天気「土砂降りの雨も昼には晴れてきて」
今日はこれまで書いた事のない出来事を書きます。まだ家出中だった頃、一人暮らしだった私をナンパした人がいました。付き合い始めて間もなく自分の代わりにお金を借りて来て欲しいと言われ、バカがつくくらいお人好しだった私は不安になりながらも「ちゃんと返すから」と言う言葉を半分信じてサラ金会社を何軒も回ってお金を借りて来ました。案の定、後日返済されていなくてアパートに電話がかかっても出ずにいたら、何といつのまにか実家に連絡があったそうです。それで、祖母に呼び出され行ったら借金の事は知っていて、祖母は「とにかく今すぐ全部返しなさい」と言ってお金を出してくれました。全部で幾らになったか覚えていませんが。その男には後日念書を書かせましたが、トンズラしてそれっきりになりました。後に知らない人から「同じ被害者として一緒に訴えましょう」という電話がありましたが、祖母が「そんな話は知らない、何かの間違いでしょう」と言ってくれてジ・エンドになりました。この時のご恩があるから祖母には逆らえなかったのです。
ま、それと初めてのローンが払えなくて、毎月祖母に出してもらっていたのですが、そっちは早々に祖母に見放されて、「あんたには母親が居るだろう、そっちに言えば」と言われて、そうしようとしましたが、昔と一向に変わらない母が怖くて、しばらく誰からも行方知れずにしました。祖母には半年後連絡をとりましたが、その時の事があるからでしょうか、それっきりそんな事は二度と言わなくなりました。一方母の方にはこちらへ帰って来て電話帳に電話番号を載せていたので、それでバレてしまいました。今度は電話番号も変えたし、もちろん電話帳には載せていないし、住所は母以外しか教えていないので(多分弟にも教えない様頼んだのかな？）今は安心して療養生活を送っています。
私にとって、本当に困った時に助けてくれたのは母ではなく祖母でした。血のつながらない祖母との仲をからかう人もいましたが、私にとっては無下には出来ない人でした。でも、途中で病気になってしまって。ホームに入ったと知ってもなかなか見舞いに行けなくて。それだけが残念でなりません。
＜追記＞昨夜12時に寝たら3時に中途覚醒しました。一応記録として書き留めます。
＜追記その2＞さっき、父の命日でお経を読んだ後で祖母の事を思い出しました。やっぱり思い出すと辛いです。涙が出そうになります。