天気 「天気良し 空気は今日も 冷たいが」
また4年ぶりにショパン国際ピアノコンクールの予備予選が始まりました。本当は5年に1度のコンクールなんですが、前回コロナで1年遅れの開催だったので、4年ぶりとなったのです。私は昨夜You Tubeで発見したのですが、4月23日から始まったそうです。
今ライブで聴いているのは中国のワン・ユーハンさんの演奏です。物凄く緊張しているのがわかります。手も顔も小刻みに震えているのです。まずは私の大好きなエチュードOp.10No.1とNo.2を弾いています。で、次はノクターンOp.27No.2、そしてその次はマズルカOp.56No.1で、あれ?これを書いている間に途中で止めてしまいました。どうしたのでしょうか。司会の人が「10分休憩」とだけ言っていたそうです。あー勿体無い。あの一音一音がキラキラ光る音色がもう聴けないとは。
おはようございます。予備予選は日本時間で夕方5時から9時までと深夜0時から4時までなので、この時間はもう既に終わった演奏をYou Tubeで聴く事が出来ます。このコンクールの面白い所は、1人1人の要望に合わせてピアノを交換してもらえる所です。ピアノだけでなくセットの椅子まで交換します。でも相変わらず人気の高いスタインウェイを選ぶ人は多いですね。ピアノの交代無しで奏者が変わる事が多いです。
それにしても中国人が多いですね。人口が多いのと一人っ子政策で育った子達ばかりだからでしょうか。ピアノという高価な習い事をさせている家庭が多いのかもしれません。
晩ご飯が終わってからまた見てみると今度は日本人女性が弾いていました。フォルテの度に椅子からお尻をあげて鍵盤に重心をかけて弾いています。今でもそんな弾き方をする人がいるなんてちょっとビックリ。
私はエチュードOp.10が好きなのですが、パパが「お前は譜面が読めるから見ただけで自分には弾けないとピアノを弾く前に挫折してしまうだろう」って。「モーツアルトの譜面を見ただけでその曲がわかるサリエリみたいに」とね。だよね。発表会で失敗したショパンのノクターン。あの曲の譜面を見ただけで今でも弾けないと思うもん。そう思うとすごいよね。このショパン国際ピアノコンクールに出てくる人達って。
とは言え、あくまでこれは5月4日までの予備予選。本ちゃんは10月なので、今年の秋は楽しみです。ちなみに応募は642件で、その中からこの予備予選進出が決まったのが171名。日本からの出場者は24名。中国からの出場者は67名なので、これは多いはずです。10月になっても予選が続くので、本選へ出場出来るのはこのうちの80名だけなのです。熾烈な戦いですね。
さて、また午前0時から予備予選が始まります。急いで洗い物を片付けなくちゃ。では、ご機嫌よう。