10月19日(火曜日)

Guppy   2021年10月19日   10月19日(火曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「寒いけど 晴れているだけ マシかもね」

昨夜、偶然You Tubeで「CONCERT MARKING THE 172ND ANNIVERSARY OF FRYDERYK CHOPIN’S DEATH」を発見しました。このポーランド語を日本語に訳すと「フレデリック・ショパン没後172周年を記念するコンサート」だったのです。場所はショパンの心臓が納められている聖十字架教会。おそらくミサが終わった後ではないでしょうか。ライブ配信から13時間も経っていて日本時間でちょうど18時でしたから。時差を計算するとポーランドは17日(日曜日)の22時になります。

曲はショパンの遺言通り、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「レクイエムKV626」でした。1時間もの大作でした。途中、映画「アマデウス」で使用された部分の中で一番覚えていた第8曲の「ラクリモサ」を聴いた時、映画をふと思い出したのです。もし反田恭平さんが優勝したら私はサリエリタイプだなと。映画「アマデウス」でモーツァルトの才能を早くから気付いていた人がサリエリなのです。映画ではサリエリはモーツァルトの才能に嫉妬して色々意地悪をしていた様に描かれていましたが、私は人の才能にいち早く気付くのも1つの才能だと考えています。だからサリエリタイプで十分満足しています。と言いながら、本当に反田さんが優勝したらどうしようと私の小さな心臓はバクバクもんです。発表は日本時間の21日の朝方です。その前にファイナルですね。今日は反田さんのピアノコンチェルト(協奏曲)があります。それまで時間があるのでYou Tubeでも見て回ろうかな。

只今朝の4時53分。やっと今日の分のファイナルが終わりました。1時10分から始まったので、3時間40分は見ていたって事になるかな。疲れました。身体がね。もう若くないので。でも、歳をとるとせっかちになって来たのか、後で見るって事が出来なくて仕方が無いです。まず、最初の人はポーランドのカミル・パホレツさん。使用したピアノはスタインウェイ479で、選んだ曲はピアノ協奏曲第1番。とにかく眠くて眠くて、よく知っている第3楽章になってようやく目が覚めました。ダメだこりゃ。

次は中国のハオ・ラオ君17歳。使用したピアノはこちらもスタインウェイ479で、選んだ曲も同じピアノ協奏曲第1番。最初っから力強い弾き方で、強弱ははっきりくっきり。この人の良い所は、指揮者を常によく見ている所でしょうか。途中、速すぎたり遅すぎたりした所があったけど全体的に音が強かったです。第2楽章もね。終わって時計を見たら2時37分でした。

30分ほどトークショーがあって、それが終わって3時10分ぐらいかな、日本の反田恭平さんの出番は。使用したピアノは同じスタインウェイ479で曲も同じピアノ協奏曲第1番。仕方が無いじゃないですか。ショパンが作曲したピアノ協奏曲は2曲しかないのですから、2つのうちどっちにする?って聞かれている様なもんです。衣装はいつもと違っていてびっくりしました。いつも黒いシャツに黒いズボン姿だったのに、今日はファイナルだからか、後ろ姿がツバメのお尻みたいな衣装で来ました。もしかしてモーニング?と思ったら反対で夜の正式な衣装とかで「燕尾服」と言うそうです。ハハ、燕(ツバメ)の尾の服って見たまんまの名前ですね。でも反田さんらしくタイはしていませんでした。珍しく今日は緊張している様子でした。弾き手が違うせいか、高音が同じピアノなのにキラキラしていました。ちゃんと指揮者を見て弾いています。(´・ω・`)ヾ(・ω・。)ヨシヨシ。スピードは速すぎず遅すぎず、良いっすね。第2楽章にダイナミックな所があって、そこで目が覚めました。PPピアニッシモからffフォルティッシモまで弾きこなせるのが反田さんの強みですかね。第3楽章は余裕で弾いてました。最後に行くにつれて指揮者もオーケストラも力が入っていって、終わる前から「ブラボー」と聞こえ大拍手になりました。拍手はなかなか止まず、何度も礼をしていました。舞台裏に戻ってきたら緊張が解けたのか、ピースをしていました。言葉が通じるので誰にでも話しかけていました。ちょっとハイになっているのかもしれません。今のところ、反田さんが一番良かったと思いますが、まだあと9人いるので何とも言えませんね。

本日最後のピアニスト、イタリアのレオノーラ・アルメリーニさん。使用したピアノはイタリアのファツィオリ。手作りのピアノです。同じイタリアだから選んだのかもしれませんね。狭い舞台からどうやってピアノの入れ替えをするのか不思議でしたが、椅子をどかしてピアノの椅子をピアノの下に移動して、床を上下して入れ替えしていました。面白いですね。なかなか見る事の無い風景ですから。ピアノが用意されたらオーケストラの団員も戻って来ました。さて、アルメリーニさんはどんなピアニストでしょうか。この人も曲はピアノ協奏曲第1番です。初っ端から大きな音で硬質な音だったので、もしかしたらこのピアノではPPは弾けないかもしれませんね。おっと、目立つ所でミスしました。弾き方がドタバタしているからかも。第2楽章はうっとりして聴いていたらヨダレを垂らしていました。退屈だったのかも。第3楽章は弾き方が重くなって、最後はダイナミックな音でした。ようやく礼をして舞台袖へ引っ込んだのに、階段に座り込んでいたのが見つかって指揮者からもう1度顔を出す様指示されて、また舞台へ出ていった時にはもう半分近くのお客さんが帰り支度をしていました。そこへ出て来たのでまた拍手が始まりました。せっかく早く帰ろうと思っていたのにねぇ。

今日は以上です。今晩のファイナルはお休みします。また明日の深夜1時から小林愛実さんが出場するのでそれを見たいと思います。それではお休みなさい。