天気 「晴れたのに また曇り空 でも暑し」
卓球女子、福原愛選手の試合を見ました。まずは準々決勝、シンガポールのロンドンオリンピック銅メダリスト、フォン・ティエンウェイとの試合。これはラリーの末ようやくのストレート勝ちでした。しかし準決勝はロンドンオリンピック金メダリストの中国、李暁霞(リ・シャオシャ)選手が相手。試合が進むにつれて福原選手は段々元気が無くなって余裕の無い試合で早々に終わりました。結果は4回戦までとは反対に福原の方がボロボロのストレート負けでした。見てたら何か愛ちゃんの幼児の頃の泣き顔の様な顔をしていました。勿論、もう大人ですから泣きはしませんでしたが。で、3位決定戦は北朝鮮のキム・ソンイ。石川佳純がボロ負けした相手でした。見ていると、どんなに長いラリーになっても最後はネットに球を引っ掛けさせて自分の加点にするという嫌らしいやり方をする選手でした。結果、愛ちゃんは1ゲームはとったのですが4ゲーム先取されて4位になってしまいました。でも、愛ちゃんのお陰で卓球が面白く見られました。ありがとう、愛ちゃん。
次は男子体操の個人総合決勝戦を見たいと思います。日本からは内村航平と加藤凌平が出場しました。床もあん馬も文句無しでした。つり輪では内村選手がピシッと止める所は止めて微動だにしない演技でした。が、次のウクライナのベルニャエフ選手の方が美しかったとして内村選手は14.733点だったのに、この選手は15.300と15点を越えました。跳馬では場内がシーンとしている中、内村選手はクルクルひねって着地でキチッと止めて15.566だったのに、ベルニャエフ選手は反対に最後の着地でひねりが一つあって15.500でした。加藤選手は中国のトゥ・ショテイと同じ技でしたが、加藤選手は着地で1歩出たせいか15.058でトゥ選手は15.266でした。平行棒ではベルニャエフ選手が最後のひねる着地で1歩あったがそれ以外ミス無しで何と16.100。加藤選手はこの平行棒で着地失敗してしかも技はD難度づくしで14.900とトップメンバーから落ちてしまいました。内村選手も着地で前に一歩出て15.600と、トップのウクライナのベルニャエフ選手との差は0.901になっていました。そして最後の鉄棒で加藤選手は難度の高い演技の途中で落ちてしまいました。ここへ来てようやくメダル争いが内村選手とベルニャエフ選手との一騎打ちとなりました。内村選手は会場中が見守る中、大技の手放し技を沢山入れてピシッと着地を決めて15.800を出しました。一方、ウクライナのベルニャエフ選手は着地で1歩動いたのが減点になって14.800となりました。演技が終わったとたんこの選手は自分が負けた事に納得していました。というわけで、この最後の選手の結果が出て、ようやく内村選手の優勝が決まりました。2人の合計は、内村選手92.365でベルニャエフ選手は92.266でした。最後の鉄棒で痛めたのか、内村選手はずっと腰に手を当て顔をゆがめていました。大丈夫かなあ。まだ種目別戦があった様な気がするのですが。
パパが言うには、外国人記者が金メダルを取った内村選手に「審査員に気に入られているのではないか」と言ったところ、銀メダルを取ったウクライナのベルニャエフ選手がその記者に怒ったそうな。やっぱり今でもスポーツマンシップってあるんですね。何か良いっすね。