2月21日(火曜日)

Guppy   2017年2月21日   2月21日(火曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「ひらひらと 雪が舞うのを 眺めては」

遅くなりましたが、今日は録画しておいた四大陸フィギュアスケート選手権女子フリーのレビューを書きたいと思います。滑走順に。まずはショートプログラム10位、日本の樋口新葉(わかば)選手。クレオパトラの様な衣装でした。3サルコウジャンプが2サルコウに。2アクセルジャンプが途中でほどけたみたい。後半のフリップジャンプも1フリップになっちゃって、もうボロボロ。キス&クライでは号泣していました。これほど泣く選手は見た事がありません。余程プレッシャーが大きかったのか、それとも感情をコントロール出来ないタイプなのか。フリーの得点は113.22で、ショートプログラムとの合計は172.05でした。

次、1人飛ばしてショートプログラム7位、アメリカのマライア・ベル選手。3ルッツジャンプのコンビネーションが単独に。3フリップ1ループ3サルコウのコンビネーションジャンプがサルコウで転倒して惜しかったです。後半の2アクセルジャンプも着地で乱れ、この選手とにかくジャンプミスが多かったです。出来栄え点はほとんどマイナス? スピンはきれいだったのにね。フリーの得点は115.89(減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は177.10でした。

次はショートプログラム9位、日本の本郷理華選手。今日はお化粧がケバクなくて見やすかったです。いつもこうだと良いのにね。でもまあ、化粧も表現の一部でしょうから使い分けているのは良いと思います。曲は宮本賢二振付けの「リバーダンス」もう2シーズン越しです。すっごく会場は盛り上がるし、ステップシークエンスやコレオシークエンスの所は私も大好きです。本人もそうなんでしょうね。見る度に上手になって来ましたね。でも、ジャンプがねぇ…。ジャンプさえ無ければ上手くいく選手なのにぃ…。ま、今回は宮原知子選手が欠場になって急きょ代理で出場する事になって、コンディションが出来上がっていなかったのかもしれませんね。片手を上げての3サルコウジャンプは成功しましたね。3ルッツジャンプは転倒して壁にぶつかっていましたね。痛そう…。フリーの得点は108.26(減点1.00)でショートプログラムとの合計は167.42でした。お疲れ様でした。 ^^) _旦~~

次はショートプログラム8位、中国のジジュン・リ選手。華奢な身体に深紅の衣装がとてもきれいでした。後半のジャンプ、3フリップでおっとっとってなって出来栄え点がマイナスになりました。でも、コレオシークエンスもスピンもとてもきれいでしたね。終わったとたん起上るのが大変そうでした。6分間練習で転倒したせいか具合が悪いみたい。キス&クライでは泣いていました。フリーの得点は116.68でショートプログラムとの合計は177.05でした。

ここからが最終グループです。まずはショートプログラム5位、アメリカのミライ・ナガス選手。背中に大きく×印の様にテーピングしていました。どうしたのかな。何か、23歳になったせいか貫禄が出て来ましたね。今日は無表情で淡々と最後までジャンプ決めてミス無しで言う事無しの演技でした。終わったとたん「イエス、イエス」と言って、にこやかになりました。フリーの得点は132.04でショートプログラムとの合計は194.95でした。会場からすごい歓声が沸き起こっていました。本人も物凄く喜んでいました。目出度し、目出度し。

次はショートプログラム4位、日本の三原舞依選手。曲は映画「シンデレラ」より。何かまだ子供のせいか、あるいは衣装のせいかシンデレラに見えました。足換えのシットスピンでも中腰のスピンはオリジナルなんでしょうか。きれいな質の良いジャンプでミス無し。スピードが落ちなかったせいかもしれません。前の選手が高得点を出して歓声が上がっていても平気で滑れる精神力の強さはすごいですね。やはり病気を克服したからかも。パパが、途中でコスチュームのお尻のあたりを直していたのを見て「余裕がある」と言っていました。そうかもしれません。フリーの得点は134.34でショートプログラムとの合計は200.85でした。何と200点越え。選手もコーチも「キャー!!」でした。ついでに私も「キャー!!」

次はショートプログラム6位、韓国のチェ・ダビン選手。最初の3ルッツのコンビネーションジャンプが単独ジャンプになってしまいました。ジャンプはいまいちでしたが、後半になってジャンプを決める度に会場から地元の歓声が。もしかしたらプレッシャーになっていたかも…。フリーの得点は120.79でショートプログラムとの合計は182.41でした。

次はショートプログラム2位、カナダのケイトリン・オズモンド選手。最初は良かったんだけど、3ルッツジャンプで転倒。後半でも3フリップジャンプで転倒、3サルコウジャンプでも転倒。1アクセルジャンプはこらえて、ステップシークエンスでは笑顔で滑っていましたが、終わったら立つのもクタクタで、でも笑顔で挨拶していました。偉い偉い。コーチの顔を見たら泣きそうになっていました。ウンウン。フリーの得点は115.96(減点4.00)でショートプログラムとの合計は184.17でした。転倒は3回だったのに何で減点4.00だったのかな。今もって不明です。

次はショートプログラム1位、同じくカナダのガブリエル・デールマン選手。前半のジャンプは素晴らしかったです。難しい入り方のジャンプが続いて…。でもレイバックスピンは身体が硬そうでした。後半になって、3ループジャンプが1ループになり、細かいミスが有り、2アクセルジャンプではお手つきになりました。3サルコウと2アクセルのジャンプシークエンスが珍しかったです。終わったら「はぁー」という顔でした。フリーの得点は128.66でショートプログラムとの合計は196.91でした。多分、1番になりたかったのかも。

最後はショートプログラム3位、カザフスタンのエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手。曲は「もののけ姫」 最初の両手上げ3ルッツジャンプで着地乱れ、次の両手上げ3ルッツジャンプは転倒、おまけにリピートで基礎点減点になっちゃったかも。その後も両手上げ3フリップジャンプで転倒。つまり、加点をねらって両手を上げて跳んでいたのですが、それが悪かったのでしょうね。フリーの得点は109.78(減点2.00)でショートプログラムとの合計は176.65でした。ため息をついて、絶対に得点を見ようとはしませんでした。

結果、1位は200.85の三原舞依選手、2位は196.91のガブリエル・デールマン選手、3位は194.95のミライ・ナガス選手、4位は184.17のケイトリン・オズモンド選手、5位は182.41のチェ・ダビン選手、6位は177.10のマライア・ベル選手、7位は177.05のジジュン・リ選手、8位は176.65のエリザヴェート・トゥルシンバエワ選手、9位は172.05の樋口新葉選手、10位は167.42の本郷理華選手でした。冗談でパパと「三原が優勝したりして」と言っていたら本当に優勝しちゃいました。まるで大昔の浅田真央選手の様でした。表彰式では、あのバンクーバーオリンピック(2010年)で歴代世界最高得点を取ったキム・ヨナ氏が花束を渡していました。想像もつかなかった国歌「君が代」が流れ、三原選手も口ずさんでいました。今試合が済んで世界ランキングが早速変わりました。5位に三原舞依選手、8位に宮原知子選手、11位に樋口新葉選手、16位に本郷理華選手が入りました。今シーズンはまだ世界選手権があります。また楽しみです。