天気「五月晴れ心の奥は雨曇り」
いつも見に行く掲示板で、病人同士の論争が続いている。昨日は、匿名でも良いからある一人の人物を出入り禁止にする為の署名運動が行われていた。私は初めてその人物が他の掲示板に来た時から、その人が好きではなかった。第六感で嫌悪感がわき上がってくるので、その時からそこの掲示板では書き込みするのを止めた。同じ理由で他に新しくできた掲示板にも書き込みはしなくなった。何か昔の過激派グループに居そうな人物で、関わるのが怖かったから…。何故みんなが親切な人と思い込んでいたのか、私には理解不能だった。思っていた通り、その人は過激でしつこくつきまとう様な人物だった。それで病気が悪化した人が続出した。んで、今回の署名運動にまで発展したのだ。私は思わず匿名で「私も嫌いです」と書き込んでしまった。でも、ものの五分でそのコメントを削除した。何故かというと、『小さな親切、大きなお世話』が私たち病人の病前性格だったのを思い出したから。私も時々家族に大きなお世話をやいて喧嘩になってしまう。同じお節介野郎だから、私には彼のお節介を非難出来ない事に気付いた。だからすぐに削除した。元々、彼の出入りする掲示板では書き込みをしなかったので迷惑をかけられた当事者でもないし、私には署名運動に参加する資格は無いとパパからもお叱りを受けた。それに正直に言うと匿名は性に合わないし、掲示板上でいくら匿名にしても私が書き込んだことはパソコンに詳しい人ならすぐにばれてしまうから、それも怖かった。やっぱり対人恐怖状態の今の私には、これがきっかけでその人と関わってしまうのを恐れたのです。自分が小心者なのは百も承知。でも昔から『君子危うきに近寄らず』と言いながら、ついつい近づいてしまって発病した身としては、みんなに何と言われようとその人とは一切関わりたくはない。その人が、いつも行く掲示板に出没しなくなったらまた遊びに行きたいと思っています。