12月17日(木曜日)

Guppy   2015年12月17日   12月17日(木曜日) はコメントを受け付けていません

天気「寒いはず 雪がちらほら 降って来て」

今日はフィギュアスケートのグランプリファイナル男女フリーを見たいと思います。まずは女子から。

さすが世界のトップ6が集結したファイナルだけありますね。ショート最下位のアメリカ、アシュリー・ワグナー選手の演技についつい魅せられて、アッと言う間に演技が終りました。フリーは自身のパーソナルベストを更新してトータルの得点は199.81でした。次もアメリカのグレイシー・ゴールド選手。こちらはジャンプミスが目立ちトータル194.79でした。残念。そして日本勢です。まずはショート4位の宮原知子選手から。コーチは謙虚な方でホッとしました。昨日のショートプログラムの不自然な演技に比べたら今日はまあ他の選手と同じ様に見られました。結果はパーソナルベストを更新してトータルで208.85でした。

さて、浅田真央選手の登場です。目標は順位ではなく「自分をきわめる」演技が出来るか、だそうです。最初の3アクセルジャンプと次のジャンプでミスをしたのは痛かったですね。トータル194.32でも仕方が無いと思います。でも、真央ちゃんのファンが全員宮原知子選手のファンになっても私はずっと真央ちゃんのファンだからね。

この後はロシア勢だけです。今、ロシアではフィギュアスケートの選手が竹の子の様に続々出て来ているという状態で、今回も知らない選手が1人います。その前に、ロシアの天才エレーナ・ラジオノア選手から見ましょう。映画「タイタニック」のテーマソングに乗せての演技です。1ヵ所だけジャンプで転倒したのが惜しかったです。まあ、身長が一気に10センチも伸びて重心が変わったのですから、それでもトータルで201.13はよく頑張ったと思います。最後がショートで1位になったロシアのエフゲニア・メドベデワ選手16歳。この人がお初の選手です。今最も難しいと言われる手を上げてのジャンプで高得点をショートで叩き出したのです。羽生選手も1ヶ所だけ両手を上げてジャンプしていましたが、このメドベデワ選手はほとんどのジャンプで片手を優雅に上げて跳ぶ事が出来るんです。ですから、トータル222.54は当然の結果と言えるでしょう。というわけで、金メダルはメドベデワ選手、銀メダルは宮原選手、銅メダルはラジオノア選手でした。今日はここまで、男子フリーは後で見ます。お疲れ様でした。

おこんばんは。夜中の12時を越えました。今から男子フリーの演技を見たいと思います。まずはショート6位、カナダのパトリック・チャン選手。ショパンメドレーという事で「革命」の激しいメロディーに合わせて演技が始まりました。クラシックはナルシストのチャン選手にぴったりでしたね。もう完璧でした。得点は263.45。もうちょっとあげても良い様な気がするのですが…。次、ショート5位の村上大介選手。4回転ジャンプで転倒。他にもミスがあって235.49でした。もう1人日本からショート4位の宇野昌磨選手。後半に向けて段々感情移入していってとても素晴らしい演技でした。フリーもトータルもパーソナルベストで、トータル276.79でした。ショート3位は中国の金博洋(ボーヤン・ジン)選手。この人だけが跳べる4ルッツは何とか跳んでその後に転倒が一つありましたが、後半の4回転ジャンプを二つ決めてトータル263.45に。この地点で宇野選手の表彰台は確定しました。

さてお楽しみの時間が来ました。いよいよショート2位のスペイン、ハビエル・フェルナンデス選手の登場です。滑る前から拍手が鳴り響きスペイン国旗が振られていました。この人の演技力は本当にすごいです。場内はフェルナンデス一色になったほどです。トータルの得点は…292.95でした。大丈夫かな、ショート1位の羽生結弦選手。

いやあ、ドキドキしましたよ。本当にノリの良い観客で良かったです。すぐに羽生選手へ手拍子と、何かする度に「キャー」という声で、それも演技が終っても鳴り止まない様子で、得点はトータル330.43。得点が出たら出たでまた場内は拍手と「キャー」という声と口笛が鳴り止まず、羽生選手は感極まって涙を流していました。そして羽生選手が座っている場所は「キス&クライ」と言うのですが、「クライ&クライ」と言って泣き笑いしていました。羽生選手、優勝おめでとう。次は全日本、楽しみにしていますからね。チャンチャン。

<追記>おっと、エキシビションを見ていたら最後に羽生選手が4回転ループを跳びました。ブライアン・オーサーコーチの話では、今練習している最中との事でしたが、跳べる様になったみたいですね。今シーズンではプログラムに組み込む事は無いでしょうが、次のシーズンでは見られるかも…。本当に楽しみです。