1月14日(水曜日)

Guppy   2004年1月14日   1月14日(水曜日) はコメントを受け付けていません

天気「粉雪や牡丹雪降り冬景色」

私は両親の愛情知らずで育ちました。兄は義祖父母 (母の伯父夫婦で養父母) に可愛がられていましたから、泣くとすぐオッパイ命令が母に下りましたが、私にオッパイをやっている時はすぐ「いつまでやってるんだ」と怒られたそうです。いつも離れの一室に寝転がらされてばかりいましたから、泣いても誰も来てくれずお腹が空くと指シャブリしていました。だから私は甘え方の知らない、一人遊びの大好きな女の子に育ちました。年に1回お花見に両親と兄だけで出掛ける時は、いつも親にベッタリして写真に写っています。それも小学二年の時まででした。

7歳の時に弟が生まれ皆の関心は可愛い弟に向けられました。私は弟を逆恨みして、坂道で両手を乳母車から離してしまった事があります。その時ひっくり返って出来た傷が、まだ顔にうっすら残っています。でも、そうやっていつも一人で育って来たから、私が大きくなってからは母はよくしっかり者の私に甘えていました。

その母も父が追い出されてから2年後に、義祖母によって追い出されてしまいました。散々こき使われて捨てられるのですから、たまったもんじゃありません。とにかく昔から、誰も義祖母の命令に逆らう事は出来なかったのです。皆、義祖母に振り回されていました。実はその義祖母は精神の病気にかかっていたのに…。不思議な事に、義祖母に可愛がられた兄と弟は大人になってから義祖母の言う事に耳を傾けず、放ったらかしにされ小学生の頃からこき使われた私だけが、義祖母の愚痴を聞いてあげられました。

今、義祖母はどんな思いで老人ホームに居るのでしょう。母を追い出し、可愛がった兄夫婦によってホームに入れられたのです。想像もしなかったでしょうね。自宅で介護を受けられると思っていた様で、よく私に「頼むね」と言っていました。私も兄嫁の交代要員ぐらいならと思っていましたし…。まさか私がこんなへんてこな病気にかかるとは思ってもみなかったから、未来が変わったのかもしれません。それとも兄嫁は最初から義祖母の面倒を見る気は無かったのかもしれません。でも子供はきちんと見ています。いずれ、ご自分も同じ運命になるかも…。