5月18日(水曜日)

Guppy   2005年5月18日   5月18日(水曜日) はコメントを受け付けていません

天気「春雨じゃ濡れて行こうか集金へ」

残りの一軒、今日は明かりがついていたので、また集金に行ってみたがやっぱり応答なし。パパからはもう諦めるように言われた。そうしよう。やっと心に区切りがついた。私、病気になってから切り替えが上手くなったような気がする。さっきもパパとまた口論になったが、パパの話を聞いていてやっと気持ちが落ち着いてきた。パパは怒っていたらしいが、私は怒るという事が出来ない。だからパパが怒っていたなんて思ってもみなかった。「そっか、怒っていたのか、ふーん」って感じ。まあこんな日は最近のパパは一人で寝たいみたいだから、そうさせてあげよう。私も目がさえちゃったし…。今日も徹夜かな。

パパに言われたんだけど、今の私は話しに聞いていた実母と同じ事をしているらしい。私は中学生になった時に成績が悪いという事で母親から見捨てられたが (つまり家事手伝いをしていて公立の高校へ行けさえすればOKみたいなの)、今の私は息子が今の学校へ入った時に息子を見捨てたそうだ。そうかもしれない。息子には鷹になって欲しかったからだ。トンビの息子はやっぱりトンビだと思われたくない為に…。誰から?それは多分実家の兄夫婦からだと思う。でも全部私の見栄ね。大学へ行っている間に求人の来ていないゲームソフト会社へ作品を持ち込んで就職をするとずっと息子は言っているが、そんなに世間は甘くないと思うから不安にかられる。大学卒業してもプー太郎になるのではないかとか、全く違う業種に入ってこれまでの (私の?) 努力を無駄にするのではないかとか、色々考えたら落ち着かなくって、そういうのが心の底にあるから何かにつけて言葉の端々に出てくるのだろう。学歴主義みたいなのが…。それにいちいちパパが反応するんだ。息子の学校をバカにしているって。

でも本人もようやく認めてきたが、息子は確かに学内ではトップクラスに入るが、学校自体はそれほどレベルの高い学校ではない。どちらかと言うと低い方である。だけど専門の教科がいっぱいあって、教授陣もその世界では名の知れた人達ばかりだしって事で、息子の夢に一番近いのはこの学校なのだ。私が音大付属高校を受けさせてもらえなかったから息子には好きな道へ行って欲しい、確かにそう思っているのに私はつい「東大」とか「東京外語大」とか聞くと反応してしまう。親友のお兄さんが国立の付属高校へ通っていて、何度も「東大」を受けては落ち受けては落ちしたあげくに、諦めて「東京外語大」へ行った話をいつも聞かされていて、私の兄はと言うと母親の命令で無理して公立のトップ校を受験し無事合格したが、そこで落ちこぼれて国立大をすべったから自慢出来なくてね、いっつも悔しい思いしたからかな。ほら、私って負けず嫌いだから…。(苦笑)

私の実家では、高校はN校かI校、その後男はK大学、女はH短大英語科と決まっていてその先はなかった。だから弟は卒業間近になって慌てて大工さんになる事に決めた。大工さんになるのに大学卒の学歴は邪魔になるだけなのにね。そういう風に私達兄弟にとって学校が終点だった。本当はそれから人生が始まるのにね。