天気「晴れなのに心の中は土砂降りだ」
どうしてこうなるのだろう。しばらく喧嘩なんかしなかったのに、パパと買い物に出て喧嘩になった。買い物の最中にパパが自分の小遣いを出すからと言って菓子パンを山程カゴに入れる。そんなつもりで小遣い渡しているのではないのに、勿体無い。もっと有意義に使って欲しいのに。そりゃあ私が買い物をするとお菓子は買わない。そんな予算はないから。かと言って、パパが買い物するとお菓子ばかりでおかずが無い。文句を言うと「疲れて帰って来てすぐに買い物に連れて来てやったのに、何の楽しみも無しで俺はただの荷物持ちかー」と怒ってカゴの中から菓子パンを戻した。そしてレジを済ませてとっとと車に戻って行った。私はおつりが出たのでパパが戻した菓子パンを買って車に戻った。途中、置いていかれたのではと不安だったが、さすがにそれは無かった。そして「菓子パン買ったから」と言ったら「ケチついたからもういらん」と言って、うちへ帰るととっとと着替えて布団にくるまって寝てしまった。
私は「金は俺が出すから」の一言に切れるのだ。だったら別会計でして欲しいって。そうしたら気持ち良くゴチになるのに…。偉そうにそう言っては、月半ばになるとカンパしてくれとか言い出す。それじゃあ、うちの食費で買っている様なもんじゃないか。こっちはいかに1日1000円で私が作れる物を買えるか無い頭絞って考えているのに、横からひょいっと1000円札出される気分になってみてよ。
息子と2人っきりの夕食。喧嘩にならないか不安だったけれど、こっちは大丈夫だった。パパがふて寝した理由を話すと、有り難くもらっておけば良いじゃんと言われた。「お母さんは独身時代にお金の苦労をした事が無かったから、普通のサラリーマンや学生が小遣いをいかにやりくりして欲しい物を買うか、その苦労がわからんねん」と言われた。確かにお金の無い苦労は、結婚するまでした事がなかった。高校までは小遣い3,000円をもらっていたが、どこからお金がわいたのかうどん屋やタコ焼き屋さんでそれ以上のお金を使っていた。短大に入ってからは小遣いと言うものをもらった記憶は無いが、でもお金は持っていた。毎日、帰りに喫茶店に通っていたから。不思議な事に、家出中もどこかしらにお金が有って、働いたのは「札幌の音楽アカデミーへ行こう」と思っていた時だけだった。あの時は月に35万は稼いでいたな。服はママさんからのお古着て、食事は一日一個のハンバーガーだけだったから貯金が見る見るうちに増えていって面白かった。
さてと、明朝パパはどんな顔して起きてくるのやら。いつもなら一晩寝たらリセットされて機嫌良く起きてくるのだが、今回はかなり怒っていたからなあ。ま、行き当たりばったりでいきましょう。