天気 「朝は晴れ 昼にはみぞれ 雷も」
今から録画したフィギュアスケート四大陸選手権の男子フリーを見ます。レビューはその後で。
今日はメダル圏内だろう選手+「第2の羽生」だけをピックアップして見ました。まずは「第2の羽生」ですね。ショートプログラム5位の鍵山優真選手16歳。突如全日本選手権で表彰台に乗り四大陸選手権のチケットを手にしました。今大会が世界デビューになります。コーチは父親。親の言う事をちゃんと聞く優等生タイプかな。パパ曰く「フリーの衣装のサスペンダーが古い」って。「まるで佐野稔の時代みたい」だってさw ま、それは置いといて、演技内容はステップシークエンスは長いなあと思っていたらやっぱりレベル3(最高がレベル4)でした。4回転トゥループのジャンプは余裕で跳んでいましたが、最後の3アクセルジャンプ(3回転半)が着氷時に回転が止められず左足をついてしまって、それが出来栄え点(GOE)でマイナスになったくらいかな。後は上出来。本人も終わった瞬間(o’∀’))ゥンゥンとうなずいていました。フリーの得点は179.00(技術点95.28演技構成点83.72)で、ショートプログラムとの合計は270.61でした。
1人飛ばして次はショートプログラム1位の羽生結弦選手25歳。もうそんな歳になったのね。曲は平昌オリンピックの時の「SEIMEI」。衣装は紫系ではなく緑系に新しくなっていました。問題は、規定が変わり当時は4分30秒だった演技時間が今は4分なので30秒削って、ほとんど助走無しのより難しいジャンプ構成になってしまった事かな。案の定、冒頭の4回転ルッツジャンプが着氷に失敗してお手付きして出来栄え点が大きくマイナスになってしまいました。後半の4回転トゥループでも着氷時に沈んだのでとっさに1オイラー3サルコウのコンビネーションジャンプに変更したり、4回転トゥループのコンビネーションジャンプの予定が転倒してソロになってしまったので、次の3アクセル2トゥループのコンビネーションジャンプの予定を3アクセル3トゥループのコンビネーションジャンプにしたり。でも、解説の本田武史先生が修正能力があると褒めていました。ちなみに1オイラーとは、続けて左足から始まるジャンプを跳ぶ為に、着氷した右足から左足へつなぐジャンプ、つまりハーフループジャンプのことです。もっとわかりやすく言うと半回転ジャンプというわけです。話は戻りますが、羽生選手の演技が終わった途端、今まで静かだった会場のあちこちからプーさんのぬいぐるみの嵐となりました。まさかそんなに日本人が居るとは思いもしませんでした。それまで静かだったし。羽生ファン強し、ですね。フリーの得点は187.60(技術点97.32演技構成点91.28減点1.00)で、ショートプログラムとの合計は299.42でした。キス&クライでは暗い表情の羽生が座っていました。ミス3つだからねえ。本人も300点越えなくてヤバイかと思ったそうです。
次はショートプログラム2位、中国のボーヤン・ジン選手22歳。彼を見てパパはとっさに「あ、ブレードが金や」と言いました。聞き返すとスケート靴の刃(エッジ)の事を指していました。やっぱ、関西人って金が好きやねえw ボーヤン・ジンと言えば4回転ルッツというイメージですが、今季はスピンもステップも全てが最高のレベル4でした。演技力も良くなってきたと思いました。残念なのが4回転サルコウジャンプと4回転トゥループジャンプが2回転になってしまった事ですね。4回転と2回転では基礎点が全然違いますから勿体無いですね。というわけでフリーの得点は171.84(技術点88.72演技構成点83.12)で、ショートプログラムとの合計は267.67でした。
最後はショートプログラム3位、アメリカのジェイソン・ブラウン選手25歳。現在羽生選手と同じクリケットクラブに所属していますが、何と誕生日が羽生選手と8日違いだそうです。世界のトップクラスの選手達の中でこんな偶然ってあるもんなんですね。この選手は4回転はまだ1番簡単なトゥループジャンプしか跳べませんが表現力がすごくて、見ている人を魅せてしまうほどの特別な選手なんです。今季も「シンドラーのリスト」で皆にその表現力を発揮しました。残念ながら唯一跳べる4回転トゥループジャンプが2回転になってしまいましたが、それでもフリーの得点は180.11(技術点87.53演技構成点92.58)で、ショートプログラムとの合計は274.82でした。キス&クライでは膝を叩いて喜んでいました。オーサーコーチ等も一緒に喜んでいました。ちなみに演技構成点の92.58は羽生選手より上なんですよ。いかに素晴らしい選手かおわかりになると思います。
では結果発表ーーーーーーーーっ。ドコドコドコドコ(太鼓の音)優勝は、羽生結弦選手でした。2位がジェイソン・ブラウン選手。3位が何と鍵山優真選手。ボーヤン・ジン選手は4位になりました。以上で四大陸選手権のレビューを終わります。次回は世界選手権でお会いしましょう。
<追記> 今日もお風呂に入りました。頭だけ洗いました。体重は66.9キロ。どこまで増えるのでしょうか。(T_T)