3月25日(日曜日)

Guppy   2018年3月25日   3月25日(日曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「春だなあ 今日もとっても 良い天気」

今日はパパがお留守の間、録画しておいた世界フィギュアスケート選手権の男子フリーを見ました。なので今日はそのレビューを書きたいと思います。まずはケガの治療に専念したいと言う羽生結弦選手の代打で初めて出場した友野一希選手19歳。ショートプログラムでは11位でした。なので第3グループでの滑走です。冒頭の4(クワド)サルコウ2(ダブル)トゥループのコンビネーションジャンプはGOE(基礎点からプラスマイナスにする出来栄え点)で減点になりました。後は楽しそうに滑っているのが観客を惹き付けたのか、終わったらお客さん総立ちで拍手していました。フリーの得点は173.50点(技術点94.40演技構成点79.10)で、ショートプログラムとの合計は256.11点でした。選手よりコーチの方が大喜びしていました。w

さてここからは最終グループです。カナダのキーガン・メッシング選手26歳。お初にお目にかかります。ショートプログラムでは6位でした。カナダと言えばパトリック・チャン選手やケヴィン・レイノルズ選手が有名ですね。今回は2人とも引退したので代表になれたのでしょう。おっと平昌オリンピックでも出ていましたね。曲のタイトルの「チャーリー・チャップリンメドレー」で思い出しました。冒頭の3(トリプル)ルッツジャンプでは何とか堪えたのですが、次の4トゥループの予定が3トゥループジャンプに。後半最初の4トゥループのコンビネーションジャンプの予定が4トゥループで転倒。3ループジャンプも2ループに。終わったらかなりお疲れの様でした。フリーの得点は159.30点(技術点77.16演技構成点83.14減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は252.30点でした。

次は日本の宇野昌磨選手20歳。ショートプログラムでは5位でした。冒頭の4ループジャンプで転倒。何かオリンピックの時を思い出しました。でも今回はもっとひどい事に。得意の4フリップジャンプでも転倒。後半最初の3アクセルジャンプ(3回転半のジャンプ)では両足着氷してしまい、次の4トゥループのコンビネーションジャンプの予定が4トゥループで転倒したのでその次の単独4トゥループジャンプに2トゥループをつけてコンビネーションジャンプにしました。オリンピックの時と同じプログラムにして無理をしたのでしょう。終わったとたん右足を痛そうにしていました。フリーの得点は179.51点(技術点94.65演技構成点88.86減点4.00)で、ショートプログラムとの合計は273.77点でした。

次は中国のボーヤン・ジン選手20歳。ショートプログラムでは4位でした。冒頭の4ルッツジャンプで転倒。次の4サルコウの予定が2サルコウジャンプに。いっつもステップシークエンスと間違えるのですが、この選手のコレオシークエンスはコミカルで私は大好きです。で、後半最初の4トゥループのコンビネーションジャンプの予定が壁に当たってファーストジャンプで転倒。次の単独の4トゥループジャンプでも転倒。その後3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプの予定がセカンドジャンプで氷に引っ掛かって転倒、3ルッツ2トゥループのコンビネーションジャンプになってしまいました。次の3フリップジャンプでも転倒。終わってから苦笑いでコーチの元へ。キス&クライでお客さんの歓声を聞いてようやく笑顔になりました。それにしてもこんなに転倒してどうしたんでしょうか。転倒も2度までは-1.00で済むけれど3度目からは-2.00になるのでかなり得点が低くなるでしょう。案の定、フリーの得点は127.56点(技術点63.34演技構成点73.22減点9.00)で、ショートプログラムとの合計は223.41点でした。調べたら、どうやらオリンピックが終わってリラックスし過ぎて集中出来なかっただけだそうです。何ともなくてホッとしました。

次はロシアのミハイル・コリヤダ選手23歳。ショートプログラムでは2位でした。まずは冒頭の4ルッツジャンプで転倒。次は4トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプの予定が堪えて単独の4トゥループジャンプに。後半最初の4トゥループジャンプでも転倒。最後のジャンプ、3ループが2ループジャンプに。フリーの得点は172.24点(技術点86.12演技構成点88.12減点2.00)で、ショートプログラムとの合計は272.32点でした。この選手は、ジャンプにしてもスピンにしても質の良い要素を持っているのに今回は残念でした。

次はアメリカのヴィンセント・ジョウ選手17歳。今度こそお初にお目にかかります。昨シーズンの世界ジュニアチャンピオンです。ショートプログラムでは3位でした。冒頭4ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプの予定がファーストジャンプで転倒。1つ目の4サルコウジャンプではお手付き。後半に入って4ルッツジャンプと4トゥループジャンプは両足着氷に。2つ目の4サルコウジャンプでは転倒。次の3アクセルジャンプでも転倒。そして、8つのジャンプのうち7つがアンダーローテーションになりました。つまり回転不足です。もう、終わったらガッカリしていました。フリーの得点は138.46点(技術点66.24演技構成点76.22減点4.00)で、ショートプログラムとの合計は235.24点でした。それにしても、皆さんどうしたのでしょうか。次から次へとまるで連鎖の様に転倒して。

最後はアメリカのネイサン・チェン選手18歳。ショートプログラムでは1位でした。冒頭の4ルッツジャンプは余裕でした。コンビネーションジャンプの予定でしたが単独で。そして4フリッツジャンプの予定を4フリッツ2トゥループのコンビネーションジャンプにしてその次に単独の4フリッツジャンプを跳びました。前半はこれでお終い。予定していた3ループジャンプは跳びませんでした。後半に入って4トゥループ2トゥループのコンビネーションジャンプの予定でしたが、単独の4トゥループになったので次の4トゥループに3トゥループをつけてコンビネーションジャンプにしました。それから4サルコウジャンプはステッピングアウト、つまり両足着氷してしまいました。ま、ミスはこれ1つだけですね。後は予定通りです。すごい技術点ですね。観客は総立ちでした。気のせいか、全体的に4回転ジャンプの質が良くなった様に見えました。フリーの得点は219.46点(技術点127.62演技構成点91.84)で、ショートプログラムとの合計は321.40点でした。もうダントツですね。

結果、アメリカのネイサン・チェン選手が初優勝しました。日本の宇野昌磨選手は銀メダル、ロシアのミハイル・コリヤダ選手が銅メダルでした。日本の友野一希選手は何と5位になりました。よく頑張りました。2人のお陰で来シーズンの出場枠3枠を守る事が出来ました。ありがとう。また来シーズンまでケガする事なく頑張ってステキなプログラムを見せて下さい。それまでしばしのお別れを。