天気「雨上がり 空は曇るが 暑くなり」
今日はフィギュアスケートのグランプリファイナルを見たいと思います。まずは男子ショートプログラムから。グランプリシリーズ日本大会(NHK杯)でショート、フリー、合計の世界歴代最高得点を上回る点数を叩き出した羽生結弦選手21歳。もう彼しか見たい選手はいません。始まる前からミスをしないか転倒しないかハラハラドキドキしています。まだ自分の持つ世界歴代最高得点を上回るのにはあまりにも高過ぎる得点なので、それを求めてはいません。が、やはり他を離しての高得点をどうしても期待してしまいますね。では見てみましょう。
羽生選手、やはり緊張があったのか、終わったとたん自分から拍手をして胸を撫でていました。そして気になる得点は、110.95とまたもや自身の持つ世界歴代最高得点を塗り替えました。得点を見て思わずガッツポーズをして心の余裕が出て来たのか、拍手喝采の会場内へ「抑えて、抑えて」という風に手のひらを下げて、そして口に人差し指を当てて「シー」と、次のハビエル・フェルナンデス選手の為にしていました。
そのフェルナンデス選手は羽生選手と同じブライアン・オーサーコーチの門下生の先輩で24歳。このグランプリファイナルが行われている地元スペインの選手です。確か、以前聞いたコーチの話によると「結弦は努力家だがハビエルは天才」だそうです。今回も唯一2大会で優勝してファイナル出場権を得ました。今回はマジ優勝を狙って来た様に私には見えましたが、元々あまり練習をしない選手らしくてジャンプに不安定感がありました。でも、フラメンコの振付けと気迫はすごかったですね。観客も大いに堪能した様です。では、次に女子ショートプログラムを見てみましょう。
帰って来た浅田真央選手25歳は休養していた2年間で大人になったのか、お色気たっぷりの演技に観客の人と同様に私もビックリしました。3回転のアクセルジャンプが成功してホッとしていたら、最後の苦手なルッツジャンプで失敗して終わったとたん「はぁ…」と少し落胆した表情でした。そんなに難しいプログラムでなくてもいいから1位になって欲しいのにぃ。でも、そこが彼女の良い所なんでしょうね。ま、宮原知子選手17歳の様に努力だけで金メダルをかっさらって行く選手は、はっきり言って私は好きではありません。99%努力だったとしても残り1%に才能が有れば良いのですが、100%努力の人では見ていても感動しません。10回滑って10回とも同じでは何も感じません。そう思うのは私だけでしょうか。
話は変わりますが、アメリカのグレイシー・ゴールド選手20歳はいつ見てもまるでおとぎ話から出て来た様な人です。そう、シンデレラみたいに。もう、見ているだけでため息が出ます。機会があったら是非見てみて下さい。では、またフリーを見た時にお会いしましょう。