は「ロミオとジュリエット」。最初の3(トリプル)ルッツジャンプは揃えましたね。でも次の3ツイスト(女性を空中へ放り上げて女性は横向きにクルクルと回る)で2人の間が近すぎで着氷ミス。スロー3ループジャンプ(男性が女性を放り投げて女性だけがジャンプする)は転倒、後半のスロージャンプはミス有り? 3トゥループ2(ダブル)トゥループのコンビネーションジャンプでは両足着氷でミス。得点は97.67点(技術点49.24演技構成点49.43減点1.00)でした。他の選手達とはケタ違いでした。

次はイタリアのヴァレンティーナ・マルケイ/オンドレイ・ホタレック組。コミカルな演技に引き込まれてしまいました。何もかもきれいに決まり、終わったとたん女性が「ウワーーーー」と雄叫びをあげていました。全ての要素にGOE(出来栄え点)の加点がついていました。得点は138.44点(技術点72.02演技構成点67.42減点1.00)でした。それを見たとたん、またまた「キャー」と叫んでいました。うるさいです。この()内の減点は、どうやら演技時間が長かったせいかもしれません。

次はアメリカのアレクサ・シメカ・クニエリム/クリス・クニエリム組。ご夫婦です。スロー3サルコウジャンプはエッジでミスったか? 続く3サルコウジャンプでこらえて、その後の3トゥループジャンプで男性が転倒。後半のソロスピンが2人合っていて良かったです。得点は126.56点(技術点64.82演技構成点62.74減点1.00)でした。

次はカナダのメーガン・デュハメル/エリック・ラドフォード組。メーガン選手は女性なのに筋肉ムキムキでした。それだけ身体を鍛えないとペアフリーはこなせないのかもしれませんね。要素の3つ目、スロー4(クワド)サルコウの予定が4にならずで女性がお手付きをしました。ここで唯一GOE(出来栄え点)で減点されました。後は問題無いですね。得点は148.51点(技術点77.26演技構成点71.25)でした。すごいですねえ。

最後はOAR(ロシアから来たオリンピック選手の略)のナタリア・ザビアコ/アレクサンドル・エンベルト組。ソロの3連続ジャンプはタイミングはずれたが最後は決まりました。もう1つのソロ、3サルコウジャンプが2になったのは残念。後半のコレオシークエンスの時に曲が変わって衣装も引き抜いたらきれいな紫色の柄が出て来ました。上手く考えたものです。その後、ただ手をつないで滑っている時に女性が転倒してしまいました。何でかな? 得点は133.28点(技術点68.06演技構成点66.22減点1.00)でした。

結果発表です。1位はカナダのデュハメル/ラドフォード組で10ポイント獲得。2位はイタリアのマルケイ/ホタレック組で9ポイント獲得。3位はOARのザビアコ/エンベルト組で8ポイント獲得。4位はアメリカのシメカ・クニエリム/クニエリム組で7ポイント獲得。5位は日本の須崎/木原組で6ポイント獲得しました。この時点で総合1位はカナダの45ポイント、2位はOARの39ポイント、3位はアメリカの36ポイント、4位はイタリアの35ポイント、日本は32ポイントで5位でした。ここで休憩に入りまーす。お疲れ様でした。

今度は男子フリーです。まずはOARのミハイル・コリヤダ選手22歳。曲はエルビス・プレスリーのメドレー。最初の4ルッツジャンプで転倒。次の4トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプの予定が3トゥループの単独ジャンプに。後半の4トゥループジャンプは何とかこらえました。得点は173.57点(技術点88.35演技構成点86.22減点1.00)でした。

次はイタリアのマッテオ・リッツォ選手19歳。曲は「ビートルズメドレー」。質の良いジャンプでほぼノーミスです。後半に入っての3アクセルジャンプ(3回転半)で回転不足をとられましたが、得点156.11点(技術点78.77演技構成点77.34)に納得の様子でした。素晴らしいプログラムでした。特にステップシークエンスが大好きな曲「ヘルプ」に合わせて滑っていたのが気に入りました。

次はアメリカのアダム・リッポン選手28歳。もう登場しただけですごい声援。2つ目のジャンプ、3フリップ3ループのコンビネーションジャンプはきれいに決まりました。このセカンドジャンプに3ループはとても難しいらしく、基礎点が10.40になるそうです。残念なのは後半の3ルッツジャンプが回転不足ととられたぐらいでしょうか。にこやかに終わり感極まって涙ぐんでいました。そして大きくガッツポーズをしていました。結局、4回転は1つも跳ばず、演技派と言うか、独特の表現力で滑りきりました。得点は172.98点(技術点86.20演技構成点86.78)でした。

次はカナダのパトリック・チャン選手27歳。ソチ五輪の銀メダリストです。最初に4トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプ、次の4トゥループの単独ジャンプは良かったのですが、その次の3アクセルジャンプの予定が2になりました。着氷でミスった様です。後半も3アクセルジャンプで転倒。次の3ループジャンプでお手付き。ジャンプはイマイチでしたが、ステップシークエンスはさすがでした。あまりにも表現が大きくてステップシークエンスに見えませんでした。得点は179.75点(技術点87.67演技構成点93.08減点1.00)でした。すごいです、演技構成点。得点を見てすっごい良い笑顔をしていました。

最後は日本の田中刑事選手23歳。コミカルな曲なのに、緊張しているのでしょうか、身体も表情も硬い硬い。だからでしょう、最初の4サルコウジャンプが2サルコウに。その次の4サルコウ2トゥループのコンビネーションジャンプの予定がこれも2サルコウの単独に。後半の4トゥループジャンプで転倒。スピンの回転も乱れて、終わってから首を横に振っていました。得点は148.36点(技術点72.02演技構成点77.34減点1.00)でした。彼には荷が重すぎたのかもしれませんね。

結果、1位はカナダのパトリック・チャン選手で10ポイント獲得、2位はOARのミハイル・コリヤダ選手で9ポイント獲得、3位はアメリカのアダム・リッポン選手で8ポイント獲得、4位はイタリアのマッテオ・リッツォ選手で7ポイント獲得、5位は日本の田中刑事選手で6ポイント獲得しました。この時点での結果発表です。総合1位はカナダの55ポイント、2位はOARの48ポイント、3位はアメリカの44ポイント、4位はイタリアの42ポイント、5位は日本の38ポイントでした。残る種目は女子フリーとフリーダンス。パパが帰って来るので続きはまた明日。