天気「屋根に雪道はみぞれで冬景色」
以前、お葬式で躁状態が悪化した人を何人かでメールを使って抑えた事があった。その時のお礼のメールが届いた。あれから1年になると言うが、もっと大昔の様な気がする。その後入院して今では鬱状態だと言うが、結構安定している様だった。この病気にかかる人は『お節介屋さん』が多いが、思えばそれが顕著に現れた一件だった。私などその時っきりで、後にも先にも何の交流もしていないのに、たまたま掲示板を見て発見し、お節介ながら朝までメールを送り続けた。まさに一期一会そのものである。こうやって忘れた頃にメールが届くと、有り難くて涙がチョチョギレる想いがする。パパとの結婚もそうだ。私は大阪から出てきて間もないパパを、寮まで送って行っただけである。一期一会のつもりだった。それが毎日会う事になり…、それでも友達になっても結婚相手だとは思ってもいなかった。でも何かで後ろから押される様にして結婚に至った。あの時の出会いから17年も経つが、今でも何が何だか分からなくなる。一期一会のつもりがそうではなくなり、そんなつもりは丸々無いのに一期一会になってしまう。人生とは何と不思議なものだろう。パパの好きな映画の台詞で言えば、『人生とはチョコレートの箱の様な物、蓋を開けてみるまで分からない』である。