天気「アラレ降り今日は1日雨模様」
昨夜、宇多田ヒカルのライブ中継が配信されていて、パパがパソコンで観ていました。そのアンコールの最後の曲で『time will tell』の伴奏が始まった時、すぐに私は鳥肌が立ちました。何故ならその曲は、私が発病した時に車の中のラジオから流れていた曲だったからです。それから私は飽きもせず毎日毎日寝ても覚めてもその曲を聴き続け、そうやって闘病生活1年目を過ごしました。その後もその曲を聴くと、胸が苦しくて張り裂けそうになり、泣きたいのに涙も出ない辛さを味わいました。『time will tell』は私にとって発病と父の死を思い出させる特別な曲なのです。今はもう聴いたからと言って涙する事はありませんが、思い出深いのは未だに変わりありません。
今日は起きてからずっと頭の中で音楽が鳴っていました。何の曲だったのかわからないので最近聴いているYouTubeを聴いて回ったら、何とベートーベンの『テンペスト』でした。そんな曲弾いた事無いのにぃ。YouTubeでやたら『フジコ・ヘミング』を掘り出して来ては聴きまくっているので、パパから昨日「様子が変だぞ」と言われました。パパが帰って来るのを待ってはその日発見したフジコ・ヘミングの話をするからです。昨日は、何とフジコ・ヘミングは「リストを弾くために生まれた」とヨーロッパで称されたほどのピアニストだという話をしました。リストと言えば、普通の指の長さでは到底弾けない曲ばかり。よく同時に弾けない場合、時間差で弾くテクニックを習いますが、そんな事をしている様には見えません。やはり毎日の練習で指が広がる様になったのでしょうか。