11月28日(火曜日)

Guppy   2017年11月28日   11月28日(火曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「温かや 暖房なしで 過ごせたよ」

今日も今日とてYou Tubeでフィギュアスケートグランプリシリーズアメリカ大会の女子ショートプログラムを見ました。テレビで放送されていないので仕方がないですね。まずはアメリカのブラディ・テネル選手19歳。お初にお目にかかります。と思ったら、「この動画は、お住まいの国では公開されていません。」と出ました。残念。

次はロシアのポリーナ・ツルスカヤ選手16歳。日本大会では3位でした。冒頭の3(トリプル)ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプは高さがあって良かったのですが、後半の3ループジャンプで転倒。2(ダブル)アクセルジャンプ(2回転半のジャンプ)では危なく転びそうでした。でも、振付はまるでメドベージェワ選手そっくりでした。同じ振付師なのかなあ。得点は63.20点(減点1.00)でした。

次もロシアのアリョーナ・レオノワ選手27歳。日本大会では6位でした。チャチャチャの曲に合わせて最初は大人のセクシーな演技で始まりました。でも、ノーミスだっていうだけで特に感動なし。久しぶりに白じゃない肌色のスケート靴を見ました。得点は63.91点でした。

そのまた次もロシアのセラフィマ・サハノヴィッチ選手17歳。こちらもお初にお目にかかります。何と、コーチがあの羽生選手も憧れたと言うエフゲニー・プルシェンコさんではありませんか。引退してコーチにならはったんですねぇ。何か感無量というか、ついこの間まで選手やったのに時の流れを感じましたわ。ウィキペディアによると、今はスケート学校を開校して才能や将来性を認めた若者を無料で受け入れているそうな。やる事がでかいなあ。つまり、この選手は認められた若者というわけですね、なるほど。冒頭の3フリッツ3トゥループのコンビネーションジャンプはうまくいきました。後半の3ルッツジャンプでは両手を上げていました。これは加点になります。そして2アクセルジャンプ。完璧にノーミスですね。リンクサイドに帰って来てプルシェンココーチに抱きついて良いなあ。キス&クライではにこやかで優しそうなコーチぶり。得点は66.28点で、それを見て「うわあ」と喜んでコーチの影に隠れると、プルシェンココーチが優しく肩を組んでくれました。幸せな子だなあ。

次は日本の坂本花織選手17歳。ロシア大会では5位でした。曲は「月光」。前半は第1楽章のゆったりとした音に合わせてスピンなどで演技をし、後半からは第3楽章の速さに合わせてすごいスピードで3フリッツ3トゥループのコンビネーションジャンプに入って決めました! そしてそのスピードのまま3ループジャンプ、2アクセルジャンプと決めてノーミスの素晴らしい演技でした。キス&クライでは終始ニコニコしていて、得点69.40点を見て思わず「うわー」と叫んでいました。

次は2人飛ばしてアメリカのアシュリー・ワグナー選手26歳。カナダ大会では3位でした。これも「この動画は、お住まいの国では公開されていません。」との事。何かあったのでしょうか。

次はカナダのガブリエル・デールマン選手19歳。中国大会では6位でした。タンゴの曲で、最初は3トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプ。後半に入って3ルッツジャンプでお手付きしましたが、最後は曲に合わせてカチッとポーズを決めました。得点は68.08点でした。今日はブライアン・オーサーコーチは居ないのね。

最後は日本の宮原知子選手19歳。日本大会では5位でした。曲は「SAYURI」(Memoirs of a Geisha)。和楽器の音色がいかにも日本の曲って感じでした。でもこれアメリカ映画なのよね。ま、それは置いておいて、冒頭の3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプは着氷が危なかったですが、後半は大丈夫でした。リンクサイドに戻って来たら、子供と一緒に2ショットで記念撮影させてあげていて、ちょっと見直しました。キス&クライではパイナップルのぬいぐるみを持って、くそ真面目な表情で座っていました。得点の70.72点を見てもあまり喜んでいる様には見えませんでした。単に真面目なだけなのか、それとも不服なのか…。よくよく見てみると、技術点は宮原選手より坂本選手の方が高かったです。点差はたったの1.32。明日のフリーは頑張らないと。

以上で女子ショートプログラムは終わりです。この地点で1位は日本の宮原知子選手、2位は日本の坂本花織選手、3位はカナダのガブリエル・デールマン選手、4位はアメリカのブラディ・テネル選手、5位はロシアのセラフィマ・サハノヴィッチ選手、6位はアメリカのアシュリー・ワグナー選手、7位はロシアのアリョーナ・レオノワ選手、8位は同じくロシアのポリーナ・ツルスカヤ選手でした。それでは休憩に入りまーす。

ここからは女子フリーの演技です。まずはショートプログラム8位、ロシアのポリーナ・ツルスカヤ選手。長身だからでしょうか、ジャンプが大きいです。しかも高い。もう跳ぶ度に拍手です。後半に入っておっと危ないと思ったジャンプもあったけど、全体的にはかなり良かったと思います。特に終盤にかけての3ループジャンプとか2アクセルジャンプは安定していたし。フリーの得点は132.36点(技術点69.20)で、ショートプログラムとの合計は195.56点でした。

次は1人飛ばしてショートプログラム4位、アメリカのブラディ・テネル選手。ショートが見られなくて残念でした。4位がどんな演技だったのか見たかったのにぃ。曲は「シンデレラ」。冒頭の3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプから最後の3サルコウジャンプまで跳ぶ度に拍手喝采。その安定したジャンプの上にスピンもきれいと来た。もう完璧にノーミス。本人も終わった途端両手を上げて「やったー」と。新しい全米チャンピオンになるかも。そして、確実にオリンピックには出て来るでしょう。そうなったら今度はショートプログラムも見られるでしょうから楽しみです。リンクサイドではお客さんと写真を撮ったりサインをしたり、もう既に名は知られているのでしょう。フリーの得点は137.09点(技術点72.68)でショートプログラムとの合計は何と204.10点でした。本人もコーチもすっげー喜んでいました。

次も見られなかったのですが、ショートプログラム6位、アメリカのアシュリー・ワグナー選手。最初は2アクセルジャンプ、次は3フリップ2トゥループのコンビネーションジャンプ、そして2アクセル2トゥループのコンビネーションジャンプ、跳ぶ度に「キャー」とか「ワー」とか歓声が上がって、スピンも2つきれいに回っていたのに歌が流れて来たら途端に演技を止めて首を振りながら「もうダメ、出来ない」とか言いながらコーチの元へ。そして審査員に棄権を告げてお終い。リンク中央で礼だけしてすぐに会場の外へと行ってしまいました。次のサハノヴィッチ選手がリンクに入ってから何やら英語でアナウンスしていましたが、英語がわからないので何て言っているのかわかりませんでした。オリンピックまでに滑れる様になっていると良いのですが…。

次はショートプログラム5位、ロシアのセラフィス・サハノヴィッチ選手。前半は跳ぶ度に拍手が沸き起こって良かったし、後半になって最初の3サルコウ3トゥループのコンビネーションジャンプも「キャー」とか「ワー」とかうるさいくらい拍手喝采だったのに、その次のジャンプが1(シングル)アクセルジャンプになった時はさすがに会場はシーンとなりましたね。次の両手上げ3フリップ片手上げ2トゥループのコンビネーションジャンプになってまた拍手がわきましたが、最後の両手上げの3ループジャンプは何とか堪えました。そしてコレオシークエンスではとても感情移入していたせいか会場も引き込まれた様子で静かに終わりました。終わったら顔が段々笑顔になって来てチョー可愛いかったです。フリーの得点は123.47点(技術点64.56)でショートプログラムとの合計は189.75点でした。急きょ早まった出番ですが、よく頑張りましたね。偉かったです。それにしてもキス&クライに座っていたプルシェンココーチは口を真一文字にしてニコリともしませんでした。何か怒っているみたいに。

次はショートプログラム2位、日本の坂本花織選手。名前をコールされたら日本のファンが来ているのか、「サカモトー!!」とか「頑張れー!」という声が聞こえていました。演技は最初っからジャンプを跳ぶ度に拍手が沸いて、特に後半の2アクセル3トゥループ片手上げ2トゥループの3連続コンビネーションジャンプは会場から「ウオー」という声が沸き起こりました。後は跳ぶ度に「ワー」となり、スピンにまで拍手で、はっきりとした振りと大きなジャンプが良かったのだと思います。しかもノーミスだったので、終わった途端飛び上がって喜んでいました。日本の旗がちらほらと揺れていました。とにかく拍手喝采。もらったぬいぐるみはリンクサイドで袋に入れていましたが、何故か蛇のぬいぐるみまでありましたw。キス&クライで座っている本人を見たら眉間が広かったので、もしかしたら次世代の真央ちゃんになるかもしれません。世界中に愛される様な。フリーの得点は141.19点(技術点73.71)。得点を見た途端「ウワー」と大声をあげて喜んで、次にショートプログラムとの合計が210.59点と出るとまた叫んでコーチも止められませんでしたw。

次はショートプログラム3位、カナダのガブリエル・デールマン選手。冒頭の3トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプは幅も高さもあってダイナミックで良かったと思います。次の3ルッツジャンプかその次の3フリップジャンプは本当はコンビネーションジャンプの予定だったのではないでしょうか。着氷してから間があったので。後半に入って最初の3ルッツジャンプは何とか堪えたのですが、次は1ルッツジャンプになってしまいました。で、次の2アクセルジャンプも間があったのでもしかしたらコンビネーションジャンプにと思っていたのかもしれません。結局コンビネーションジャンプは冒頭の1つだけになってしまいました。残念。終わったら「はあ」とため息が。そしてフリーの得点121.06点(技術点55.93)を見て自分から鼻で笑っていました。ショートプログラムとの合計は189.14でした。

最後はショートプログラム1位、日本の宮原知子選手。曲は「蝶々夫人」(Madame Butterfly)。1年の休養中に色々やった事が良かったのか、振りが大きくなって前には無かった表現力があふれ出る様に技と技の間にありました。最初の3ループジャンプから最後の2アクセルジャンプまで跳ぶ度に拍手喝采、そしてスピンにも拍手、何とスパイラルにまで拍手をもらっていました。勿論ノーミスです。で、笑顔で終えた後、今までとは違って明るい顔でお辞儀をしては手を振っていました。フリーの得点は143.31点(技術点72.23)それを見たコーチの方が「キャー!!」、この技術点は坂本花織選手やブラディ・テネル選手よりは下ですが、演技構成点で71.08と70点越えをして1位になったのです。勿論、ショートプログラムとの合計は214.03点で「ファーストレイツ!!」と聞いたとたんあの宮原選手が「やったー」と片手でガッツポーズをしていました。いやあこんな宮原選手は見た事が無かったです。もう辛気臭い宮原ではなくなりました。ケガの功名というものですかね。

というわけで、長くなりましたが女子シングルのレビューを終わります。優勝は日本の宮原知子選手、2位は日本の坂本花織選手、3位はアメリカのブラディ・テネル選手でした。さて、この結果グランプリファイナル進出の残り1枠は、日本の樋口新葉選手に確定しました。宮原選手は補欠の1番になりました。もし、出られたら面白い勝負になりそうですね。では今夜はこのへんで。お休みなさい。

<追記> この日は1日中フィギュアスケートのレビューを書いていたせいか、脳の働きが止まらず寝る前のお薬を飲んでもなかなか眠れませんでした。翌日レボトミンと一緒に寝る前の薬を飲んだら即効で眠れました。次回診察日には、レボトミン25ミリじゃなくて良いから10ミリでも良いから出してもらえないか交渉してみます。(12/1)