天気　「どっちかな　雨か曇りか　はっきりと」

パパがとうとう切れてしまいました。母が亡くなってから私があんまり良かった時代の話ばかり言い続けるから「あんなに会いたくないって言ってたのに死んだら途端に母親の事ばかり話す。俺が思ってたとおりや。絶対後悔するとな」って。そして、テンションが高い、頓服のレボトミンを飲めとね。ゴックン。

それは違います。母だって私達が子供の頃から悪だったわけじゃない。ある男から目を付けられて付き合う様になってから人間が変わってしまったのです。1度身に付いたシミはもう戻らない。母は死ぬまで自分の思い通りにするにはどうしたら良いか、そればかりを考えている人間になったのです。言われる通り私達が動いたとするとどうなるか、良い商売があるからとパパが借金を背負って会社を作り商売を手伝う。でも世の中そうは甘くなくて商売は失敗し、母は自分だけ逃げてパパは借金取りに追われてお終いとね。

前に私の名前と住所を知っているだけで、銀行に勝手に私の口座を作ってネズミ講をやろうとしていた事がありましたから、住所も簡単に教えられないのです。必要ならばハンコなんてすぐに作れますしね。

でも、死んでしまった今ならもうそんな心配をする必要は無くなったわけで、それで安心したら子供の頃の懐かしい母を思い出したのです。生きているうちに会わなくて後悔しているわけではないのです。亡くなってようやく安心する事が出来たのです。パパの耳には言い訳に聞こえるかもしれませんが、私はこれで良かったのだと思っています。

後、母親が亡くなったというのに一滴も涙を流さないというのがパパには引っ掛かるみたいです。父が亡くなった時も、実家の祖母が亡くなった時も泣いていたのに、今回は全く泣かないのでこの後どうなるのかが気掛かりだそうです。私にもわかりません。いったいどうなるのでしょうか。

天気　「今日も晴れ　今晩からは　雨になり」

今日もまた取戻し請求をした年賀状が帰って来ました。結局全部帰って来たというわけです。郵便局ってすごいですね。この後本当は寒中見舞いとかで喪中だと伝えるわけですが、取戻し請求した所は母の事を全部知っているのでいらないでしょう。

1日の地震から余震にビビりながら過ごしているせいで、すっかり母の事を忘れていました。母の死を知ってからほとんどご飯が食べられなくなりました。正月もお酒を飲みながらお多福豆ばかり食べて、それ以外の時間はひたすらお茶を飲みながらみかんばかり食べていました。他の物は食べたいと思わなくなったのです。美味しくないというか。

昨日はカレーライスを1杯食べただけなのに、夜中まで吐き気と戦っていました。お餅は食べられるとわかったので、今日の晩ご飯はお餅を食べるかもしれません。日本酒が飲めるという事はもしかしたら酒粕もOKかも。ちょっと食べてみます。あーーーーーーダメでした。何も感じませんでした。あんなに好きで毎日の様に焼いて食べていたのに焼くのも面倒になりました。今晩は私だけカレーを止めてお餅にします。

そうそう、友人からの年賀状にYou Tubeで私のピアノを聴くのが心の癒やしと書いてありました。単純バカなので、また今年もソナチネの練習を始めようかなと思いました。本当はもう止めるつもりだったのですが。6番の第2楽章は弾いた事の無い曲なのでパスして他の曲から始めます。

私がピアノを弾いていたら亡き母も喜ぶでしょう。学生時代は私がピアノを止める度に次の先生を見つけてくるぐらい熱心でしたから。多分、本当は自分が習いたかったのでしょうね。小学生の頃、母がピアノの本を買って来て、私の伴奏で歌を歌った事もありました。

ああ、また地震があったそうです。こっちは揺れませんでしたが、能登で震度4だったそうです。寝るのが怖いです。

天気　「雨上がり　今日は晴れたが　寒かった」

午前中、ホームセンターへ行きました。飲料水を山ほど買っているお客さんばかりが目立っていました。自宅用か、それともどこかへ送るのかはわかりませんが、車にいっぱい積んで行きました。

私は亡くなった母の写真を飾る写真立てを買いに行ったのですが、買って帰ってよく見たら、本物の木ではありませんでした。木目のシールが貼ってあるだけでした。なるほど道理で安かったはずです。でも、せっかく買ったので写真を入れてみたのですが、何かピンときません。やはり母には派手なピンクの写真立ての方が似合っている様な気がしましたので、また元に戻してもらいました。せっかく買った写真立ては、パパが亡くなったらパパの写真を入れる事にしました。入れるのなら好きな車と一緒に撮った写真があるから、それをプリントして入れて欲しいと言うので了解しました。

帰りに近くのスーパーへ寄って来ました。いつもは残っているカップ麺がほとんど売り切れていました。パパは私がお昼ご飯を無理して作らなくても良い様に、お昼はよくカップ麺を食べているのですが、無いものはどうしようもありません。今日は袋麺を食べてもらいました。

パパが日本酒を買おうか悩んでいました。正月1日2日と私が飲んだので、もう一本買ってあげようと思ったらしいです。でも、これ以上飲んだらまた昔みたいにキッチンドリンカーになるかもしれませんので、買う前にストップしました。そして、今晩の晩ご飯はカレーにしました。カレーと日本酒は合わないし、12皿分作れば明日も食べる事が出来ますので、するってぇと私が楽出来るんですよねぇ。パパのアイディアに感謝です。

先程、私の弟からパパへメッセージが届きました。司法書士の方が私の名前と住所と本籍地を教えて欲しいそうです。本籍地なんて普段使わないからうろ覚えで、書いてある書類を探しまくりましたよ。やっと見つけて覚えていたのに間違いは無かったのを確認しました。でも何だか行くのが億劫になって来ました。本人じゃなきゃダメだそうで、発病してから自分の名前を手書きで書いた事がほとんど無いので書けるか心配です。

明日は整形外科の日。パパが付き添ってくれるらしいです。お風呂入らなきゃ。入っている間にまた地震が来ない事を祈って。

<追記＞　身体を洗い終わった頃に地震がきたそうです。パパが大丈夫か様子を見に来ました。4回ぐらいギシッ、ギシッと揺れたそうです。気が付かなかったです。裸だったので大きな地震じゃなくて良かったです。

天気　「予報では　降っては止んで　雨模様」

昨夜、2時過ぎ就寝。お布団に入った途端床が揺れました。怖かったです。私は睡眠薬無しでは眠れないので、その寝る前のお薬を飲んで布団に入ったので、寝ている最中に地震が来ても起きないと思います。なので、昨夜はビビりながらいつの間にか寝てしまいました。

昨日、パパがご近所さんから聞いて来た情報によると、ホームセンターではブルーシートを求めて行列が出来ていたそうです。でも、もう売り切れたそうです。こちらも能登ほどではありませんが、被害はあります。いつも22号線に入る時、道路の向こう側に山があるのですが、そこの中腹に山ほど家が建っているのです。私はそれを見る度に、そのうち土砂崩れに遭ったらどうするのだろうと言っていました。でも、その通りになってしまいました。今日の雨で地盤がもっとゆるくなっていなければ良いのだけれど、地震保険にはちゃんと入っているのかな。

パパがお風呂からあがって「考えたら頭を洗っている最中に地震がきたら困るのでお風呂に入る時は皆が揃っている時にしよう」って。そうしたら、万が一お風呂中に地震がきても他の人間が手早くタオルで拭いて服を着せてやれるだろうからって。なるほどー。なら、頭を洗う日と身体を洗う日と分けたら時短になって良いかも。

ああ、たった今また点けっぱなしのテレビから警報が鳴りました。ビビって椅子からおりて四つん這いになって息子を呼びました。ちょうどパパが居て良かったです。こちらの震度は3でした。まだ安心出来ません。ヘリの音が何度も聞こえます。

晩ご飯を食べている最中にまた揺れました。と思ったのは私だけでした。調べたらその時間、確かに地震はありましたが、それは能登地方が震度1だったのでこっちが揺れるはずが無いやろうと息子に言われました。もしかしたら、私の身体自身が小刻みに揺れているのかもしれません。

午後11時、パパも息子も寝てしまいました。明日は新年初のゴミの日なので、私はまだ寝られません。昨年末喪中になったので、大急ぎで年賀状の取戻し請求をしたのですが、結局1通しか戻って来ませんでした。まあいっか、実家からの年賀状が1日に届いたし、こちらからの年賀状もあちらに届いたのなら仕方の無い事ですね。下手に取戻し請求などしなければ良かったかも。パパの無駄骨に終わっただけなので。パパには申し訳無かったと思います。私のわがままに付き合ってくれて。

地震のせいで、母が亡くなった事をすっかり忘れていました。近いうちに法的手続きの為に兄弟と会わなければなりません。その時の為に髪の毛をきれいにカットしてもらった方が良いとパパが美容院に予約を入れていたのですが、地震が怖くて行くのが不安です。その前に整形外科も予約が入っています。まだ地震が来るかもしれないのにもう普通の生活に戻っても大丈夫でしょうか。家から出るのが不安です。

天気　「今日は晴れ　降っては晴れて　忙しい」

今日は朝ご飯を12時に食べました。せっかく買っておいたお節料理が勿体無くて重箱に詰めていたら2時間もかかってしまったのです。昨日もらった中華のオードブルも重箱に詰めました。パパの大好きなお雑煮は、今年から味噌仕立てを止めてお吸物になりました。ようやく用意が出来たので皆を呼んで食べました。パパは「無理せんと食べられる物だけ食べれば良いから」と言ってくれました。大丈夫。お節は大好きだからと言ったのに、何と何を食べても美味しくはないのです。好物のニシンの昆布巻きも、こんにゃくも、カマボコも。美味しいと感じたのは、お酒とお多福豆だけでした。本当はお酒は薬と合わないので飲んではいけなかったのですが、今年は一口飲んだだけで五臓六腑に染み渡り、あまりの美味しさに3度もお代わりしました。

突然ですが、先程大きな地震がきました。午後4時10分頃です。すごい揺れで立って移動出来ませんでした。パパは居なかったので、息子の名前を連呼しながら部屋の前へ行きました。すると寝ていたらしく、携帯電話の緊急警報が鳴ったはずなのにのんびり出てきました。そこへパパが走ってきてすぐにスニーカーを履くように言われました。パパは階段を上る時、すごい揺れでなかなか上れなかったみたいです。そんな1番揺れている時に何で戻って来たのかというと、「どうせ死ぬなら一緒にと思って」だそうです。涙ぐんでいました。

その後、一瞬電気が消えた様に感じましたが停電にはなっていません。パパに言われてすぐにガスの元栓を閉めましたが、お風呂のお湯張りのスイッチは自動的に消えていました。

只今、夜の9時半をまわりました。ようやく晩御飯を終えて地震の特番を見ています。私はお雑煮は食べられなくて、お酒を飲みながらお節をつついていました。本当はお酒を飲んではいけないのだけれど、パパ曰く今の私は「躁でもなくうつでもなく只気分が壊れている状態」とかで、そうでもしないと食べられませんでした。そして、今でも小さな揺れを感じています。夕方の地震でビビってしまったのか、ほんの少し団扇が揺れているのも感じ取ってしまいます。今晩は眠れそうにありません。ヘリの音がひっきりなしに聞こえます。それでは。

＜追記＞　最初の地震が来た時、瞬間これで建物が崩壊するのではないかと、罰が当たったのかもと思いました。怖かったです。