天気「雨マークついていたのに青い空」
私が発病してからずっと服薬している抗うつ剤は、一口で言うと「SSRI」という選択的セロトニン再取り込み阻害剤である。セロトニンとは脳内の神経伝達物質のひとつである。何をする物質かというと、ほかの神経伝達物質であるドーパミン（喜び、快楽）、ノルアドレナリン（恐れ、驚き）などの情報をコントロールし、精神を安定させる物質である。このセロトニンが不足すると感情にブレーキがかかりにくくなるわけ。その為、伝達出来なくて戻ってきたセロトニンを元の場所に戻れない様、代わりの阻害剤つまりSSRIを詰め込んでおいて、セロトニンにもう一度再チャレンジさせる。するってーと、上手くいけば精神が安定して普通に暮らせるはずなのだが、このコントロールが難しい…。
私は昨年までテレビも見られなかったし、音楽も聴けない時期があった。唯一の趣味であった読書は今持って出来ない次第。それどころか漫画さえ読めないのだ。感情も実は何も感じない。（泣）（笑）（爆）なんて書いているが、単に想像して書いているだけである。実際には何も感じてはいない。でも実生活では何の不自由もないし、ただパパが怒ったりするのが時折不思議でしょうがないだけである。何でそんな事で怒るのかわからないから…。それが不便かな。
不便と言えば、私は一人で買い物が出来ない。何を買ったら良いのかわからなくてウロウロした挙げ句帰って来る羽目になるからだ。おまけにご飯は何とか炊けるが（毎回出来上がりが違う）、おかずも作れない。出来る日もあるのだが、失敗の方が圧倒的に多い。んで、家人のひんしゅくを買う。味噌汁にいたっては数カ月に１度しか作れない。お湯一つ湧かすのも、ずっとガス台を見張っていないと忘れてしまう。イライラして側を離れようものなら空焚きになってしまうだろう。主婦には向かない病気である。
明日は嫌いな歯医者へ行こうと思う。退院してから、滅多に歯を磨かなくなったから、歯がしみるのは多分虫歯だと思う。さっきシャワーを浴びた。体重は６６.５キロ。順調に落ちてきているが、パパ曰く「顔が変型している」らしい。全体的に左側は普通サイズなのに右側が狭くなってクシャッとした感じかな。亡くなった叔父さんがやはりそうだったので遺伝だろうか、それとも病気のせいか…。今度医者に聞いてみよう。