12月21日(土曜日)

Guppy   2019年12月21日   12月21日(土曜日) はコメントを受け付けていません

天気 「買物に 出たら突然 土砂降りに」

今日もフィギュアスケートの第2弾です。珍しくパパが最終グループだけ見せてくれたのです。と言うわけで、今日は出来たてホヤホヤの女子フリーの演技をレビューさせてもらいます。

まずは最終グループの2番滑走から、ショートプログラム4位の樋口新葉選手。冒頭の2アクセルは3アクセルを回避してのジャンプでしたが解説の荒川静香さん曰く「もう1回転出来そうな程の高さと余裕があった」と、次の3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプも荒川さん曰く「高さがあって大きく加点あり」と、そして3サルコウ、スピン、3ループ、コレオシークエンス、2アクセル3トゥループのとてもきれいなコンビネーションジャンプ、3フリップもコンビネーションジャンプの予定だったのですが着氷ミスで出来ずGOE(出来栄え点)で-1.33、そのリカバリーとして最後の3ルッツに2トゥループ2ループを付けてコンビネーションジャンプに、そしてスピン、次はギターの音に合わせて表情も強くまるでカルメンみたいな振りで最高のレベル4を取ったステップシークエンス、でスピンでお終い。すぐに大きくガッツポーズをしていました。フリーの得点は技術点71.35演技構成点67.16で合計138.51。ショートプログラムとの合計は206.61と、何と200点越えしました。いや、これはすごい。

次は3番滑走、ショートプログラム6位の本田真凜選手。冒頭の3ルッツは高さが足りず転倒してGOEは-2.95、その後は2アクセル、手拍子が始まった所で3ループ、2フリップ(基礎点1.80少なー)、スピン、ステップに見えないほど演技力の上手いステップシークエンス、3ループ2トゥループのコンビネーションジャンプ、3フリップ2トゥループ2ループのコンビネーションジャンプ、スピン、(2フリップの)リカバリーで3フリップ、コレオシークエンス、スピンでお終い。後半のジャンプは全て回転不足だった様です。演技とは関係無しに、リンクから出る時いつも礼をしている所が偉いと思いました。キス&クライで可愛いティッシュカバーを見っけ。羽生選手が持っているから皆感化されているのかと思ったらパパ曰く「ブランド名を隠す為や」そうです。なるほど。フリーの得点は技術点51.79演技構成点64.63減点1.00で合計115.42。ショートプログラムとの合計は181.34でした。それを見て本田選手、本田武史コーチと目を合わせニマッとしていました。このお二人さんは別に親戚でも何でもありません。たまたま同じ名字だっただけですのでご注意をw

次は4番滑走、ショートプログラム2位の宮原知子選手。曲は「シンドラーのリスト」。冒頭は2アクセル、3ルッツ3トゥループのコンビネーションジャンプ、3ループの予定が2ループに(基礎点1.70少なっ)、丁寧なスピン、3サルコウ、強烈な目つきでのステップシークエンス、3フリップ2トゥループ2ループのコンビネーションジャンプは全部が回転不足の上サードジャンプはダウングレードに(つまり基礎点が1ループの基礎点になるという事)、でスピン、3ルッツでお手付き、2アクセル3トゥループのコンビネーションジャンプ、コレオシークエンス、曲に合わせたスピンでお終い。全体的にとても丁寧な滑りで、スピンは全て最高のレベル4でしたがジャンプではかなり回転不足で苦戦していましたね。得点が出るまですごく長かったです。フリーの得点は技術点52.23演技構成点69.09で合計121.32。ショートプログラムとの合計は191.43でした。

次は5番滑走、ショートプログラム3位の坂本花織選手。曲は「マトリックス」で衣装もそれっぽいデザインでした。冒頭は3アクセルの予定でしたが2アクセルに、3フリップはコンビネーションジャンプの予定が高さが足らず単独に、3ルッツ、3サルコウ、手拍子が始まった中でのステップシークエンスは最高のレベル4に、スピン、3ループ3トゥループのコンビネーションジャンプの着地ミスでGOEは-1.37、2アクセル3トゥループのコンビネーションジャンプでは転倒でGOE-2.10、スピン、また手拍子の中でコレオシークエンス、3ループ2トゥループのコンビネーションジャンプもファーストジャンプがオーバーターンしてしまいGOEで-1.08、最後スピンでお終い。終わった途端、手で顔をおおい泣きそうでした。後半3本の1.1倍のジャンプが全てGOEで-になったのは痛いよね。泣きたくなる気持ちがよくわかります。フリーの得点は技術点50.73演技構成点68.58減点1.00で合計118.31。ショートプログラムとの合計は188.26でした。

最後は6番滑走、ショートプログラム1位の紀平梨花選手。冒頭は4サルコウの予定でしたが3サルコウに、3アクセル3トゥループのコンビネーションジャンプで回転不足、両手を上げての3フリップ、スピン、3アクセル、解説の荒川静香さん曰く「丁寧な」ステップシークエンス(私にはお釈迦様みたいな振付に見えますがw)、3フリップ2トゥループのコンビネーションジャンプ、2アクセル2トゥループ2ループのコンビネーションジャンプ、スピン、コレオシークエンス、両手を上げての3ループ、最後のスピンの途中で既に拍手喝采の中お終い。もうほぼノーミスに近い演技でした。ジャンプは全てGOE+で、スピンもステップも全て最高のレベル4でした。会場はスタンディングオベーションで、濱田美栄コーチは跳んで喜んでいました。フリーの得点は技術点81.62演技構成点73.60で合計155.22で、ショートプログラムとの合計は229.20でした。技術点で2位とは10点以上離しての優勝です。優勝した選手は自動的に世界選手権に出場が決まります。やっぱ、最低でもこれぐらいの得点が取れないと世界とは渡り合えないと思います。グランプリファイナルでも6人中4位でしたからね。

結果発表です。優勝は紀平梨花選手、2位は樋口新葉選手、3位は何とジュニア代表の川畑和愛(かわばたともえ)選手でした。今17歳の高校3年生で、得点は193.96(ショートプログラム65.53フリー128.43)でした。ほぼノーミスに近い演技だった様です。宮原知子選手は4位、坂本花織選手は6位、本田真凜選手は8位になりました。皆さんお疲れ様でした。今日はゆっくりと休んで下さい。私も休みます。ほな──(=゚ω゚)ノ──ッ