天気「暖かく満開の花あちこちに」
弟のブログを読んで昔の事を思い出した。小学校へ入学したばかりの息子の為に算数セットの名前書きをしていて、同じ事をしていたであろう自分の母親に感謝したいと書いていた。
弟は知らないのだろうか。私達の母親は、詐欺師にだまされて養子だった夫を離婚して追い出し、自分の養母と長男夫婦相手に法廷で財産争いをして、実の娘である私をその詐欺師の養女にしたり、私の替え玉を立てて私に１億円の生命保険をかけたりする様な人だったという事を。（実際の契約者と受取人はその詐欺師だが）この生命保険の事は、発病する前に電話で聞いて確かめた事があった。母は言い訳をしていたが、母親として立ち会ったのは事実だったらしい。その事を、弟にも話した事があったはずだと思うのだが、やはり実際にそんな目に遭わなかった弟には理解出来ないのだろうか。今は、弟だけが母と付き合いをしている様だが。私はそのブログを読んで泣き出してしまった。発病する前までは母親代わりをしていたつもりだったのに、結局弟には何も伝わっていなかったのだなと思って。悔しい。涙があふれてたまらない。「医者から昔の事は思い出さない様にと言われているだろう」と夫に注意されたが、一つ思い出すと次から次へと当時の事が思い出されて来て涙が止まらないのだ。
はあ、ようやく涙腺が止まった。上に書いた保険の話は、私がまだ２１才の頃の話だ。当時の１億円と言えば、一家の大黒柱である父親でも入らない高額の保険である。月々の保険料は１０万円だったとか。健康な若い娘の為に毎月払い続ける人などいないと思う。何の為に払い続けるのか。その目的を考えると、今でも当時の怖さを思い出して震えが来る。ま、実の弟でさえ甘くとらえているのだから、これを読んでいる皆さん方が「ほんまかいな」と思うのは無理も無い事だと思う。実の母親が実の娘に。普通はしない事ですからねえ。（ここ『相棒』の水谷豊風に）でも、世の中にはそんな親もいるのだという事、「まさか～」と思う皆さんは恵まれて育ったのだという事を知っておいて欲しい。
＜追記＞今日の診察で、眠剤を増やすかどうか悩んでいたみたいだけど、もう少しこのままでという事になりました。それから、「血液検査を受けているか」と問われて「受けていない」と答えたら、肝硬変になったら大変だから健康診断を受ける様に注意された。そういやあ、私、Ｃ型肝炎抗体＋だった。忘れてた。（汗）１人では行けないので、パパの都合にあわせてとカレンダーを見たら、来月になりそう。行けるかなあ。