2月27日(木曜日)

Guppy   2003年2月27日   2月27日(木曜日) はコメントを受け付けていません

天気「ああ今日は一日曇り寝てばかり」

子供のパソコンの本体が壊れた。プログラムの勉強しているのにパソコンが無いと困る。貯金を切り崩して買う事になった。が、ああだこうだとなかなか決まらない様子を見てイライラしてきた。買うなら早くお金を下ろしてこなければならないのにと思い、のんびりやり取りしているのに堪忍袋の緒が切れたみたい。至急頓服を飲んで煙草の連続吸いで何とか落ち着いた。結局今日買うとは決めていないようだった。それならそうと言ってくれれば良いのに…。7時過ぎてやっとご飯の用意をする気になった。用意をしているうちに、段々気持ちが静まってきたのがわかった。今日のメニューは肉じゃがで、ジャガ芋の皮を剥くのが嫌だったみたい。剥き終えたら少しマシになった。結局ご飯は8時半をまわり、食べおえたら9時過ぎていた。パソコンはこれまでの安いハンドメイドではなく、出来上がったのを買うつもりらしい。安定性が良いからだそうだ。しかし予算の関係もあって、また最新型にしないとプログラムを作る時に支障が出るので、決めかねていたみたい。貯金を沢山下ろすと考えずに買えるのだが、卒業まで学費が保たなくなるのでこれ以上出せないし、困ったもんだ。本当に足りなくなるのか、もう一度計算しなおすか。

今朝は家の話をしていた。ここの土地では持ち家が当たり前になっているので賃貸のアパートは肩身が狭く感じるのを思い出した。それでパパに「中古の安い家でも買おうか」と言ったら、「この不況で家は安くなっているかもしれないが、会社も不況のせいで何時どうなるか分からないし、この歳で再就職は難しいから借金を今作るのは怖い」と言った。「お前には悪いが俺には家を買うように生まれてきたのではないみたいだ」とも…。病気になる前の年、家を買おうかと実際に見に行った事があった。結局ボーナスを万が一の為に残して置いて、ボーナス払い無しで計算したら、とても買えそうにない状態だったので諦めたが、パパは「あの時止めていて正解だった」と言う。そう言われれば、あの時はボーナスが有ったが今は出ないし、もしあの時買っていたら自己破産するしかなかっただろう。それにパパが「お前はこの家で生まれたのだろう」と言う。何の事かと思ったら、発病した時、記憶喪失になった事だった。私は幼児にまで記憶が後退し、その時このウチを決めたのは私だったのだ。そして4年間の療養生活の中、パパを父と慕い成長してきたのだった。忘れていた。そう、ここは私が選んで育ったウチだったのだ。間取りは今も気に入っている。日差しの良さも気に入っている。ただ自分の持ち物でないだけで…。それに対して「賃貸だから年老いて家賃が苦しくなったら、何時でも安い所へ引っ越しが出来る」と言われた。「持ち家だったらローンが苦しくなっても売れなくて困る事になるだろう」とも…。なるほどね。パパはパパなりに考えているのだ。初めて知った、パパの胸の内。