天気 「今日は晴れ 雪もようやく 溶けるでしょ」
今日はバレンタインデーですね。私の記憶ではパパが会社でチョコをもらって来るのを食べる日であります。が、今の職場には女性がいないので、と言うか正確にはいるけど別の部署で働いていて知らない人ばかりなのです。だから今年は食べられません。わざわざ自分の食うチョコを自分でお金出して買うのは勿体なくてあほらしいですし。まあ、日常的にパパはあんこの他にチョコも大好きなので年中食べているから、別に特別今日じゃなくても良いのです。昨日も板チョコを半分こしたし…。
さて、今から昨日の続き、平昌オリンピックのフィギュアスケート団体戦、決勝フリーのレビューを書きます。まずは女子フリーから。最初の選手はアメリカのミライ・ナガス選手24歳。股の内側にテーピングをしていました。大丈夫でしょうか。冒頭の3(トリプル)アクセルジャンプ(3回転半)は成功しました。女子シングルとしては、伊藤みどり、浅田真央に次いで史上3人目の快挙です。それどころか基礎点8.50に1.57も加点をもらいました。次の3フリップ3トゥループのコンビネーションジャンプはこらえて、何とか最後まで滑りきりました。終わった瞬間ガッツガッツガッツポーズで、キス&クライではアダム・リッポン選手がもらい泣きしていました。得点は137.53(技術点73.38演技構成点64.15)でした。皆、大喜びでした。
次は日本の坂本花織選手17歳。最初は3フリップ3トゥループのコンビネーションジャンプの予定でしたが、ファーストジャンプの回転不足で単独ジャンプになってしまいました。なので後半のジャンプを変えて来ました。3フリップ2トゥループのコンビネーションジャンプのセカンドジャンプを3トゥループにして、2アクセルからの3連続ジャンプを2連続に減らし、最後の単独2アクセルジャンプに2トゥループ2トゥループをくっつけて3連続ジャンプにしました。それでも、日本チームの仲間に何度もゴメンゴメンと頭を下げていました。得点は131.91点(技術点65.51演技構成点66.40)でした。ちょっとガッカリしていました。
次はカナダのガブリエル・デールマン選手20歳。最初の3トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプから最後の2アクセルジャンプまでとにかく幅も高さも大きくてダイナミックで余裕満々のジャンプでした。後半の3ループジャンプだけ回転不足をとられましたが、微々たるもんです。アッと言う間に終わって会場からは大歓声でした。得点は137.14点(技術点68.86演技構成点68.28)でした。アメリカのナガス選手と0.39点の僅差で負けて、ちょっと悔しかったりして…。
次はイタリアのカロリーナ・コストナー選手31歳。ソチ五輪の銅メダリストです。前半3フリップ3トゥループのコンビネーションジャンプの予定がセカンドジャンプを2に。3ループジャンプでは着氷にミスが。でも、コレオシークエンスでは曲と調和していて、ステップシークエンスは伸びやかで、本当に心に染み入るぐらい美しい4分間でした。得点は134.00点(技術点59.73演技構成点74.27)でした。実は回転不足のミスが多かったのです。得点を見て笑顔が消えて厳しい顔になりました。
最後はOAR(ロシアから来たオリンピック選手の略)のアリーナ・ザギトワ選手15歳。曲も衣装もバレエです。そして、メドベージェワ選手と同じコーチです。前半にコレオシークエンス、スピン、ステップシークエンスを持って来て、基礎点が1.1倍になる後半に7つのジャンプを全て持って来ました。後半最初のジャンプは3ルッツ3ループのコンビネーションジャンプでした。このセカンドジャンプにループジャンプをくっつけるのは大変難しいらしく、基礎点が高い上にGOE(出来栄え点)も加点されていました。メドベージェワ選手はよく片手を上げてジャンプしていますが、この選手は単独ジャンプでは両手を上げていました。得点は158.08点(技術点83.06演技構成点75.02)でした。ダントツです。
結果、1位は当然OARのアリーナ・ザギトワ選手で10ポイント獲得、2位はアメリカのミライ・ナガス選手で9ポイント獲得、3位はカナダのガブリエル・デールマン選手で8ポイント獲得、4位はイタリアのカロリーナ・コストナー選手で7ポイント獲得、5位は日本の坂本花織選手で6ポイント獲得しました。この時点での総合1位はカナダの63ポイント、2位はOARの58ポイント、3位はアメリカの53ポイント、4位はイタリアの49ポイント、5位は日本の44ポイントでした。後はアイスダンスだけです。ここでいったん休憩にしまーす。
さて、ここからはアイスダンスのフリーダンスです。アイスダンス用語は難しいので簡単に「リフト」「ステップ」「スピン」「ツイズル」と簡潔に書かせてもらいます。滑走順にまずは日本の村元哉中(かな)/クリス・リード組。テーマは「桜」、曲は「坂本龍一メドレー」。パパが村元哉中は時々エネゴリ君になると言って笑ってました。よく見たらそうでしたw ツイズルは落ち着いてました。ステップ中にクリスが転倒して、ステップの続きが出来ませんでした。これは大きな減点になりそう。でも、ここから吹っ切れたのかミスしなくなりました。そうそう、スピンからリフトに入る前に肩に引っ掛けてあった布を下ろして桜の模様の衣装になりました。最後のステップで、曲が「戦場のメリークリスマス」に変わりました。得点は87.88点(技術点44.69演技構成点44.19減点1.00)でした。
次はイタリアのアンナ・カッペリーニ/ルカ・ラノッテ組。最初のリフトは女性が逆さになってオリジナルだそうです。ツイズルは合っています。2つ目のステップがとても美しかったです。最後にリフトをしたのですが、ペアのデススパイラルみたいに怖いリフトでした。このプログラムは使用した音楽の、その映画の物語を再現しているプログラムだそうです。得点は107.00点(技術点52.70演技構成点54.30)でした。
次はOARのエカテリーナ・ボブロワ/ドミトリー・ソロビエフ組。2つ目のリフトで女性が逆さになっていて難しそう。よくわからないが、前半は女性が盲目の演技をしていて、後半は見える様になったというお話みたい。後半のリフトも女性が逆さになって両手で抱えているだけだがこれも難しそう。つまりこの組は難しいリフトをさりげなくやっていたわけ。得点は110.43点(技術点54.72演技構成点55.71)でした。得点を見て納得の表情でした。
次はアメリカのマイヤ・シブタニ/アレックス・シブタニ組。日系アメリカ人の兄妹です。1つ目のステップでは2人同じステップを踏んでいるわけではないのに距離感が一定して本当に美しいステップだそうです。ツイズルはさすがに13年間も組んできただけあってピタッと合っていて3つで良かったのに4つもやってくれました。後でスローで見ても2人そろっていました。得点は112.01点(技術点56.41演技構成点55.60)でした。
最後はカナダのテッサ・ヴァーチュ/スコット・モイア組。終始、女性の衣装が背中から脇腹まで空いているのが気になってしょうがなかったです。最初のステップが上半身をかなり大きく動かしているのに足元には全く影響無しという所がすごかったです。もうとっくに金メダルだとわかっているのですが全く手抜き無しの演技でした。終わったとたん、ウワーと大歓声が起こりました。得点は118.10点(技術点59.25演技構成点58.85)でした。チームのみんなもキャーだって。
結果は1位カナダのヴァーチェ/モイア組で10ポイント獲得、2位はアメリカのシブタニ兄妹で9ポイント獲得、3位はOARのボブロワ/ソロビエフ組で8ポイント獲得、4位はイタリアのカッペリーニ/ラノッテ組で7ポイント獲得、5位は日本の村元/リード組で6ポイント獲得しました。国別の順位は以下の通り。優勝はカナダ、2位はOAR、3位はアメリカで、日本は5位に終わりました。以上、平昌オリンピックのフィギュアスケート団体戦でした。次は今週末の男子シングルが楽しみです。お疲れ様でした。(*- -)(*_ _)ペコリ