天気「日が射して今日は滅茶苦茶良い天気」
パパがお薬をもらいに整形外科へ行きました。レントゲンを撮ったらだいぶ良くなっていたとの事。やはり肋骨が骨折していたのがハッキリと確認出来たそうです。もうコルセットは必要無しと言われて来ました。とは言え、まだ完全に治ったわけではないので静かにしていて欲しいのですが、あまりに良い天気で洗車したくてウズウズしていた様で、バケツリレーをしてまで洗車してました。案の定、後で「痛い痛い」とうるさかったです。
夕方からパパと一緒にフィギュアスケートの女子フリーを観ました。パパはチェコスロバキアがチェコとスロバキアに別れた事も知りませんでした。とっくの昔の事なのにね。ダラダラッと見ていたら、パパが「ストップ」と言いました。何かと思えば韓国のキム・ヘジンと言う選手がフェンスに近づき過ぎて足がすき間に引っ掛かって転倒していました。それまでスムーズに滑っていたのに可哀想に…。
さて、ようやく日本勢の番が来ました。まずはショート15位の村上佳菜子選手。今日はジャンプをする度に思いっきり両腕を振って跳んでいました。多分、そうでもしないと緊張でカチカチになって跳べなかったのでしょう。一つ回転不足のジャンプがあった様ですが、大きなミスは無かったのでフリー115.38で合計170.98となかなかの高得点だと思いました。
次は飛ばして、期待の星ショート16位の浅田真央選手。直前6分間練習の時は何か吹っ切れた様な表情でリンクにいました。フリーでは、6種類のトリプルジャンプを合計して8つ跳ぶそうです。どんな演技かもうわくわくして待っていました。名前がコールされると、会場では「真央ちゃん頑張れ」との声が…。まずは3(トリプル)アクセル成功。それから前のオリンピックで跳べなかった3フリップ3ループ。3ルッツ。途中でスピンが入り、2(ダブル)アクセル3トウループ。3サルコウ。3フリップ2ループ2ループ。3ループ。そしてスピン。最後のステップシークエンスでは手拍子が鳴って、終わったとたんリンクに立ったまま顔をクシャクシャにして泣いている真央ちゃんに、会場は割れんばかりの拍手でした。キス&クライでようやく笑顔になりました。フリーの得点は142.71と自己ベストを記録。合計198.22とようやく光が見えて来た様な気がしました。やはり、新聞で結果を読むだけではわかりませんね。この感情は。やっぱ「浅田真央」ってすごいです。
さて、日本勢最後の選手、ショート8位の鈴木明子28才。いつも思うのですが、演技最初の作られた顔が怖かったです。最初の方でジャンプの着地の際、壁に当たりそうになってひやっとしました。転倒が1回。「最後は笑顔で終わりたい」と言っていましたが、確かにその通り笑顔で終わりました。只、この人はどんな結果でも笑顔で終わっていたと思います。フリーでは125.35で、ショートとの合計は186.32で終わりました。お疲れ様でした。
どんどん飛ばして次、ロシア期待のユリア・リプニツカヤ選手15才。ショートでは転倒して5位でした。フリーでは後半にジャンプを5つ持って来たのですが、3サルコウでまた転倒してしまい、フリー135.34でショートと合わせると200.57で終わりました。
ショート3位、イタリアのカロリーナ・コストナー選手、27才。実はこの人、世界ランキング1位なのです。フリーの曲は私の大好きなラベル作曲の『ボレロ』でした。曲に合わせた演技がとても印象的でした。初めは静かにジャンプして行って最後は激しいステップシークエンスで終わりました。すごい迫力でした。当然ミス無し。フリー142.61で合計得点は216.73と、初めての200点越えだったそうです。
ショート2位のロシア、アデリナ・ソトニコワ選手、17才。前半は高いジャンプを次々と決めていくので会場はシーンと魅せられている様でした。後半のステップシークエンスから手拍子が始まって、それは最後まで続きました。完璧な演技に、本人も終わったとたん泣き笑いしていました。フリーは自己ベストを20点上げて149.95。トータルで224.59でした。
ショート1位の韓国、キム・ヨナ選手。やっぱ何か知らんけど演技力あるよね。日本の浅田真央よりロシアでは人気があるのか、何かする度に大歓声。フリーでは144.19で合計219.11となって、優勝はソトニコワ選手になりました。キス&クライに座っている時、得点が発表されたとたん会場がドッと沸いて、キム・ヨナは一瞬自分が勝ったと勘違いした様に見受けられました。すぐに違うとわかった様ですが…。
結果、1位ソトニコワ(ロシア)、2位キム・ヨナ(韓国)、3位コストナー(イタリア)、4位グレイシー・ゴールド(アメリカ)、5位リプニツカヤ(ロシア)、6位浅田真央(日本)、7位アシュリー・ワグナー(アメリカ)、8位鈴木明子(日本)でした。今回のオリンピックで引退する人が多いです。これからは、10代の選手達が活躍して行くのでしょう。日本には世界レベルの10代はいないので、もう日本の時代は終わった様な気がします。これからはロシア勢が楽しみです。