天気 「今日も晴れ 桜も咲いて 春来る」
今日も世界フィギュアスケート選手権を見ています。朝の6時から録画しておいた女子フリーを見て、夜も9時過ぎた今はライブ中の男子フリーを見ています。気になるのは最終グループの面々。特に羽生結弦選手とネイサン・チェン選手、そして宇野昌磨選手と鍵山優真選手もかな。今日の結果で北京オリンピックの出場枠が決まるとの事で、各国の選手達が必死で演技しています。でも私が見たいのはやはり上位クラスの選手達ですね。誰の手にどのメダルが輝くか、非常に気になります。あえて言うなら羽生選手に金メダルを、ですねw
さて、今から最終グループの6分間練習が始まります。1番滑走は宇野昌磨選手、4番滑走はアメリカのネイサン・チェン選手、5番滑走にお初の鍵山優真選手、最後6番滑走に羽生結弦選手が登場します。ああ、もうワクワクです。
始まりましたあ。1番滑走はショートプログラム6位の宇野昌磨選手、23歳。冒頭は4回転サルコウ、両足着氷?回転は1/4足らずかな。得意の4回転フリップは大丈夫。次4回転トゥループもお手付きして1/4回転不足とか。トリプルアクセルも着氷に乱れ。後半になってから調子を戻してきて、次々とコンビネーションジャンプを跳んで、しかも最後の「トリプルアクセル・シングルオイラー・トリプルフリップ」という3連続ジャンプは基礎点だけで15.85ももらえる高度なジャンプです。おまけに3種類のスピンもステップシークエンスも全て最高難度のレベル4を取りました。私が見た限りほぼノーミスに近いのではないでしょうか。本人もにこやかに演技を終えましたし。フリーの得点は184.82でショートプログラムとの合計は277.44でした。インタビューでランビエールコーチが喜んでくれたので嬉しかったとのこと。良かったね。
次、4番滑走ショートプログラム3位のネイサン・チェン選手、21歳。4回転ジャンプをコンビネーションジャンプも含め4種類計5回も跳んでいて、全てのジャンプ、スピン、ステップシークエンスで沢山の加点をもらっていました。はっきり言って完璧なノーミスで、その凄さに会場中の関係者から拍手喝采を浴びていました。フリーの得点は222.03でショートプログラムとの合計は320.88でした。技術点だけで何と125.89も取ったのですよ。これは羽生君はダメかもしれないなと思いました。自己ベストを越えないと無理なので。
案の定、最終滑走ショートプログラム1位の羽生結弦選手、26歳。冒頭から4回転ループでお手付き、次の4回転サルコウでは1/4回転不足の上着氷で乱れ、次のトリプルアクセル(3回転半)の方は何とか堪えたんだけど、後で知ったのですが、この3アクセル本当はコンビネーションジャンプの予定だったとか。それで最後のジャンプの時それを忘れて予定通り3アクセルを跳んだら「リピート」となって減点になったみたいです。勿体無ーい。結果、フリーの得点は182.20でショートプログラムとの合計は289.18でした。羽生君は思っている事がすぐ顔や態度に出るのでホントわかりやすい人です。得点を見るなりさっさとキス&クライから去っていきました。実は初めて国際大会に出場したショートプログラム2位の鍵山優真選手の方が得点が高かったのです。フリーも合計も。まだ17歳だけど、羽生選手が初めて国際大会(世界選手権)に出ていきなりメダルを取った時も同じ17歳だったのですよ。チャン選手が優勝をしたのは仕方が無いとして、鍵山選手が2位で自分が3位になった事に腹を立てているのかもしれませんね。ま、オリンピックまでもう少し時間があるのですから頑張って練習しましょう。
以上で世界フィギュアスケート選手権の解説を終わります。優勝はアメリカのネイサン・チェン選手。2位は日本の鍵山優真選手。3位も日本の羽生結弦選手。4位にも日本の宇野昌磨選手が入りました。お陰で、北京オリンピックの出場枠は3枠取れたそうです。目出度し目出度し。
<追記> 女子シングルの金銀銅メダリストは全員ロシアではなくて「FSR」から来たそうです。「FSR」って何かな?とググったら、ロシアフィギュアスケート連盟の英語の略だそうです。何か、ドーピング問題で裁判があって処罰として2年間ロシアはどこの国際試合にも出場出来ないそうです。絶対にドーピングに関わっていないとハッキリしている選手だけ「FSR」として来られたそうです。で、前にもオリンピックでそういう事ありましたよね。同じ様に今回もロシアの国旗もロシアの国歌も使えないそうです。国歌の代わりはチャイコフスキーの「ピアノ協奏曲第1番」だそうです。何か格好いいなあ。