天気 「晴れなのに やっぱり秋ね 肌寒し」
深夜0時を過ぎてカナダのケビン・チェンさんの演奏を聴いていました。他の人の演奏を全部聴く前からこんな事言って良いのかわからないけど、聴き終わった時点で「あ、この人優勝する」と思いました。
だって、他に同じ様に弾けと言われても誰1人として弾けないと思います。とにかく小指が長くて強い。他の指と同じ弾き方をしているのです。指先が反り返るほど練習を積んだのでしょう。「天才とは1%の才能と99%の何とやら」と言いますからね。努力の花が咲いたのでしょう。
さて、前奏曲はまだそつなく弾いていたけれど、次のポロネーズ当たりから左手が速すぎて見えない。他の人は最後の1音は強く弾くのに対して、ケビンのは直前まで強く弾いていたのに最後の1音はペダルを離してからゆっくりと離すのです。
極めつきがエチュード作品10の1から12まで。とにかくメッチャ速くて、そりゃあもう目が回る様でしたよ。でも最後の1音になると、とても丁寧にそーっと弾き終えるのです。
どなたか「ピアノ界の藤井聡太や。天才や」と言っていたみたいですが、本当でしたね。1次予選ではそんなに他と大きな違いを見つけられなかったの。でもさすが審査員の目に狂いは無かったみたい。2次予選でこんなに化けるとは…。3次予選が楽しみです。
今日の収穫はこんな感じかな。それでは皆さん、ご機嫌よう。
