天気「春雨か屋根の瓦がピカピカと」
先月末、車を車検に出した。以前は11万もあればOKだったのに、今はリサイクル料金とか何とかがあって、最初に8万円払って終わったらまた3万から5万ぐらい払わなければならないと言うので、銀行から13万下ろして来てパパに預けた。ところが蓋を開ければ15万近く請求されたらしい。ちょうど給料日だったのでその中から不足分を払ったそうだが…。まあ先月の生活費の残りがあったので、幸い今月の生活費に困る事はないけど、急な出費は本当に困るのよね。特に今回みたいに前もって聞いているのだから、何の為に聞いているのやら意味無いじゃん。車屋もいい加減だよね。まあこそっとパパが聞いたところ、まだまだ乗れる状態らしいから、息子の学費にお金がかかるので後2年は頑張って走ってもらおう。
今まで息子の学費は郵便局の自動引き落としだったが、大学は銀行振り込みみたいなのでとうとうその口座も使う必要が無くなった。担保の定期預金を解約したいのだが、息子が今の私には無理だと言う。何かあっても対応出来ないからって。するならパパにしてもらうしかないと。まっ良いか。3年定期だから利息が1割もあるのだ。あと1年待ったら倍になる。フォフォフォ。放っておこう。
夕食時、息子が「ご飯が足らない」とクレームをつけてきた。いつもは2膳目は半分しか食べないのに、今日は大好きなとろろ芋のせいか、突然「ご飯は多めに炊いておくもんだ」とのたまう。嫌いなおかずの時はご飯1膳しか食べないくせに、その上先月の終わりから学校が休みなので朝起きてこなくてご飯が余ってるというのに、これ以上晩ご飯まで余ったらいったい誰が食べてくれるってんだ。パパも嫌いなおかずの時はご飯食べないし…。(涙)息子は「残ったら朝までおにぎりにして置いておけば良い」と言う。「それも残ったらどうするんだ」と聞くと「捨てれば良い」って。何で皆、そんなに食べ物を粗末にするんだよー。農家の出だった私には信じられな~い。かと言って、私が食べたらまた太ってしまうしー。何か思い出すなー。昔、姑と末弟が同居していた時の事。痩せの大食いだった2人の為に3合の炊飯器で毎回2度ご飯を炊いていたっけ。そのくせ食べる気が無い時は全く食べてくれなくて、私が無理をして食べていたら太った様な気がする。記憶はないけれど…。
とにかく、パパは「お医者さんももう子供の事は放っておきなさい、大きいんだからと言ってたから」と慰めてくれた。息子曰く「病気になる前はそんなに干渉してこなかった、病気になって2年ぐらいして動ける様になってから物凄い過干渉になった」と。そりゃあ、病気になる前は理性で抑えていたもん。過干渉で育った子供は自立出来ないと思っていたから、なるべく距離を取って。でも、今は理性が無いから難しい。話していて息子の言葉に「いつか殺されるのではないか」との恐怖感が初めてわいた。狭いうちに息子の休み中ずっと一緒にいるから、つい話し掛けてしまうのだ。息子はニコニコしながら聞いてくれるから調子に乗って長話をしてしまい、それが突然切れたりするから予測不可能で怖い。
<後日談>パパに息子を可哀想だと思えないか、と言われた。「中学の一番親と関わりたい時期に、母親は寝込んでいるし父親は忙しいし、一人っ子のあいつはずっと独りぼっちだった。県営住宅に当選した時も、友達と離れるのが嫌で引越しを中止した事があっただろう。いくら学校へ行けば友達がいるとはいえ、引越しするといつもの友達と遊べなくなってしまって、一人っ子のあいつはゲームにのめり込むしか手が無かったんだ。あいつが自分の事を被害者だと思うのは当然だと思う」って。