10月31日(木曜日)

Guppy   2019年10月31日   10月31日(木曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「秋晴れに 金木犀の 香り嗅ぐ」

とうとう10月も終わりになってしまいましたね。今日は、一昨日の日記に書き足りなかった事を書きます。まずどうして私が1億円の生命保険にかかっていた事がわかったか。それは東京からその保険会社の調査の人が家に来たからです。それで聞いて皆ビックリしたのです。当時私は一人暮らしをしていたので祖母から聞きました。で、兄夫婦と祖母とでこちらの支社へ直談判に行ったのですが、私の免許証を見せて証明しようとしても、担当の方が私の事を否定してあっさりと追い返されたのです。で、どなたかの紹介で警察の多分捜査2課か3課だと思うのですが、行ったのです。そこの課長さんが電話をかけて「そちらでも叩いたらホコリの1つや2つ出るやろう」と言ったらあっさり解決して「もう大丈夫ですよ」と言ってくれました。その証拠に後日その保険会社の人が菓子折を持って家に謝りに来たそうです。祖母がそう言っていました。

それでも、私はまだ母の事を心のどこかで信じていたので、片方の話だけ聞いても不公平なんじゃないかと思ったので、ずっと母に聞いてみたかったのです。その機会が発病前にあったので、電話で聞いてみました。すると、1億の保険に私を入れたのは認めました。ただ、理由は私の結婚相手の母親が保険のセールスマンだったので、持参金代わりに契約をしたとの事でした。母と、いつも一緒にいる男の人と2人で勝手に決めた結婚相手です。しかも、替え玉を用意したのは私が一人暮らしをしていてどこに住んでいるかわからなかったからだと。ショックでしたね。全て兄や祖母の言った通りでした。ただ、その理由は想定外でしたが。でも、契約したその男の人を私は信じていなかったので、母の様に気楽にはなれませんでした。もしかしたら殺されるのではないかと怖かったのは確かですから。当時、母とその男の人対祖母と兄夫婦らは遺産相続の件で裁判で争っていたのですが、私はずーっと蚊帳の外でした。私のこの件が裁判に出ると面倒な事になると言われ、その後もずーっと私は蚊帳の外でした。何か私がしゃべったら困る事でもあるのかしらと、その時は思ったものです。とにかく、それから私は誰も信じられなくなりました。

話がずれましたね。私が発病して記憶喪失になってから、母の事で思い出したのはこの保険の事でした。それからは母の声をパパの電話越しに聞くと過剰反応するし、手紙を読んだ時にはヒステリーを起こしました。あれから何十年も経つのに…。そんな私を息子はPTSDだと言いますし、パパは「いつもの様に、芋づる式に記憶がよみがえっただけや」と言います。ま、多分パパの言う方が合っていると思いますが。ちょっと読み返しているうちに涙声になって来たのでこの件についてはもうお終いにします。