天気 「天気良く 風涼しくて 心地良い」
今日からショパンコンクールの第3次予選が始まりました。日本の進藤実優さんの演奏は20時25分から始まりました。使用したピアノはスタインウェイ。この人は見た目はイモトアヤコに似ています。まずは課題曲、マズルカOp.17No.1~4です。意外と一つ一つが短かったです。次は マズルカ風ロンドOp.5。結構上手いじゃないですか。ここまで弾ける人がピティナピアノコンペティションでは2位になったのですからおかしなもんです。1位になった高校生ではここまで弾けないと思いますよ。あまりにも音色がきれいで、もしかしてこの人大穴やったりしてと思いましたもん。最後の課題曲、ピアノソナタ第3番を聴くまでは。後1曲だというのに段々眠くなってきて、あくびも出てきて、観客の拍手も特に長くもなくでした。次のファイナルへはちょっと難しいかもしれませんね。
夜中の0時になりました。夜の部が始まります。最初は反田恭平さん、1時からは角野隼斗さんです。何とか最後まで見られると良いな。
反田さんの演奏が終わりました。課題曲のマズルカはOp.56のNo.1~3で、そのうちのNo.1と2はこれまで何度も耳にしてきたのでノリは良かったのですが、No.3は難しかったです。4曲目も課題曲のピアノソナタ2番(Op.35)でした。これも難しかったです。が、タイトルが「葬送」らしく第3楽章は誰もが知っているフレーズでした。そこは聴きやすかったかな。5曲目は遺作「Boże, coś Polskę」で、これはポーランド語で意味は「神よ、汝がポーランド人よ」だそうです。全体的にもっと複雑でした。迫力はありましたが、ずーっと暗い曲で、聴いていて重苦しくなりましたが、最後の「英雄ポロネーズ」で一気に明るくなりました。今回の第3次予選は全体的に迫力があり過ぎって感じでしたね。ショパンってそんなに迫力のある作曲家なんでしょうか。ファイナルは難しいかも。でも通ると良いな。
次はかてぃんこと角野隼人さん。舞台慣れしてきたのか音が安定して来た様な気がします。堂々と弾いていて、音色はとてもきれいです。課題曲はマズルカOp.24No.1~4で、その後「幻想ポロネーズ」そして反田さんも弾いたあの課題曲ピアノソナタ第2番(Op.35)そして最後にスケルツォ第3番(Op.39)で〆ました。ピアノソナタ第2番「葬送」の第3楽章は反田さんとは迫力さが違いますね。こちらの方が多分聴きやすいと思います。というわけで、遅くなりましたので今日はこれで休みます。ではZzzz…
<追記> この日、舞台にはピアノが2台しかありませんでした。しかーも、2台ともアメリカのスタインウェイ(Steinway&Sons)でした。どこがどう違うんやら。1台はスタインウェイ479、もう1台はスタインウェイ300でした。交換したのが角野さん指定のスタインウェイ300だったので、多分反田さんは進藤さんと同じスタインウェイ479だと思います。ヤマハはどこ行ったw