天気「曇り空、雪がちらほら舞い落ちて」
えー、昨夜は徹夜でフィギュアスケートの男子ショートプログラムを観ました。さすがに4時間半はきつかったです。でも、寝ようかなと思った時にちょうど羽生選手が出るとアナウンサーが言っていたので、ワクワクして寝そびれてしまいました。結局最後の町田選手まで観たら、もう時刻は3時半。6時半には起きなきゃいけないので、寝るのをあきらめました。というわけで、先程観たショートプログラムの感想をば…。
ロシアのプルシェンコ選手は残念でしたね。団体戦で女子のリプニツカヤ選手15才と共に大活躍しただけに観たかったのですが仕方が無いですね。団体戦での無理がたたったのか、直前の6分間練習でトリプルアクセルを跳んだとたん腰を押さえて、もう一度挑戦したのですが全く跳べなくなった様子でした。で、その場で棄権して早々に会場を去りました。後になってインタビューで現役引退を表明した様です。長い間お疲れ様でした。
アメリカのジェレミー・アボット選手も最初の4回転ジャンプで転倒して壁に激突してしまい、しばらく動けなかったので「まさか棄権?」と心配したら演技を再開して、後半は素晴しい出来具合で、終わったとたん会場は拍手喝采でした。良かった、良かった。
そうこうしているうちに日本の羽生選手の出番になりました。世界ランキング1位の羽生選手。一瞬緊張した様な気がしましたが、音楽が始まるとまるで心臓に毛でも生えているかの様に普通に滑り始めました。4回転ジャンプもトリプルアクセルも3回転3回転のコンビネーションジャンプも全て完璧で、スピンも安定していて「いつもより多めに回ってます」みたいなスピンで、101.45と言う史上初の3ケタの点数を叩き出しました。プログラム構成点では10点が並んでいたそうです。甘いマスクにセクシーな仕草、ロシアにもファンが出来たのではないかと思います。
次、スペインのフェルナンデス選手(世界ランキング3位)は、羽生選手と同じコーチで一緒にカナダで練習した仲だそうです。そのコーチは、前回のオリンピックでは金メダルを取った韓国のキム・ヨナ選手のコーチをしていました。まだフリーの演技は観ていませんが、新聞によると羽生選手が金メダルを取ったそうなので、何か秘策があるのかもしれませんね。ショートが終わった地点では3位でした。
その次は、カナダのパトリック・チャン選手(世界ランキング2位)。素晴しい4回転3回転のコンビネーションジャンプと、何とかこらえたトリプルアクセルで、97.52という得点を取って喜んでいました。100点越えしたとはいえ、羽生選手との差はわずか3.93。フリーならすぐにばん回出来る得点です。もちろん、ショートが終わった地点で2位。
日本の高橋選手は4位、町田選手は11位でした。でも、皆さん僅差なので誰がメダルを取ってもおかしくありません。この後、歯医者さんから帰ってからフリーを観たいと思います。ではまた。
<追記>お待たせしました。歯医者さんから帰って来て5時間50分、直前公式練習と言うのを生まれて初めて見て、それからフリーの前半2グループは爆睡していました。ちょうどカナダのケビン・レイノルズ選手から見始めました。簡単に言うと、この男子フリーの見所はカナダのパトリック・チャン選手と日本の羽生結弦選手との一騎打ちだった様に思います。羽生選手は2回転倒したけど、その分パトリック・チャン選手は細かいミスが多過ぎた。その結果、ほんの4.47点差で羽生選手が1位になったそうです。目出たし、目出たし。ちなみに、2位のパトリック・チャンと3位のデニス・テン(カザフスタン)との間は20.52点差ですから3位以降はドングリの背比べでした。そうそう、羽生選手とスペインのフェルナンデス選手のコーチの名前はブライアン・オーサーでした。4年前に金メダルを取ったキム・ヨナもブライアン・オーサーコーチの下で練習を積んでいました。すごいコーチですね。次から次へと門下生が金メダルを取るのですから。