2月16日(水曜日)

Guppy   2005年2月16日   2月16日(水曜日) はコメントを受け付けていません

天気「曇り空ICUの窓越しに」


胆石症日記(手術後1日目)

 午前3時に覚醒。看護師に時間を確かめる。時計は結局持って来てはくれなかった。ストレッチャーに乗った時に自分で持って来れば良かった。

 酸素マスクから鼻に短い管を通すのに替えてくれたら、水蒸気で鼻水が垂れている様な感覚が無くなった。不快だったから良かった。

 つま先から血液を強制的に送り出す装置(間欠的空気圧迫装置)が足に付いていて、片足ずつ血圧計みたいな物がギューっと締め付けてはゆるんで、まるでポンプの様な感じがした。血流が滞って静脈瘤が出来たりするのを防ぐ為に付けていたらしい。昔は麻酔で寝ている間によく静脈瘤が出来ていたそうだから…。

 あまりに早く目が覚めて退屈なので、右上に有った生体情報モニタ(心拍数や血圧や脈拍数などを監視する機械)の画面をずっと眺めていたら、明け方、目の疲れから頭痛がしてきた。

 午前6時半、夫、会社へ行く前に寄ってくれる。

 午前中、2度口の中を吸い飲みでゆすがしてもらう。

 朝一に多分外科部長だと思うが、先生が来てくれた。頭痛の事、言いそびれた。

 午前中、看護師二人がかりで体を拭いて着替えさせてくれる。その時、着替えの中がバスタオルだったので看護師が困って、結局バスタオルだと歩く時ずり落ちるので使わなかった。ケチケチせずに、腰巻きを地下の売店で買っておけば良かった。1000円ぽっちの事だったのに…。その後、背中に枕を当てて寝返りを2~3度してもらい、足の装置を外してパ○マウントベッドを座れる様にしてくれた。座っている間、指に機械を取り付けて何度も深呼吸の検査をする。

 12時、ICUに昼食届く。お箸とスプーンを借りて5分粥と細切れのうどんを食べ、ヨーグルトジュースを飲んだ。小さく切った煮物は残した。食べ終わったら、おならが出たので嬉しくてナースコールを押して報告する。その後、痰もようやく出た。きちんと吐き出す。みぞおちのところが痛い。

 お昼に主治医が来て、尿管も生体情報モニタも全部外して良いと言ったが、ベッドから起きて立ち上がったらふらついて、改めて看護師付き添いの元、病棟の廊下を歩いてみたが、生理が流れてきてすぐ帰り、見てもらったら、やはり紙おむつがガバガバで漏れていた。ナプキンがもう無いので、ICUの看護師さんが、私の病室まで取りに行ってくれた。改めてM寸の紙おむつを借りて履く。

 いつもエレベーターからキリン模様の不思議な機械が出て来ていたが、その正体がやっと分かった。移動式レントゲンだった。ICUにも来て2枚撮られた。

 病棟の看護師が忙しいのでお迎えは結局4時になった。車椅子でのご帰還である。病室の皆が「お帰りー」と言ってくれた。すぐに紙おむつから生理用ショーツに替える。

 午後5時、主治医が来てまだ尿管したままなのを、病棟の看護師に怒る。可哀想に、ICUの看護師さんが病室からトイレが遠いので気を利かせて付けたままにしておいてくれたのに…。その時ついでに背中に付いていた麻酔用の針を抜いてくれた。針が入っていたとは知らなかった。通りで痛かったはずだ。

 夕方6時、夕食がICUに届いていたので病室へ運んでもらう。届いた頃、ちょうど弟一家が見舞いに来てくれた。話し込んでいたら夫が来て、弟から見舞い金を受け取っていた。弟一家が帰った後、ようやくお粥と軟菜食の夕飯を完食。でも食べるのに疲れた。看護師さん忙しいらしく、まだ尿管を外してもらえず動けないので、夫に食べ終わった食器を運んで行ってもらう。ついでにポットにお茶も入れてきてもらった。会社からも見舞金を頂いたらしい。有り難い事だ。

 午後7時40分、ようやく尿管を外してもらい、早速トイレに行ってみる。つたえ歩きながら何とか歩けた。あー、疲れた。例のストッキングは洗濯して使えば足が細くなるとの事。(笑)

 体温37.5度。氷枕をする。頭痛の鎮痛剤は医者に聞かないと出ないらしい。諦める。


ICUを出る直前に精神科医が来た。看護師と32条の話をしていた。とにかく明日受診との事。その結果をパパに伝える事。

交通事故で亡くなった患者さんがICUに居たらしい。暇なので耳ダンボで医者同士の話を聞いていたら、事故後20時間以上経った場合は「事故死」にならないそう。遺体を運ぶ時、カーテンを全部閉められた。

その後、工事の人が来て、夕方まで工事をしていて頭痛がひどくなった。何の工事かと思えば、スピーカーが付いてCD5枚をリプレイしてBGMが鳴る様になったらしい。とにかくうるさかった。ICUは去年出来たばかりで、それまでは、手術を受けた人は病棟の観察室に入っていたらしい。

弟のお嫁さんと話していたら、今はおめでたらしい。長男は二人目が誕生する頃には2才になっている。ちょうど良い間隔だね。

そう言えば、パパが毎日持って来る占いの紙、昨日はもらっていない。夕方来た時に聞いて初めて気が付いた。どうも昨日は朝早く目が覚めて、出掛ける用意をしていたら櫛が折れたそうな。その上、占いは最悪で、事故・ケガとかはっきり書いてあって、あまりに内容が生々しかったので、わざと持って来なかったそうだ。そういうところに気が利くのがA型気質なのよね。

今日は疲れて、眠前の薬飲んだかも忘れてしまった。