10月16日(土曜日)

Guppy   2021年10月16日   10月16日(土曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「まだ暑し 日中曇り 夜は雨」

ショパンコンクール、正確には「第18回ショパン国際ピアノコンクール」ですが、いよいよ第3次予選の最終日となりました。明日の朝には合否がわかるでしょう。そして、ここを突破した人だけがファイナルに出られるのです。今日は通院日でしたが、日記にはショパンコンクールの話ばかり書いていたので、「ショパンコンクールばかり見ていて時差で昼夜逆転している」と言ったら、先生も「題名のない音楽会」で小林愛実さんを見たと言って、「5年に1回の事だから良いんじゃな~い。楽しい事をしなさい」と言ってくれました。先生のお墨付きなので、パパが夕飯はいつもより早くても良いと言ってくれて、食後の皿洗いも率先してやってくれました。生ゴミだけはそのままですがw

で、その小林愛実さんが今日の夜7時20分から演奏を始めるので、6時40分にはパソコンの前に座って待機していました。舞台には3台のピアノが置いてありました。小林さんはスタインウェイ479を使用しているみたいです。舞台裏ではダウンジャケットを羽織り、手には使い捨てカイロを握りしめていました。そうそう、皆さん毎回同じドレスを着ていますが、あれは自分を覚えて欲しいからわざと同じのを着ているそうです。でね、小林さんのドレスはとてもきれいなんです。グレー色なんですが、肩をモロ出しにして、ウエストの片側から足元までドレープのあるデザインで、後ろをヒモで編んでいるのですが、その編み幅が段々細くなっている様に見えるのです。もしかして日に日に痩せていっているのでしょうか。心配です。

さて、前書きが長くなりました。本題に入ります。第3次予選の課題曲はマズルカ1セットと、ピアノソナタ2番か3番か「24のプレリュード」のうちどれか1つ、後は演奏時間が45分~55分になる様、ショパンの作品なら何でも良いみたい。で、彼女が選んだのは23人中3人しか選ばなかった「24のプレリュード」でした。まずはマズルカOp.30 No.1~4を弾いてそれからプレリュードOp.28 No.1~24を弾いただけで時間は目一杯になりました。プレリュードとは前奏曲のことなので、1曲1曲が短いこと。それでも24曲まであるのだからよく暗譜出来たなと感心しました。聴いていて面白かったのが、この「24のプレリュード」の中のNo.7は「太田胃散」のコマーシャル曲でした。そして、No.15は「雨だれ」と言い換えたら皆様よくご存知かと思います。この人の良い所は、最後の音が消えるまで指は鍵盤の上に置いたまま動かないところですかね。私も見習わなくちゃ。

実は、昨日もショパンコンクールを見ていました。古海行子(やすこ)さんの演奏をです。ちょうどご飯が終わった頃から始まったので。昨日は舞台上にピアノが4台ありました。でも、古海さんは冒険をしないでスタインウェイ479を使用していました。1曲目はロンドOp.16でした。次は課題曲のマズルカOp.59を1セット。最後にこれも課題曲のピアノソナタ第3番Op.58でした。お客さんは「ブラボー」と声を上げ拍手をいっぱいくれました。でも何故かこの人だけは曲よりもドレスにばかり目がいってしまって、何ででしょうねぇ。不思議です。さて、明日の朝方には結果が出ていることでしょう。神様、どうか反田恭平さんと小林愛実さんがファイナルへ行けます様に。