天気 「つまんない 雨は降らねど 曇り空」
今日もフィギュアグランプリシリーズ日本大会(NHK杯)のレビューを書きたいと思います。もう飽きちゃった方はすっ飛ばして下さい。本日は男子だけ見ました。滑走順に、私の独断と偏見で書かせてもらいます。4番、カナダのケビン・レイノルズ選手28歳。もうそんな歳になったのですね。私の大好きなトッポ・ジージョ君。冒頭のコンビネーションジャンプで頑張って4(クワド)サルコウを跳んだのに回転不足だって。しかもこの時セカンドジャンプで3(トリプル)トゥループを跳んで、次も4回転のつもりが3トゥループになっちゃって、3トゥループのリピートと見なされて、このジャンプは0点になりました。おまけに3アクセルジャンプ(3回転半のジャンプ)も両足着氷のうえに手もついちゃったので減点の嵐です。ルール改正のお陰で後半にジャンプが無くても大丈夫になったので、3種類のスピンを3つとも後半に持って来て「ハイ、お終い」のプログラムでした。でもこの選手、日本のファンが多くて(私もですがw)客席にはカナダの国旗がひらひら、リンク内には花束がいっぱい投げ込まれていました。ショートプログラムの得点は61.14点(技術点25.49演技構成点35.65)でした。キス&クライでは得点を見て真摯に受け止めていました。良いの良いの、私はお顔が見られるだけで大満足ですから。
次は7番、イタリアのマッテオ・リッツォ選手20歳。お初ですぅ。見る気はさらさら無かったのですが、表彰台に上ったらしいので見てみる気になりました。さて、初めて見るショートプログラムはどんな模様でしょうか。冒頭の3アクセルジャンプはスピードがあって高さと言い幅と言い流れに沿ってとてもきれい、みたいな事を解説の本田武史さんが言っていました。次の3ルッツはコンビネーションジャンプにする予定でしたが、バランスを崩したのかセカンドジャンプはありませんでした。代わりに後半の3フリップジャンプに3トゥループジャンプをつけて何とかコンビネーションジャンプにしましたが、セカンドジャンプでアンダーローテーション(回転不足)をとられ基礎点が70%になってしまいました。で、スピンで終わり。ショートプログラムの得点は77.00点(技術点38.79演技構成点38.21)でした。キス&クライで一緒に座っているお父さんがコーチだそうです。無良選手の二の舞にならなきゃ良いけど。親子って、厳しすぎるか甘すぎるかのどちらかになりそうで。
さて次は10番、ロシアのドミトリー・アリエフ選手19歳。お初かなあ、どっちだか覚えていないや。冒頭の4トゥループジャンプは高さも幅もあって素晴らしかったです。but次の3アクセルジャンプで幅があり過ぎて回転が…で転倒。そういう事もあるもんなんですね。新しいルールでは最後の1本だけ基礎点1.1倍になるというわけで、最後のジャンプは3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプにした様です。で、ショートプログラムの得点は81.16点(技術点41.67演技構成点40.49減点1.00)でした。キス&クライでは笑顔は全くありません。仕方が無いですね。
続けて11番、日本の宇野昌磨選手20歳。ご存知、平昌オリンピックの銀メダリストで、カナダ大会では優勝しました。ここで表彰台に上ったらグランプリファイナル進出が決まるでしょう。では、冒頭の4フリップジャンプはキレがありましたね。次4トゥループのコンビネーションジャンプの予定がファーストジャンプで転倒、コンビにならず。カナダ大会で3アクセルジャンプが転倒してしまったので、今度は助走を変えて3アクセルジャンプを跳びました。成功して良かったです。ステップシークエンスでは曲に合わせての演技が出来る様になって良かったです。終わったとたんリンクには花がいっぱい投げ入れられて、拍手に歓声、日本の国旗の他にも昌磨と書かれたタオルがひらひらいっぱいでした。キス&クライでは外国には行かない山田満知子コーチといつもの樋口美穂子コーチにはさまれて嬉しそうでした。ショートプログラムの得点は92.49点(技術点48.91演技構成点44.58減点1.00)でした。
最後です。12番、ロシアのセルゲイ・ボロノフ選手31歳。未だ現役とは素晴らしいです。しかも、アメリカ大会では3位だったとか。冒頭は4トゥループ3トゥループのコンビネーションジャンプ、これは高かったです。そして3ルッツジャンプ。3アクセルジャンプは高くて余裕のある素晴らしいジャンプでした。ステップシークエンスでは観客から手拍子をうながして気持ちのこもった良い演技でした。とにかくノーミスで素晴らしかったです。最後は指を差してニコリともせずに吠えていましたが。そして、観客席に挨拶する度に「ワー」と歓声が鳴り響いていました。ショートプログラムの得点は91.37点(技術点50.10演技構成点41.27)でした。どうやらこれがパーソナルベストだそうです。キス&クライでは、「オー!」とか「イエス」とか言っていたから多分満足したのでしょう。良かった良かった。
で、この地点での順位は、1位日本の宇野選手、2位ロシアのボロノフ選手、3位ロシアのアリエフ選手、4位イタリアのリッツォ選手。そしてカナダのケビン・レイノルズ選手は12位でした。お疲れ様でした。とりあえず休憩に入りまーす。
こんばんは。ようやく男子フリーを見る事が出来ました。では、私の気になる選手だけ滑走順にレビューを書きますね。まずは8番、イタリアのマッテオ・リッツォ選手。ショートプログラムでは4位でした。曲は「ローリング・ストーンズメドレー」です。冒頭の4トゥループジャンプで転倒。着氷までの余裕が無かったと解説の本田武史さんが言っていました。その後は3アクセル2トゥループのコンビネーションジャンプ、これは高さ幅流れもあって良かったそうです。次の3ルッツで何とかこらえて3トゥループのコンビネーションジャンプに持ってきました。で、3ループを跳んで後半になって3アクセルジャンプで回転不足。続く3フリップ1Eu(シングルオイラー)2(ダブル)サルコウの3連続ジャンプでもセカンドジャンプで回転不足を取られました。ジャンプを全て跳び終えたら曲が変わってステップシークエンスでは音に合わせてとてもよく動いていました。終わった後にペロッと舌を出していました。フリーの得点は147.71点(技術点70.07演技構成点78.64)で、ショートプログラムとの合計は224.71点でした。
次10番、ロシアのドミトリー・アリエフ選手。ショートプログラムでは3位でした。冒頭の4トゥループジャンプの予定が2トゥループジャンプに。次も2トゥループジャンプだったので、リピートになってしまいました。その次の3アクセルジャンプはとてもきれいでした。そして3フリップジャンプ。後半になって3ルッツ1オイラー3サルコウの3連続ジャンプ、3ループジャンプ、そして最後が1ルッツになってしまいました。終わったら浮かない顔をしていました。フリーの得点は138.36点(技術点57.52演技構成点80.84)で、ショートプログラムとの合計は219.52点に。それを見て何と言ったら良いのやら、ただ呆然とした表情でした。
11番、日本の宇野昌磨選手。ショートプログラムでは1位でした。曲は私の大好きなベートーヴェン作曲「月光」。1つ1つの音に合わせて手や身体がキチッキチッと動いていて見ていてとても気持ちが良かったです。では演技を。冒頭は4サルコウジャンプ、決まった。4フリップジャンプ、これは高さがあった。4トゥループジャンプは流れも良くきれいだと、解説の本田武史さんが言っていました。なるほど。でも、4トゥループから始まる連続ジャンプが4トゥループジャンプだけになってしまいました。後半になって3アクセルジャンプは幅があって良かったです。ここから曲調が変わって第3楽章に入っていきます。まず3アクセル1オイラー3フリップの連続ジャンプは出来ましたが、3サルコウからの連続ジャンプはステップアウトした上にお手つきまで。終わったら会場中が日の丸の国旗と昌磨のタオル?で埋め尽くされ、リンク内には足の踏み場も無いほど投げ入れられた花でいっぱいでした。キス&クライではすっかりいつもの宇野選手に戻ってニコニコしていました。フリーの得点は183.96点(技術点94.18演技構成点89.78)で、ショートプログラムとの合計は276.45点でした。転倒しなかったのが良かったみたいです。
最後12番、ロシアのセルゲイ・ボロノフ選手。ショートプログラムでは2位でした。昨シーズンのNHK杯のチャンピオンです。冒頭の4トゥループジャンプは高さがあってきれいでした。次も4回転のつもりが3ループジャンプになってしまいました。31歳でまだ難しいジャンプに挑戦し続けてるってすごいですね。で、3トゥループ1オイラー3サルコウの3連続ジャンプは着氷で乱れが。次、2アクセルジャンプ、3アクセルジャンプ、3アクセル2トゥループのコンビネーションジャンプ、3ルッツ2トゥループのコンビネーションジャンプ、ステップシークエンスをしてスピン×2でお終い。このプログラムは特に感情を込めて演技をしたのでかなり加点がもらえそうです。振付してくれたのがカザフスタンのデニス・テン選手だったからです。この夏、強盗に刺され亡くなりました。きっと天国から見てくれていると思いながら滑っているそうです。では、フリーの得点です。162.91点(技術点80.55演技構成点82.36)で、ショートプログラムとの合計は254.28点でした。この結果に悔いは無さそうです。精一杯やった結果ですから。
というわけで、優勝は日本の宇野昌磨選手、2位はロシアのセルゲイ・ボロノフ選手、3位はイタリアのマッテオ・リッツォ選手でした。宇野選手はグランプリファイナル出場が確定しました。優勝インタビューは羽生結弦選手より大人でした。来週は羽生選手が出場するロシア大会(ロステレコム杯)があります。お楽しみに。では、お休みなさい。
<追記> 晩ご飯後に残っているポテトチップスを食べても良いかと聞いたらダメと言われました。ご飯をしっかり食べないからだと言われました。おやつばっかり食べてダイエットやと言いながらご飯のお代わりはしないのはおかしいと。私が食べても食べても食欲が止まらないと言ったら、じゃあここにある食べ物を全部食べたらその言葉を信じると言われました。絶対に全部は無理だと思うと言われました。私も全部は無理だと思うけどポテトチップスの残りとパパのお饅頭なら食べられそうな気がして。言い合いをしているうちに何か段々ムカついてきて、パパがお風呂に入っている間、トーストを作って皿洗いをしながら食べてました。これじゃあいかんと思って頓服のレボトミンを飲みました。そして、パパがお風呂から上がって来たら補充してもらいました。何か最近、上がると喧嘩になって、下がるともうどうでも良くなってしまいます。フラットな時って無いのでしょうか。