7月 5日(月曜日)

Guppy   2010年7月5日   7月 5日(月曜日) はコメントを受け付けていません

天気「寒いかな今日は1日曇り空」

今日は私の子供の頃の話をします。

実は、私の実家ではツツジが咲く頃になると、毎年決まってトグロを巻いた大きなヘビが出ました。その事を覚えていたせいか、夢の中に白いヘビとなって出て来るので、その頃うちへよく来ていた霊媒師さんにお話したところ、どうやらそのヘビはうちを怨んで死んでいったご先祖様だと言うのです。

その昔、私のじーちゃん(正確には私の母の伯父で母の養父)が生まれる前、じーちゃんのばーちゃんの妹が2度にわたって婚家先から返されてうちの手伝いをしていたのですが、年をとってすっかり働けなくなってから鶏と一緒の部屋に寝かされ、食べ物もろくに与えられなかったそうで、他の家人がこっそりとおにぎりを届けていたそうな。でも、とうとう亡くなってしまい、うちへの恨みからヘビになってその部屋の前のツツジに住み着いて、跡継ぎの男の子が産まれるとは呪い殺していたとのお話でした。

私のばーちゃん(じーちゃんの妻です)は、じーちゃんのお姉さんが嫁いだ家のお嫁さんから「そんな人が居た話をばーちゃんから聞いた事がある」と聞いてビックリしたそうです。しかも何と、おにぎりを届けていたのはまだ子供だったそのばーちゃん本人だったとか。実際女の子は産まれても何とも無いのに、何故か男の子だけは産まれたら生後間もなく死んでいったそうで、うちのじーちゃんは3人目の男の子でした。大事に大事に育てられ、それでも毎日出るタンにはまるでヘビの舌の様な血が混じっていたらしく、病弱と言う事で戦争にも行かずに済んだほどでした。

その話を聞いた時、同時に恨みをとく方法として「毎日卵1個と水?をその部屋の前にお供えする様に」とか言われた様な気がします。うろ覚えですが。そしてヘビが出なくなって、どれだけかしてから「もう大丈夫ですよ」と言われ、神棚をおまつりする事になりました。その後、ヘビの呪いをといたせいかじーちゃんは80近くまで長生きしました。でも、そのヘビの舌の様な血の混じったタンがどうなったのかは聞きそびれてしまいました。おしまい。

もしかして、2度にわたって婚家先から返された理由は私と同じ精神病だったりして。昔の風習の残っている家に嫁がなくて良かったです。パパだから私はここに居るのだから。