12月27日(水曜日)

Guppy   2023年12月28日   12月27日(水曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「曇り空 寒さ厳しく 明日は晴れ」

夜になって、パパが携帯で誰かにメッセージを書いていました。何となくチラッと見たら相手が私の弟だった様な気がして、夕食後「〇〇に何を書いていたの?」と聞いたらパパが「お前のお母さんが亡くなったそうだ」と。「え?」と聞き返しました。「24日の日曜日に亡くなって、直葬をお願いしたらしい」と。弟からのメッセージの用件は「兄とも相談して自分も相続放棄をするので一応費用は兄が出すから姉も一緒に手続きしてはどうか」との事だったらしい。ああ、またお父さんの時と同じだと思いました。あの時も兄夫婦は負の遺産があるのを前提に事を進めて、結局お葬式を出しても余るほど預貯金があって、それは子である私達が放棄したので寝たきりのお祖母ちゃんが相続したとの事でした。

今度は誰が相続するのでしょうか。母の甥も商売に利用されて借金を背負ってしまい、母だけがとっとと借金取りから逃げた経緯があって放棄するでしょうし、ま、そんな事はどうでも良いのですが、問題はもっと身近な事です。24日に亡くなったのならもっと早く言ってくれれば良かったのに、帰ってきたパパに年賀状を出してきてもらったばかりなのでどうしようと思いました。調べたら、28日までだったら回収出来るかもしれないけど、もしかしたら間に合わないかもしれません。パパは明日仕事の帰りに郵便局へ寄ってみると言ってくれました。そんな事もどうでも良い事なんですが、こういう事を考えたりしている間は泣かなくて済むので。って言うか、涙は枯渇しているのか出ませんが。

24日と言えば2つ目のクリスマスケーキを食べた日でした。パパが「きっと大好きなケーキをもっと食べさせてあげたいと思って食べさせてくれたのかも」と言い、いつもなら欲しくても我慢して買わない私にしては高価な財布を買ったのも「お母さんが買わせてくれたのかもな」と言うから涙声になってしまうじゃない。ふっと1度くらい顔を見せてあげても良かったのかな、とも思いました。でも、電話で声を聞いただけで過剰反応してしまうし、手紙を読んだだけであまりの身勝手さに嫌気がさすし、あんな人でも一応母親なんだと思ったのは、さっきパパに見せてもらったメッセージで私の誕生日をまだ覚えていたという点だけでしょうか。

母が亡くなったと聞いてすぐに思った事は、これでもう手紙が来る事は無くなったという事です。正直ホッとしました。冷たい娘ですよね。親戚からも「本年をもって年始のご挨拶を控えさせていただく」と言われましたもん。でも、息子が母の事を「お祖母ちゃん」と言ったのを聞いて「ああ良かった」と思いました。いつも私がひどい目に遭った話を聞いていたので、それでも息子にとってはお祖母ちゃんなのだから赤の他人ではなくちゃんと「お祖母ちゃん」と呼んでくれてホッとしました。

只今、明け方の4時です。亡くなったと聞いてから8時間経ちました。実家の祖母の時は亡くなったと聞いてからすぐに駆けつけて、帰る時も後ろ髪を引かれる思いをしたというのに、何だか今度は違う様です。パパが「落ち着いてから何処のお墓かお寺か聞いて連れて行ってあげるから」と言ってくれました。「但しあまりにも遠いので夜の車の運転は自信が無いから、お前の乗りたがっていた新幹線か飛行機かになるけど3人で行くとなると高いなあ」と。だね。

朝になりました。パパが起きて来て、私がご飯もお茶も忘れて用意していなかったのをきっかけに「今日は一緒に居た方が良いだろう」とパパお仕事を休んでくれました。一応忌引きにもなるしと息子が言うので。では、続きは今日の日記にて。ご機嫌よう。