天気 「今は雨 今晩からは 雪だとか」
最近、天気予報が全く当たりません。本当に雪が降るのでしょうか。疑問です。さて、今日はようやくフィギュアスケートのグランプリファイナル女子フリーを見る事が出来ました。いやあ、レビューを書くのって頭が要るのですね。疲れて疲れてとても1度に出来ませんでした。見る方も休憩しながら見ました(-_-)゚zzz… 失礼しました。どうやら疲れて寝てしまった様です。フィギュアを見る前は全然見る気が失せてしまっていたので頓服のアリピプラゾールを飲みました。今はもうすっかり元気になりました。では、レビューを書きます。
滑走順から。1番、イタリアのカロリーナ・コストナー選手。ショートプログラムは6位でした。後半の2(ダブル)アクセル1(シングル)ループ3(トリプル)サルコウのコンビネーションジャンプの予定が2サルコウになってしまったのが惜しかったです。で、あまりにも表情豊かで軽ーく滑っている様な気がしたのでてっきりコレオシークエンスかと思ったら何と、ステップシークエンスでした。力を使っている様には見えなかったので解説を聞くまでわかりませんでした。さすがは年の功と言って良いのでしょうか、技にも年季が入ってますね。フリーの得点は141.83点(技術点66.87演技構成点74.96)で、ショートプログラムとの合計は214.65点でした。手を叩いて喜んでいました。
2番、ロシアのマリア・ソツコワ選手。ショートプログラムは4位でした。曲はドビュッシーの「月の光」。静かな曲なのに物凄いスピードでジャンプに。片手を上げてジャンプしていましたが、解説の荒川静香さんが「もっと手が伸びた方が加点が上がる」と言っていました。メドベージェワ選手をお手本にしたのでしょうが、自分では自分の姿なかなか見られないから同じかどうかわからないものね。前半最後のステップシークエンスでは173センチの長い手足を生かしてのステップでとても丁寧に滑っていました。後半の3フリップ1ループ3サルコウのコンビネーションジャンプは基礎点11.22に1.00という大きな加点がついたみたいです。けっこう体力を使ったのか、終わった途端ホゥーッとしていました。そして会場の空気がスーッと透き通った感じに変わっていました。フリーの得点は142.28点(技術点73.59演技構成点68.69)で、ショートプログラムとの合計は216.28点でした。これはパーソナルベスト、つまり自己ベストを更新したそうです。勿論、フリーの得点もパーソナルベストだそうです。
3番、日本の樋口新葉(わかば)選手。ショートプログラムは5位でした。曲は「007」より、振付は有名なシェイリーン・ボーンさん。ソツコワ選手が残した空気感が普段と違うので大丈夫かなあと心配したけれど、持ち味の速いスピードで一掃しました。前半最後の3サルコウジャンプの予定が2になったのは惜しかったです。でも、力強いボンドを演じたと思います。後半になってボンドガールを演じるのに失速してしまったせいか、コンビネーションジャンプの予定が単独の2ルッツジャンプに。その分を最後の3フリップに2トゥループ2ループを付けてとっさに3連続のコンビネーションジャンプにした様です。フリーの得点は128.85点(技術点62.67演技構成点66.18)で、ショートプログラムとの合計は202.11点でした。すごく悔し涙を流していました。きっと次回の全日本選手権で挽回してくるでしょう。頑張れ、わかば!!
4番、カナダのケイトリン・オズモンド選手。ショートプログラムは1位でした。曲は「ブラックスワン」ブルータスよ、お前もか。最初は豪快でスピードを生かしたジャンプで良かったのですが、途中跳び急いだのか3ループジャンプの予定が2に。次の次の3サルコウジャンプでは高さが足りず転倒。コレオシークエンスの音に合わせてのバレエジャンプは良かったけど。終わってから首を横に振りながらコーチの元へ。フリーの得点は138.12点(技術点66.50演技構成点72.62減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は215.16点でした。
5番、ロシアのアリーナ・ザギトワ選手。ショートプログラムは2位でした。あのメドベージェワ選手と同じコーチだそうです。フリーもバレエの曲にバレリーナ風のコスチュームです。前半はゆっくりとしたコレオシークエンス、スピン、ステップシークエンスで終わり、得点が1.1倍になる後半に入って立て続けにジャンプを跳びました。8割がた両手を上げてジャンプをしていました。只1ヶ所だけ、2アクセル3トゥループのコンビネーションジャンプで回転は足りていたのですがオーバーターンをしてしまいました。そんなもんかな。解説の荒川静香さんが言うには「このコーチの教え子は皆手を上げていますが、ただ手を上げているだけではないというのが大事なポイント」との事でした。確かにただ上げりゃあ良いってもんじゃあないわよね。まず、美しくないとね。というわけで、フリーの得点は147.03点(技術点76.61演技構成点70.42)で、ショートプログラムとの合計は223.30点でした。得点がパーソナルベストとわかって泣きそうな顔がようやく笑顔になりました。ヤレヤレ。
6番、日本の宮原知子(さとこ)選手。ショートプログラムは3位でした。アメリカ大会の時も同じ衣装でしたが、その時パパが「珍しい、青い衣装や」と言っていました。本当にピンク系よりは意外とリンク映えしてると私も思いました。ジャンプに限って言えば、3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプでは回転不足で、次の3フリップジャンプでは跳び急いでいました。ミスと言えばそんなもんかな。とにかく以前に比べて表現力が出て来たのが良かったです。終わった途端大歓声に包まれて、日本の国旗が沢山揺れていて口笛も鳴っていました。本人も満足げな顔をしていました。フリーの得点は138.88点(技術点67.00演技構成点71.88)で、ショートプログラムとの合計は213.49点でした。その得点を見た途端、笑顔が消えました。仕方ないよ。ケガで滑れなかったんだから。世の中そんなに甘くないって。
以上でグランプリファイナルはお終いです。優勝はアリーナ・ザギトワ選手、2位はマリア・ソツコワ選手、3位はケイトリン・オズモンド選手でした。ちなみに日本の宮原知子選手は5位、樋口新葉選手は6位でした。でも世界のトップ6に入ったのですから元気出してね。では、また全日本選手権で会いましょう。バイバーイ(^_^)ノ