天気 「天気良し 今日は陽気な 秋晴れに」
朝、竹輪を切ろうとしたら、竹輪の上を小さな黒い虫が走っていった。また妄想かな。ドクターに報告した方が良いのかなあ。「人の声の時は必ず言って下さい」と言っていたから言っても無駄かなあ。パパは「先生に言え」と言うけれど、私が報告してカルテに書かれないのを見るとガッカリするのだけれど、どうしよう。
昨夜パパと話をしていてふっと思いました。もし、デパートを辞めていなかったら他の人と結婚していただろうなあっと。パパとは出会う事が無かったはずだから。もしかしたら温泉宿の若女将になっていたかも…。若女将になるのは古株の仲居さんがいるのでいじめられそうで嫌だったし、考えてみたら腰痛持ちには出来ない仕事だろう。電話では若女将にならなくて良いからと言っていたが、そういうわけにはいかないでしょう。1度だけ友達らと一緒に招待されて泊まりに行った事があったけど、あれはもしかしたら仲居さんに私がどんな人間か品定めしてもらっていたのかもしれない。仮定だけど。年配の仲居さんの目が怖かったですぅ。パパは憎たらしい事に、「若いってだけでプロポーズしていたのだからきっと浮気されるに決まってる」だって。そう考えたら、付き合って来た人全員が結婚したら浮気しそうな人に見えます。パパも例外ではありません。何か、私の人生ってかぐや姫が歌っていたフォークソングの歌詞みたい…。
私がパパのドライブに付き合って来た理由は、パパが崖っぷちを運転したり田んぼのど真ん中を猛スピードで走ったりするのでそのうち事故を起こすだろうからその事故で死にたいからです。パパ1人だけドライブへ行くのが嫌な理由は、パパだけ事故に遭って先に逝ってしまって残されたらどうしたら良いかわからなくなるからです。とにかくもう生きているのは嫌なんです。早くお迎え来てくれないかしら。
さっき、掲示板で「認知機能障害」と言うのを知りました。調べたら「記憶、思考、理解、計算、学習、言語、判断などの知的な能力に障害がみられ、生活・社会活動全般に支障をきたす」と言う症状だそうです。確かに記憶力が無いし、パパの言う事が理解出来ないし、計算は2桁までの足し算ぐらいしか出来ないし、何かを覚えるというのも出来ないし、どっちにしようか自分で判断が出来ないのでいつも人に聞くし、字を書かせたらひらがなからいつの間にかカタカナに変わっていたりして自分でも笑っちゃいます。2週間前の診察の時は確かパパが直接ドクターに私と会話が出来ないという意味の事を細かく報告して、珍しく先生がそれをカルテに書いていた様な気がするのですが、これも「認知機能障害」の1つなんでしょうか。