1月31日(水曜日)

Guppy   2018年1月31日   1月31日(水曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「お日さんの 日差しで雪が 溶けないか」

今日はフィギュアスケート四大陸選手権男子フリーのレビューの続きを書きます。つまり昨日の続きからですね。まずはショートプログラム5位、中国のハン・ヤン選手21歳。オリンピック代表選手です。2番目のジャンプ、4(クワド)トゥループジャンプで転倒。次も4トゥループジャンプの予定だったのですが、単独ジャンプのリピートはダメなので3(トリプル)トゥループジャンプにしたのに転倒。次の3ルッツジャンプはコンビネーションジャンプかと思ったら違っていて、その次は1(シングル)ループジャンプになっちゃって。この選手のスピンは、よく緑色の非常口に描いてある絵にそっくりな格好なのでいつも笑ってしまうのですが、今回も最後のスピンで見せてくれました。フリーの得点は143.19点でショートプログラムとの合計は227.93点でした。本当に悔しそうにクビを横に振っていました。

次はショートプログラム1位、日本の宇野昌磨選手20歳。オリンピック代表選手です。曲は2シーズン前と同じ「トゥーランドット」。ほら、よくフィギュアスケートの番組のオープニングで鳴っている曲です。冒頭は4ループジャンプ、成功です。次は4フリップジャンプなのですが、3フリップと間違えられて跳び過ぎと思われたのですが、後で4回転の転倒と認められました。後半に入ってすぐの3アクセルジャンプはすごかったです。幅のあるジャンプで出来栄え点で2.43もプラスされました。そしていつものクリムキンイーグルでワーッという歓声が上がり、最後のスピンで音とマッチしてキチッと決まったのを見てGuppy感動してしまいました。今回のプログラムはいつもより基礎点を低めに抑えてのぞんだという事ですが、基礎点が1.1倍になる後半のジャンプを全て決めているので、結果高得点を取れるプログラムになった様です。フリーの得点は197.45点(減点1.00)でショートプログラムとの合計は297.94点でした。本人も納得の表情でした。

次はショートプログラム3位、日本の田中刑事選手23歳。オリンピック代表選手です。2シーズン目のプログラムで、やっと完成したとの事です。最初4サルコウジャンプの予定が3に。次の4サルコウジャンプは意地でもこらえました。そして3アクセルジャンプの予定が2(ダブル)に。後半に入ってすぐの4トゥループジャンプが終わってホッとしたのか、ここから動きが良くなってコンビネーションジャンプを次から次へと決めました。最後のコレオシークエンスからスピンで精一杯頑張ったで賞をあげたいと思います。フリーの得点は169.63点でショートプログラムとの合計は260.31点でした。

最後はショートプログラム2位、中国のボーヤン・ジン選手20歳。日本人はすぐに中国名で「金博洋」と書くと「きんはくよう」と読むがそれは間違いなので英語名で書かれてホッとしました。この選手も勿論オリンピック代表選手です。「自分の強みはジャンプ!」と誰もが認める天才ジャンパー。冒頭は4ルッツジャンプ、これ1つ跳んだだけで16.27点稼ぎました。いかに美しいジャンプかおわかりになるでしょう。とにかく跳ぶジャンプ全てが美しいのです。そのくせ、途中のコレオシークエンスではとてもコミカルで、私はこの選手の笑顔が大好きです。後半の3ルッツ2トゥループのコンビネーションジャンプの間にターンが入っちゃったのが残念でしたね。向きが変わっちゃったのです。ま、ミスと言ったらこれぐらいかな。フリーの得点は200.78点でショートプログラムとの合計は300.95点でした。凄。技術点が115.34点と高かったのはジャンプの加点が多かったからです。でも、つなぎの部分があまり無かったので演技構成点がその分低くなったのはしょうがないですね。

では結果発表です。優勝は中国のボーヤン・ジン選手、2位は日本の宇野昌磨選手、3位はアメリカのジェイソン・ブラウン選手でした。以上で四大陸選手権男子フリーのレビューを終わります。お疲れ様でした。次回はオリンピックでお会いしましょう。