12月 6日(月曜日)

Guppy   2010年12月6日   12月 6日(月曜日) はコメントを受け付けていません

天気「今日も晴れタイヤ交換また今度」

昨日はあまり暇だったので、YouTubeでフジコ・ヘミングのリストやショパンを聞きました。で、私ふと気付いたのです。どうやらショパンの「ノクターン作品9の2」が私のトラウマとなっているって。やっぱり発表会で弾けなくて頭ん中真っ白けになって途中で退場したのがずっと心に引っ掛かっていたんでしょうね。生きている間に何とか弾ける様になりたい、そう強く願っている事がわかりました。譜面を見ると短いしそんなに難しい曲ではなさそうなのに、おそらく原因は左手の鍵盤を飛ぶ伴奏が身に付かないままステージに立ったからでしょうねえ。ま、私のそんな気持ちがパパに伝わった様で、やっぱり電子ピアノを買ってくれるって。いつになるかわからないけど。私は他の患者さんみたいに縫い縫いや編み編みが出来ないので、ピアノが有ってヘッドフォンが有ったら1日中弾き続けると思う。 早くそんな日が来ないかな。

今日も朝寝してパパからの電話でお昼に起こされて、それからずっとお昼寝無しでYouTubeのフジコ・ヘミングを聞いていました。その中に「エリーゼのために」があったのですが、その「エリーゼのために」をあんなに情感あふれる弾き方で弾くのを聴いたのは初めてでした。ずっと練習曲みたいに弾いていたのは小学生の時に習ったきりだからでしょうか。まるでメトロノームで決められた通りに弾いていましたから。昨日、リストの「愛の夢第3番」を聴いた時、まるでバイオリンの五嶋みどりみたいに、いっぺんでとりこになってしまいました。他の人とは明らかに違う弾き方をしていたのです。その素晴らしさ、名前はテレビで見て知っていましたが、ちゃんと弾いているのを聴くのは初めてだったので、感動して何度も聴いてしまいました。

ピアノ教室をしていた頃、5年生ぐらいの男の子を教えていました。こちらへ引っ越して来る前までの先生が上手に育てられて、真面目で私とは違って毎日練習して来る子でした。親御さんは小学校を卒業したら止めさせるつもりだとおっしゃっていました。だから、ちょっとくらい良いかなと思って、ちょうど発表会の曲が仕上がっていたので試しに強弱を意識する様に教えてみました。言うなれば実験ですね。結局、発表会では悪い意味で目立ち過ぎて、楽器屋さんからは「すごい強弱ですね」と冷やかされてしまいました。どの子も単調にひいている中でですから目立ったのは当然です。また強弱をつけてから仕上げるまでの時間が思ったほど無かった事も失敗の原因の一つだったと思います。パパが言うには、私は白か黒か、1か0かの人間だから、強弱もフォルテとピアノだけ教えていたのではないかだって。うーん、そんな事は無いと思うのですが。ま、その後、私の方が大阪へ行く事になって教室は止めましたが。今から思うと教室の看板など上げなければ良かったと思います。私はもともと人に教える様なタイプではなく、どっちかと言うと弾いて楽しむ方なので、今度ピアノの有る生活になったら目一杯楽しんで老後を送りたいと思います。