天気「強風に揺れる木々見て今朝寒し」
昨日の続きです。その日から3日間父への見舞いに通っていました。その間、毎晩兄から電話で「今日も見舞いに行ったのか? お前は口が軽いから、あちらの親戚にもし会ったら余計な事を言いそうだから、見舞いには行かないでほしい。万が一、お前が何か喋ったせいで金銭の要求が有ったら、お前にも三分の1は払ってもらう事になるぞ!!」と言うので、とうとう私またもやキレテ思わず「わかった! でも家には今そんな大金無いから、とりあえず代わりに払っておいて! 何年かかっても必ず返すから!!」と叫んでしまった。電話を切った後、我が家は大変だった。夫がキレテしまったのだ。「何でそんな重大な事勝手に決めるんだ、俺に相談もせずに! お前が返事したんだから、お前一人で金返すんだな! 俺はそんな金、払う義務は無いからな!!」(▼▼) ___というわけで、ホント離婚寸前?!だったのです。毎日「今日が最後の見舞いかもしれない…」と思いながら通って3日目、ようやく長年の確執も消え、父と意思の疎通が出来た!!__と思ったのも束の間、その夜遅くに弟が訪ねて来ました。勿論、父の件で。兄達に頼まれたのか、それとも兄の役に立ちたいとの自分の意志で来たのか…。私が父の見舞いに行くのが、よほどお里にとって迷惑だったのだろう。話をしていて、私は崖っぷちに立たされている様な気持ちで思い切って聞いてみたのです、弟に。「兄弟で一番馬鹿なのは誰?」と。すかさず弟は答えました、「姉貴や!」と……。その瞬間、私の頭の中はグルグル走馬燈の様になってしまったのです。その日から一切眠れなくなりました。父には心の中で「ゴメンね。最期まで看取れなくて…」と、お別れを告げました。多分その日が、病気の最初だったのだと思います。今になって判った事ですが、弟が原因ではありません。ストレスが限界に来ていたところへ、弟の何気ないたった一言が引き金になっただけだったのです。今までそれが判らなくて、ただもう弟に会うのが怖くて怖くて、この1年全く会っていませんでした。あんなに可愛がっていたのに…。その弟が、今度結婚する事になったそうです。お相手は、父の件で兄弟がもめ始める前に友人から紹介され、以来ずっと心の相談にのってくれていたお嬢さんだそうです。30過ぎた弟よりよほど大人なのだと思います。末っ子で祖父母に甘やかされて育った弟につき合って、根気よく話を聞いてくれていたのでしょうから。昨日も書いたけど、二人の相性が一番大事な事だと思います。誰とつき合っても3月と保たなかった弟が、1年もつき合えたのです。きっとご縁が有ったのでしょう。幸せになって欲しい、心底そう思います。そして出来たら結婚式を見たい。(弟の母代わりを自認していた私の卒業式だと思うから…) でも私を嫌っているらしい兄夫婦や、何も知らないあちらの親戚も出席されるだろうから、今の私には行けるかどうか…….不安です。