12月25日(水曜日)

Guppy   2013年12月25日   12月25日(水曜日) はコメントを受け付けていません

天気「久しぶり雲一つ無い日本晴れ」

今日は録画してあったフィギュアスケートの全日本大会を観ました。この大会で優勝したら無条件でオリンピックへ行けるので、男女共にしれつな戦いになると思います。ただ、この前のグランプリファイナルで優勝した羽生結弦(ゆづる)選手と浅田真央選手は優勝しなくても表彰台にさえのぼればオリンピックへ出場出来るので、他の選手よりは気持ち余裕があるのではないでしょうか。というわけで、まずは男子ショートプログラムから。

世界ランク6位の町田樹(たつき)選手23才は、4回転3回転のコンビネーションジャンプもトリプルアクセル(3回転半)ジャンプも単独のトリプルルッツジャンプもスピンもステップも全てパーフェクトでアッと言う間に終わって、座り込んで小さくガッツポーズをしていました。点数は93.22点。「表現力の町田」と言われる選手ですが、今回は技術点も50点を越えていました。次、世界ランク11位の無良(むら)崇人選手22才。ことごとくジャンプが決まらず71.25点で終わりました。そして、世界ランク10位の織田信成選手26才。今季で引退表明していますが最後はどうしてもオリンピックでとの気持ちが強過ぎたのか、4回転がトリプル(3回転)トウループジャンプになってしまい、するってーとたとえコンビネーションジャンプでも同じジャンプを飛んだら0点になってしまうので予定の3回転3回転のジャンプを3回転2回転にするしかありませんでした。終わったらもうオリンピックは無理だと悟ったのかもしれません。77.72点でガッカリしていました。さてお次は今季絶好調、世界ランク1位の羽生結弦選手19才。さすがはグランプリファイナル優勝者。余裕で4回転飛んでました。大したミスも無くアッと言う間に終わって何と103.10点。3ケタではありませんか。ウッソー信じられなーい。ただしこの得点は公式には認定されないのですが、それにしても、す、ご、い、で、す、ね~。次いってみよう。世界ランク3位、高橋大輔選手27才。4回転は飛べたのですが他は全滅で、減点1の82.57点。やはり練習でケガした影響は強いですね。オリンピックまでに治ると良いのだけれど…。最近見掛けない世界ランク17位の小塚嵩彦選手24才。何とかやっとこジャンプを飛んで、本人も「まあまあ」とつぶやいていました。でも、本人が思っていたよりは得点の方が高かった様で90.70点と知ってビックリしてました。というわけで、ショートプログラムの順位は、1位羽生、2位町田、3位小塚、4位高橋、5位織田となりました。次は女子のショートプログラムを観ますね。

女子ショートプログラムは全体的にミスの無い印象でしたね。世界ランク22位の宮原知子(さとこ)選手15才は、曲『戦場のメリークリスマス』に合わせてステップシークエンスから始まる珍しいプログラムでした。得点は66.52点で4位。妊娠出産で休養していた安藤美姫選手26才も完璧な演技で64.87点と5位に。世界ランク2位の浅田真央選手23才もトリプルアクセル(3回転半)ジャンプが少し回転不足になったのに気付いたと言っていましたが、最後の表情まで演じきり、完全にプログラムを自分のものにしていたせいか、73.01点と首位に立ちました。世界ランク11位の村上佳菜子選手19才は、どうしてもオリンピックに出たいという気持ちからでしょうか、今月に入って急に2年前の曲に変更して構成も当時とは違うのに変えて、物凄い気合いで滑ったせいか、終わったとたん嬉し涙が止まらず顔をくしゃくしゃにして泣いていました。すごい顔でした(爆笑)。でも頑張って良かったね。得点は67.42点で3位でしたから…。最後、世界ランク4位の鈴木明子選手28才は、「今季で引退するのでコーチへの感謝の意を込めてコーチの好きな曲にした」というエピソード付きの選曲が良かったのでしょう。完璧に滑って会場を総立ちにさせて70.19点を得、2位に。真央ちゃんと2.82点差。真央ちゃん危なし。さてさてフリーはどうなるのでしょうか。結果は新聞見て知っているんですけどね(笑)。おっと、ちなみに真央ちゃんが世界ランク2位なら1位はいったい誰なんでしょうか。何と、イタリアのカロリーナ・コストナー選手26才でした。へぇー。

さて、今度は男子フリーです。普通はショートプログラムの成績順で演技の順番が決まるのですが、何故かこの大会では違うみたいです。バラバラでわかりにくい事。まずはSP(ショートプログラムの略)8位の無良選手。フリーでもことごとくジャンプの失敗で終わって、多分オリンピックに縁が無かったのでしょう。次、1人飛ばしてSP1位の羽生選手。彼は毎回チャレンジしては失敗する4回転のサルコウジャンプに今回も挑んで失敗しました。でも、終わってもすぐには立ち上がれない程難しいプログラムなのに毎回挑むのです。まだ19才なのにすごいなぁ…。次、また1人飛ばしてSP5位の織田選手。単独の4回転トウループジャンプが3回転になっただけで特に問題無し。只、振付けがワンパターンでつまらなかったけど。結果的に後8.34点あれば表彰台に乗れたのに残念でした。次、SP4位の高橋選手。ケガのせいでジャンプミスが多く、その上また演技中に右手をケガしてケガだらけの演技でした。織田選手より低い点数で、インタビューにもなかなか答えられない程泣いていました。もしかして、これでオリンピックに出場出来ないと思って泣いていたのでしょうか…。次、SP2位の町田選手。昨年からの持ち越しのプログラムなので完成度が高く、SP同様フリーでもミス無し。ただ最後のスピン前にちょっと氷に靴が引っ掛かっただけですね。そして最後にSP3位の小塚選手。ジャンプはほとんど安定していて、後半のジャンプで1回転倒しただけ。これでSPで1、2、3位だった選手達はそのまま順位変わらずで終わりました。4位と5位は入れ替わっちゃったけど…。優勝した羽生選手は正式にオリンピックへの切符を手にしました。今度こそ4回転のサルコウジャンプが飛べると良いね。